- 2023-4-7
- 旅行 プレスニュース
東京・渋谷ヒカリエや、神奈川県内で。見て・買って・食べて・笑って… “神奈川らしさ” を体験できる企画が盛りだくさん!
リリース発表日:2023年4月7日 13時20分
4月7日(金)より本誌の先行発売が始まるほか、出版を記念した展覧会や編集部によるトークショー、郷土食を味わうイベントや落語会など、本誌を立体的に楽しめる連動企画を東京の渋谷ヒカリエや神奈川県内でも開催していきます。様々な体験を通して、神奈川県の個性を伝えます。
「文明」から「文化」へ。未来にひらく、神奈川の港。
日本を代表する国際港湾都市・横浜に限らず、広い範囲に及んでいた“ハマっ子”気質。東海道や、大山街道、温泉郷、古都、芸術村、軍港……神奈川県は、港や都心からもほど近く、どの地域にでもよそ者を受け入れる寛容さがあった。それは、世界に繋がる“大きな海”で、いつでも帰りを迎え入れてくれる“母港”のよう。
表紙 『クイーン・メリー2』ありあけ横濱ハーバー/柳原良平(1931年-2015年)
生粋の船好きとしても知られ、横浜市山手に住んだイラストレーター・柳原良平さん。開港百六十余年、世界の窓口として進んできた日本の前衛都市・横浜の偉大さと、柳原さんが描く船や人物に表れる愛しさが、この2か月にわたる取材の中で、次第に“神奈川らしさ”に繋がっていきました。ありあけの銘菓「横濱ハーバー ダブルマロン」のために描き下ろした作品は、すべての神奈川県民にとって、“人生という航海”の一場面のようで、航路は違えど、その行き先は一緒で、輝かしい未来なのでしょう。
『d design travel』編集長 神藤秀人
- 『d design travel KANAGAWA』概要
定価 2,900円(税込3,190円)
出版元 D&DEPARTMENT PROJECT
全国発売日 2023年5月12日(金)※3/23(木)よりD&DEPARTMENT webサイトにて先行予約開始、4/7(金)よりd47及びD&DEPARTMENT各店ほかにて順次先行発売開始。
様式 B5変形判、192ページ、フルカラー、日英併記
販売場所 全国の書店・ライフスタイルショップ・ミュージアムショップ・Amazon・D&DEPARTMENT各店
表紙 『クイーン・メリー2』ありあけ横濱ハーバー/柳原良平(1931年-2015年)
特集ページ https://www.d-department.com/item/D_DESIGN_TRAVEL_KANAGAWA.html
- 『d design travel KANAGAWA』のつくり方、たのしみ方
1、地元住民や、旅・デザイン好きの一般参加型による編集スタイル
昨年11月、神奈川県で、公募で集まった参加者25名と「神奈川らしさ」をディスカッションし、取材候補地を挙げる公開編集会議で制作をキックオフしました。その後もSNSで制作過程をシェアしながら、県内外からリアルタイムで情報を寄せていただきました。
2、まずはいち旅人として体験する、覆面取材
11月から約3ヶ月間、編集長が現地に住み込み、通い、300箇所以上を訪れ、暮らすように県内を巡り、実際に体験し感動したものだけを選定。選定後に初めて取材申し込みを行いました。
3、“体験してこそ”の神奈川号
東京・渋谷ヒカリエにあるd47や神奈川県横浜市のBankART KAIKOなどで、展覧会やトークショー、落語会など、本書だけに留まらない様々な企画を展開します。
- d design travel 編集、7つの考え方
1. 必ず自費でまず利用すること。実際に泊まり、食事し、買って、確かめること。
2. 感動しないものは取り上げないこと。本音で、自分の言葉で書くこと。
3. 問題があっても、素晴らしければ、問題を指摘しながら薦めること。
4. 取材相手の原稿チェックは、事実確認だけにとどめること。
5. ロングライフデザインの視点で、長く続くものだけを取り上げること。
6. 写真撮影は特殊レンズを使って誇張しない。ありのままを撮ること。
7. 取り上げた場所や人とは、発刊後も継続的に交流を持つこと。
- 取材対象選定、5つの考え方
1. その土地らしいこと。
2. その土地の大切なメッセージを伝えていること。
3. その土地の人がやっていること。
4. 価格が手頃であること。
5. デザインの工夫があること。
- 主な内容:dマークレビュー
