- 2023-4-14
- 旅行 プレスニュース
泰平の江戸時代、阿波国を治めた蜂須賀家15代の殿様に焦点をあてた企画展
リリース発表日:2023年4月14日 15時48分
泰平の江戸時代、殿様たちはどのように暮らしたのでしょうか。天正13年(1585)以来、阿波国を治めた蜂須賀家15代の殿様に焦点をあて、殿様の業績や人となりを探りながら、江戸時代について考えていきます。
企画展「殿様の江戸時代‐蜂須賀家十五代‐」
会 期 令和5年4月15日(土)~6月18日(日) 52日間
会 場 徳島城博物館企画展示室
■記念講演会 「蜂須賀家十五代 とっておきの話」
と き 5月27日(土)13:30~15:00
講 師 根津寿夫(当館館長)
会 場 徳島城博物館講座室
定 員 約50人(当日受付)
■展示解説
と き 4月29日(土)・5月20日(土)・6月11日(日)各日14:00~15:00
講 師 根津寿夫(当館館長)
■館長 プロフィル
【根津寿夫(ねづひさお)】
経 歴 昭和39年(1964)東京都に生まれる。
平成2年(1990)明治大学大学院文学研究科(史学専
攻)博士前期課程修了(文学修士)。
同年、徳島市教育委員会に学芸員として採用される。博物
館建設準備室に配属。
平成4年(1992)徳島城博物館の開館とともに学芸員(歴
史資料担当)となり、展覧会や講座等の企画・運営にあた
る。
平成15~16年国際日本文化研究センター共同研究員。
平成29年、館長就任。
令和4年、市史編さん室長兼務。
専 門 日本近世史・徳島地域史
主要論文 多数
代表的な論考は以下のとおり
「徳島藩蜂須賀家の参勤交代」(『地域社会と権力・生活文化』、徳島地方史研究会、2020年)
「大坂の陣と徳島藩―武威の伝統と藩社会―」(徳島地方史研究会『史窓』47号所収、2017年)
「徳島藩蜂須賀家の「奥」-正室・こども・奥女中-」(徳島地方史研究会『史窓』38号所収、2008年)
ほか
チラシ裏
徳川秀忠感状
大鎧
法螺貝
万延大判金
柳水車図板戸
【徳島市立徳島城博物館】
平成4年10月、徳島藩と藩主蜂須賀家の歴史・美術工芸資料を収集し展示する博物館として開館。徳島城博物館の名称は、蜂須賀家の居館であった徳島城跡地に建設されたことに因む。江戸時代の御殿をイメージした書院造り風の建物。
常設展では、江戸時代末期の安政4年(1857)に建造された徳島藩御召(おめし)鯨(くじら)船(ぶね)千(せん)山(ざん)丸(まる)(国指定重要文化財)や縮尺50分の1の「徳島城御殿復元模型」の他、常設第2展示室「大名のくらしと文化」では、大名蜂須賀家の美術工芸資料を常に鑑賞することができる。1年間に6回の展覧会に加えて、各種イベントを行っている。詳しくは下記へ。
ホームページ:https://www.city.tokushima.tokushima.jp/johaku/
【徳島藩主蜂須賀家】
尾張国海東郡蜂須賀村(愛知県あま市)の豪族。正勝が織田信長、豊臣秀吉に仕え、天正9年(1581)播磨国龍野城主で5万3千石の大名となった。正勝の子、家政も秀吉に仕え、天正13年(1585)の四国攻めの後、阿波国で17万5700石の大名。慶長5年(1600)の関ケ原合戦では、当主家政は隠居、嫡子至鎮が義父徳川家康に従い参陣し、戦後、阿波国の領有を認められた。慶長20年(1615)、大坂の陣の功績により淡路国を与えられた。これにより、蜂須賀家は、阿波・淡路両国25万7千石と四国最大の大名になった。
最後の藩主、14代茂韶(もちあき)は、明治期、外交官・政治家・企業家として活躍し、東京府知事、貴族院議長などを務めた他、渋沢栄一とともに企業の設立に尽力した。
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