- 2023-4-25
- 旅行 プレスニュース
〜海水製造プラントの常設展示や広大な海の世界を再現したデジタルアートを導入〜
リリース発表日:2023年4月25日 10時00分
『AOAO SAPPORO』は、札幌市営地下鉄「大通駅」から徒歩3分、札幌市電「狸小路駅」から徒歩1分の狸小路商店街に面した複合商業施設「moyuk SAPPORO」の中心施設として2023年7月20日(木)にオープンします(「moyuk SAPPORO」と同時オープン)。
“生命のワンダー 〜みえないものがみえてくる〜”をテーマに、生物たちの営みを観察することを通じて、地球の多様性を感じることのできる展示施設を目指します。
3つのゾーンで構成された館内では、ペンギンなどの生物展示に加え、水族館の裏側であるバックヤードの公開や、広大な海の世界にいるような没入感を味わえるデジタルアート、熱帯の緑が豊かに繁茂するミニ植物園など、“人と水との関わり”に関する複合的な体験を提供します。
地球環境の大切さに注目が集まっている今、『AOAO SAPPORO』は、まちなかにある自然への入り口として、水辺の生物たちや大自然の素晴らしさを改めて実感できるような場をつくってまいります。
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展示概要について
4F <CONNECT 〜人と水の世界をつなぐ〜>
水族館の裏側を支えるバックヤードに入り込んで、海水の製造過程(※1)や展示生物の健康管理の様子などを間近でみることができる展示ゾーンです。展示への導入として、水族館という施設の仕組みや役割を知っていただくとともに、水族館で働くスタッフたちの生物たちへの愛情や仕事への情熱を知っていただくことができます。
※1:『AOAO SAPPORO』は、札幌の都心部に立地していることから、海から自然海水を輸送するのではなく、館内でプラントを建設して人工的に海水をつくる人工海水システムを採用しています。
■LABORATORY / 水の循環のラボ
魚類用1基、ペンギン用1基の計2基の、人工海水を製造するプラントがあります。直径約1.6メートル、高さ約2.7メートルのプラントでは、一度にそれぞれ約3,000リットルの海水を製造することができ、『AOAO SAPPORO』では、1日に1回、プラントに塩を補充し、海水を製造する計画です。ここで製造された海水は、『AOAO SAPPORO』の各ゾーンの展示水槽に送られます。
展示計画:溶解槽①(魚類用)、溶解槽②(ペンギン用)
■LABORATORY / 水の生物のラボ
展示生物の健康管理などを行う予備水槽や、生物の餌を調理する様子など、水族館の裏側でおこなわれている生物の育成作業をご覧いただけるエリアです。水族館で働くスタッフの姿を間近にご覧いただくことで、人と生物の関わりを身近に感じることができます。
展示計画:ニホンザリガニ、エゾトミヨ、キタサンショウウオなど
5F <SCOPE 〜見えなかった世界を見つめる〜>
生物たちの営みを観察することを目的とした展示ゾーンです。生態系を再現した美しい「ネイチャーアクアリウム」や、本を1ページずつめくるように味わう「ライブラリーアクアリウム」、魚や自然環境に関するミニ図書館併設の「コワーキング」など、生物を観察することによる発見や感動を得ることができます。
■NATURE AQUARIUM / ネイチャーアクアリウム
水草が繁茂する美しい水中景観の中で、小さな生物たちの営みを自然の中のありのままの姿で観察することのできる展示です。4つの水景に囲まれた凛とした和の空間の中で、かけがえのない自然の大切さを実感しながら、“生きている水槽”の生態系を間近に観察することができます。
展示制作:株式会社アクアデザインアマノ
■LIBRARY AQUARIUM / 観察と発見の部屋
生物の特徴や魅力(例:ペったんこな形やニョロニョロした動き)にフォーカスし、図書館のように分類された水槽と本がある展示です。大小様々な 43本の水槽には観察ポイントが書かれており、本を1ページずつ読みすすめていくように、それぞれの生物たちの生きざまのストーリーを追いながら、生物とその生息環境に関する知識を得ることができます。展示生物に関連する書籍も並べられており、興味が湧いた生物やその生態について、より深く探究することができます。