『d design travel』最大の見どころ。観光、レストラン、買い物、カフェ、宿、人、の6つのカテゴリーごとに最大4箇所ずつ厳選し、その土地を代表する、ロングライフなスポットや取り組みを掲載しています。
【観光】その土地らしさを感じる観光スポットで、メッセージ性があり、長く続いている場所。
1、小田原文化財団 江之浦測候所(小田原市)
2、生田緑地(川崎市)
3、横須賀美術館(横須賀市)
4、湯河原惣湯 Books and Retreat(足柄下郡)
【レストラン】地域の食材を使い、地元の人がやっていて、美味しいだけでなく、デザインを感じる食事処。
5、熊澤酒造(茅ヶ崎市)
6、くろば亭(三浦市)
7、ながや(小田原市)
【買い物】地域の特性を活かしたお土産を購入できる店。
8、OTA MOKKO(小田原市)
9、鎌倉市農協連即売所(鎌倉市)
10、巧藝舎(横浜市)
11、studio fujino(相模原市)
【カフェ】伝えたいメッセージを持つオーナーによる、その土地らしいカフェやバー。
12、茶寮 石尊(伊勢原市)
13、THE BANK(鎌倉市)
14、ミサキプレッソ(三浦市)
15、カフェ ヴィヴモン ディモンシュ(鎌倉市)
【宿】その土地らしさを体験できる建築やサービスによる宿泊施設で、価格も適正であるホテルや旅館。
16、ホテルニューグランド(横浜市)
17、富士屋ホテル(足柄下郡)
18、石葉(足柄下郡)
19、hotel aiaoi(鎌倉市)
【人】地域のキーパーソンで、文化創造や地域活性に繋がる活動を積極的に行っている人物。
20、川口瞬(真鶴出版)
21、ミネシンゴ(アタシ社)
22、細淵太麻紀(BankART1929)
23、永井宏
- 特集例
・神奈川県らしい風景から学ぶ─真鶴町の『美の基準』
真鶴町には、1993年制定された、通称「美の条例」によって、美しい町並みが残っています。土地を造成する際のルールや手続きを定めることで、無闇やたらな開発を防ぐようなもの。中でも、特筆すべきものだったのが、『美の基準』です。それは、具体的な数値などではなく、“心を入れるもの”と言われ、冊子上にもまとめられています。そんな『美の基準』について、真鶴出版の川口瞬さんにお話を伺いました。
・神奈川県のロングライフスポーツ大会─わかりやすい箱根駅伝
今でこそ日本の正月の風物詩、ロングライフなスポーツ大会として知られる「箱根駅伝」ですが、実は、そのコースの8割以上が神奈川県なのです。編集部は、まさに選手が走る国道1号線を何往復も(車で)走って、歴史、文化、地域性など、今まで気づかなかった箱根駅伝の魅力に引き込まれました。イラストレーターの辻井希文さんのイラストとともに、楽しく簡潔にご紹介。これで、来年の箱根駅伝は10倍面白いはず。
・神奈川県の“らしさ”をつくる人─柳原良平とヨコハマ
高度経済成長当時、1日の疲れを癒すサラリーマンの心情を代弁した「アンクルトリス」。戦後間もない日本に生まれ、長きにわたり愛され続けてきたサントリーウイスキートリスの広告キャラクターです。お馴染みの名キャッチコピーも相まって、もはや国民的で、今もなお世代を超えて愛され続けています。そして、そのキャラクターの生みの親こそ、無類の船好きでも知られるイラストレーター・柳原良平さん。人生の半分以上を横浜で過ごし、誰よりも「横浜」と「港」を愛した人でした。
- 連載
・深澤直人(プロダクトデザイナー)/ デザイナーのゆっくりを聞きたい 第50回「自分というふつう」
・高木崇雄(工藝風向 店主)/ 47都道府県の“民藝” 第21回、神奈川県「港」
・坂本大三郎(山伏)/ 47都道府県にあるロングライフな祭り 第22回、神奈川県「山とギャンブル」
その他、編集部が見つけたその土地では当たり前となっている独特な習慣を紹介する「神奈川のふつう」や、「神奈川定食」 開発から感じた県独自の食文化、滞在取材を経て見聞きし体験したその土地らしさを綴る「編集部日記」など、掲載地はおよそ70箇所。さまざまな切り口から“神奈川らしさ”を伝えます。
- 連動企画:神奈川号を立体的に楽しめる企画を東京の渋谷ヒカリエや神奈川県内で開催し、様々な体験を通して、神奈川県の個性を伝えていきます。
1. 本誌を立体的に表現する展覧会「d design travel KANAGAWA EXHIBITION」
編集部が徹底取材した“その土地らしさ”を、現地で実際に使用されている仕事道具や備品、装飾品などを展示して再現し、誌面だけでは収まりきらない現地の魅力を立体的に伝えます。誌面から飛び出したような数々の展示品の独自のデザインから、編集部が、歩き、見聞きし、学び、食べた“神奈川の今”を感じ取って、その魅力を再発見し、実際に神奈川県を旅したくなるきっかけをつくります。
会場では全国発売に先駆け「神奈川号」を先行販売する他、本誌編集部が取材を通して出会った、本音でお薦めしたい神奈川県のおみやげをはじめ、d47 MUSEUMがセレクトした神奈川県が誇るものづくりを紹介、販売する「神奈川物産MARKET」を開催します。箱根の寄せ木細工や小田原の木製品、中華街でも愛用されている鉄鍋などのプロダクトから、クラフトビールや地酒、魚介の加工品などの美味しい手みやげまで、神奈川県が誇るものづくりから、約200品目が一堂に集合します。併設のd47食堂の新メニュー「神奈川定食」も合わせて、本を読み、展示を見て、商品を手にとり、郷土料理を食べ…と、神奈川の魅力を五感を通して感じられる企画です。
名称 d design travel KANAGAWA EXHIBITION
会期 2023年4月7日(金)~ 6月26日(月)12:00~20:00(入館は19:30まで)※6/6(火)~6/7(水)のみ休館
会場 d47 MUSEUM(ディ ヨンナナ ミュージアム)東京都渋谷区渋谷2-21-1渋谷ヒカリエ8階
入場料 ドネーション形式(会場受付・来場者が入場料を決める自由料金制)
お問合わせ 電話 03-6427-2301(d47 MUSEUM)/ URL https://www.hikarie8.com/d47museum/
主催 D&DEPARTMENT PROJECT
特別協賛 渋谷ヒカリエ Creative Space 8/
2. 郷土の味をぎゅっと詰め込んだオリジナルメニュー「神奈川定食」が新登場。「神奈川をたべる会」の開催も。
d47食堂の料理人が神奈川県を旅して、名物や伝統料理を食べ歩き、生産者に取材して開発した定食が、期間限定で登場。シュウマイ、マグロの角煮、けんちん汁、小田原の十郎梅や蒲鉾、落花生の煮豆など。旅人や異文化を受け入れた寛容な神奈川県ならではの、独創的でハイカラさがある「神奈川定食」は、併設のd47食堂で、実際にご賞味いただけます。6月11日(日)には、神奈川ならではの食を堪能できる「神奈川をたべる会」も開催します。
提供期間 2023年4月7日(金)~ 6月22日(木)水曜休(祝日の場合は営業)
価格 ¥2,200(税込)
場所 d47食堂(渋谷ヒカリエ8F)
電話 03-6427-2303
※仕入れ状況などにより期間や内容は変更する場合があります。
※d47食堂は水曜定休となります。また、提供期間は展覧会の会期とは異なります。
d47食堂レポート|「神奈川定食」がはじまります。
https://www.d-department.com/item/DD_TEXT_REPORT_44735.html
3.神奈川県をテーマにした創作ご当地落語を披露「d47落語会 神奈川県」
d47落語会は本シリーズと連動し47つのご当地落語を創作するプロジェクト。第28作目となる今回は神奈川県がテーマです。落語家・柳家花緑が、脚本家・藤井青銅の書き下ろしとなる神奈川落語を、洋服で椅子に座り現代の言葉で演じる「同時代落語」のスタイルで披露。『d design travel』発行人のナガオカケンメイと編集長の神藤秀人を聞き手に、2人が神奈川落語の誕生秘話を語るアフタートークと合わせて、神奈川の魅力を笑いを通して感じられる企画です。
名称 d47落語会 第28回「神奈川県」
日程 2023年4月、2夜限定
場所 4月7日(金)東京会場(渋谷ヒカリエ8F・COURT)
4月14日(金)神奈川会場(横浜市馬車道・BankART KAIKO)
時間 両会場ともに19:00開演(18:00開場)
参加費 前売券¥3,630(税込)、当日券¥3,850(税込)
演目 古典落語1席、新作・神奈川落語1席、アフタートーク
出演者 柳家花緑、藤井青銅 聞き手 ナガオカケンメイ、神藤秀人
お問合せ 03-6427-2301(d47)
d47落語会webサイト https://www.d-department.com/item/D47_RAKUGO.html