展示計画:チンアナゴ、ヘコアユ、ミナミトビハゼ、ウミシダ、オオサンショウウオなど
6F <COMMONS 〜ひとつの世界を分け合う〜>
ペンギンなどの生物たちと同じ空間の中で思い思いの時間を過ごしていただくことができる展示ゾーンです。展示水槽に加えて、デジタルアートの海や、豊かな緑が繁茂する植物園などが広がる大きな空間で、さまざまな生物たちの気配を感じながら、併設されたパンバルのメニューを片手に楽しく過ごしていただくことができます。
■PENGUINS / ペンギン
両足で“ホップ”して(飛び跳ねて)移動する習性があるキタイワトビペンギンのダイナミックな行動を間近で観察できる展示です。六角形の展示ブロックを用いた陸場の形状を変化できる世界初(※2)の展示システムのなかで生活するペンギンたちと、「人」と「生物」の垣根を超えて、一緒に過ごすことができます。
展示計画:キタイワトビペンギン
■PLANKTON ROOM / プランクトンルーム
泳ぐ力がなく、水の中を漂いながら生活するプランクトンを間近に観察できる展示です。大小様々な16本の水槽にはミズクラゲなどがゆっくりと漂いながら、一定のリズムで拍動する幻想的な空間に、日常を忘れて癒されます。
展示計画:ミズクラゲなど
■BLUE ROOM / ブルールーム
広大な海の世界をデジタルアートで再現した展示です。リアリティあふれる海の生物たちに出会えるストーリーは、幅約20メートルの大型スクリーンに投影されるだけでなく、延床面積約120平方メートルの床にまで投影され、まるで海の中にいるかのような没入感を味わうことができます。
■GREEN ROOM / グリーンルーム
熱帯地方原産の瑞々しい植物が繁茂する展示です。水族館でありながら、植物園のような展示空間では、2メートルを超えるフィカス類の樹木など、20種以上の植物が生い茂り、熱帯地方特有の生命のエネルギーを感じることができます。天井近くまで緑に覆われた空間にはベンチも点在し、リラックスしたひとときを過ごすことができます。
展示計画:フィカス・ベンガレンシス、エバーフレッシュ、リュウゼツランなど
展示制作:エディア株式会社(https://eda-g.com/)
※2:陸場の形状を変化できるペンギンの水槽を使用している動物園・水族館は世界初(「ペンギン会議」調べ)
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飲食・ショップ施設について
『AOAO SAPPORO』では、館内にパンとお酒を楽しめるパンバル「シロクマベーカリー&」と、オリジナルグッズも販売する「ミュージアムショップ」を設置します。生物の展示だけでなく、飲食を片手に楽しみながら観察をしていただけるほか、館内での気づきや発見、思い出を持ち帰ることができるグッズを販売することで、「文化・交流・賑わいの拠点」を提供します。
■シロクマベーカリー&
北海道内には初めてとなる(※3)パンとお酒が楽しめるパンバルとして館内6階にオープンします。道産小麦を使用したクロワッサンや、地元の素材を利用したバルメニューを用意し、昼から夜までシーンに合わせてご利用いただけます。館内は全フロア飲食可能で、お気に入りの水槽を眺めながらゆったりとお過ごしいただけます。
■ミュージアムショップ
4階のエントランスに併設されます。オリジナルグッズを販売するほか、館内展示やイベントと連動し、時期によって異なるグッズを展開します。ミュージアム要素を兼ね備えたショップは、入館する前からお楽しみいただくことができ、退館後には、館内での体験を思い出として持ち帰ることができます。
※3:北海道内でパンとバルメニューをメインメニューとして提供するパンバル業態の出店は初めて(2023年4月、開業準備室調べ)
※展示計画は変更になる場合があります。
※画像はすべてイメージです。
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営業概要について
開業日:2023年7月20日(木)
営業時間:10:00〜22:00(最終入館21:00 )※季節によって変更する場合があります。
休館日:年中無休 ※施設メンテナンス等により臨時休館する場合があります。
料金:
※料金は税込みです。※入館料金は変わることがあります。※入館料金は時期により異なります。
※団体でお越しになる方、お手帳をお持ちの方の料金につきましては、現在検討中です。
所 在 地:札幌市中央区南2条西3丁目20番地 moyuk SAPPORO 4階~6階
交 通:札幌市営地下鉄南北線・東西線・東豊線「大通」駅徒歩 3 分、札幌市電「狸小路」駅徒歩 1 分
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AOAO SAPPORO(アオアオ サッポロ)/ 施設概要について
1.ロゴマーク
『AOAO SAPPORO』とは、生命が生き生きと繁茂する様子を表す「青々」という単語に由来する名称で、札幌という都市のビル内にありながら、海や水の生物たちの豊かな営みに出会える場所をつくりたいという思いを端的な言葉に凝縮しました。生き生きとした生物たちの生命の不思議をひとつひとつ丁寧に伝え、観察していただくことによって、海や水の世界への好奇心や畏怖の念などが次々と引き出される場所でありたいという思いを、ロゴを通して表現しています。
2.館内マップ
各ゾーンは展示内容で区割りするだけでなく、音や光、香りなどの演出によってシームレスに繋げ、立体的な空間体験を実現しました。『AOAO SAPPORO』では、五感を刺激し、ここちよい没入感をつくりだすとともに、都市のビル内にいるとは思えない、まるで海の中や森の奥深くにいるような居心地のよさを体感していただけます。
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館長と館長補佐について
展示概要の発表に合わせまして、『AOAO SAPPORO』の館長と館長補佐を発表いたします。
館長:山内將生(やまうち まさお)
金融機関、企画会社等を経て、水族館・博物館の企画・開発・運営事業を中心に国内外で活動。2023年に札幌に移住。
<代表実績>
2010年「すみだ水族館」開業準備室長。
2012年5月に同館を開業。その後「すみだ水族館」館長に就任。
2020年「ロマンスカーミュージアム」開業準備室長。
2021年4月に同館を開業。
2021年5月「(仮称)札幌大通水族館」開業準備室長。
2023年4月『AOAO SAPPORO』館長に就任。
コメント:館長を務める山内です。多くの方々の協力を得て、札幌の中心部に水族館を開業することになりました。水や自然を展示テーマとしている水族館は、子どもからお年寄りまで楽しめる施設として大きな可能性を秘めていると考えています。世界中の人が感動する場を札幌につくります。北海道のみなさま、応援よろしくお願いいたします。
館長補佐:楠田幸雄(くすだ ゆきお)
1972年「長崎水族館」に入社。主にペンギンの飼育を担当。
1998年に同館の閉館後、2001年「長崎ペンギン水族館」へ移籍。
2010年より同館館長に就任し、2021年3月に退職。
同年6月には、「(仮称)札幌大通水族館」開業準備室に参画し、『AOAO SAPPORO』館長補佐に就任。
ペンギン会議(PCJ)代表、日本動物園水族館協会(JAZA)会友。
コメント:館長補佐に就任しました、楠田です。キタイワトビペンギンの展示は、陸場をブロックで構成する世界初の可変式システムで、希少なペンギンたちが健康で快適に過ごせるようチャレンジを続けます。
生物たちの魅力溢れる、青々とした水族館をぜひお楽しみください。
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全体概要について
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moyuk SAPPORO(モユク サッポロ) / 施設概要について
開 業 日:2023年7月20日(木)
所 在 地:北海道札幌市中央区南2条西3丁目20番地
建築概要:
(延床面積)約43,610㎡
(規 模)地下2階、地上28階建
(用 途)地下2階~7階 商業・業務・公共駐輪場
9階~28階 共同住宅
(ライオンズタワー札幌・133戸)
*公式ホームページ https://sapporos2w3.com/
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