4.神奈川号のキーマンによるスペシャルトーク、神奈川号制作の舞台裏を知る「d design travel show」
神奈川県からゲストをお迎えして、彼らの活動をご紹介し、神奈川の“らしさ”を紐解きながら、神奈川県への旅の魅力をお伝えします。そして編集長による『d design travel KANAGAWA』の取材秘話を交えたトークやミュージアムツアーも行います。また、イベント参加者限定で、特別に神奈川県の地酒や、食を体感する機会もご用意しています!ぜひ、トークと合わせてお楽しみください。
名称 d design travel show KANAGAWA
日時 2023年4月15日(土)13:00~16:30
会場 COURT(渋谷ヒカリエ8F)
参加費 TALK1|¥1,500(税込)、TALK2|無料
お問合わせ 電話 03-6427-2301(d47 MUSEUM)
URL https://www.d-department.com/item/DD_EVENT_44495.html
- 『d design travel』とは
2009年創刊し、これまでに31都道府県を発刊。毎号、地域住民との公開編集会議を皮切りに、約2ヶ月間の現地取材を行います。各号の取材と、東京と特集県とで連動する企画を通して、47都道府県の独自の個性を改めて整理し発信することで、日本各地にあるその土地らしいクリエイションを見つめ直し、その価値を継承する意識を持つきっかけを与える、これまでのトラベルガイドには無い機能をもつ書籍として展開しています。
1.北海道、2.鹿児島、3.大阪、4.長野、5.静岡、6.栃木、7.山梨、8.東京、9.山口、10.沖縄、11.富山、11-2.富山2、12.佐賀、13.福岡、14.山形、15.大分、16.京都、17.滋賀、18.岐阜、19.愛知、20.奈良、21.埼玉、22.群馬、23.千葉、24.岩手、25.高知、26.香川、27.愛媛、28.岡山、29.茨城、30.福島、31.三重
※鹿児島と静岡は増補改定版を、東京は改訂版を、初版後それぞれ出版。富山号はvol.2も出版。
デザイン観光ガイドブック d design travel
https://www.d-department.com/item/DDESIGNTRAVEL.html
- 『d design travel KANAGAWA』は、クラウドファンディングを実施しました。
このシリーズの本質は、単なる旅行ガイドではなく、旅を通して「地域で頑張っている企業やお店の姿を伝えていく」こと、そして「地域の“らしさ”や“個性”を守ろうと呼びかけていく」ことにあります。ただ資金を調達するだけの手段ではなく、ロングライフデザインを応援しようと同じ方向を目指す仲間とコミュニティをつくり繋いでいくことを目的として、本書の活動を必要としてくださる方々をサポーターとして募り、2022年11月11日(土)から12月26日(火)の期間で、のべ383人・総額5,297,500円のご支援をいただきました。詳しくは以下URLよりご覧ください。
https://readyfor.jp/projects/d-kanagawa
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D&DEPARTMENT PROJECT(ディアンドデパートメントプロジェクト)
2000年にデザイナーのナガオカケンメイによって創設された「ロングライフデザイン」をテーマとするストアスタイルの活動体。現在は国内外に11店舗(北海道、埼玉、東京、富山、三重、京都、鹿児島、沖縄、韓国・ソウル、韓国・済州、中国・黄山)を展開。47都道府県に1か所ずつ拠点をつくりながら、全国的な規模で「息の長いその土地らしいデザイン」の発掘と紹介をしている。2009年『d design travel』創刊、2012年渋谷ヒカリエ8階に日本初の47都道府県のデザイン物産ミュージアム「d47 MUSEUM」をオープン。併設の「d47 design travel store」「d47食堂」と連動し、立体的に日本を伝える新しいスタイルを創造。物販、飲食、出版、観光を通して47の日本の“らしさ”を見直す活動を展開している。
https://www.d-department.com/
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