- 2023-5-12
- 旅行 プレスニュース
オンライン・合宿・対面でのプレゼンテーションを混ぜたハイブリッド研修に305名の1年生が参加
リリース発表日:2023年5月12日 15時00分
【デジタルハリウッド大学新入生研修について】
デジタルハリウッド大学では、2005年の開校より毎年4月に新入生に旅行型研修を実施しています。
2005年から2017年まではアメリカ・ロサンゼルスなどへの海外研修を、2018年からはデジタルコミュニケーションを活用した地域振興をテーマに国内研修を実施してきました。
2020年から2022年度までの3年間は、新型コロナウイルス感染症の影響により、合宿型の研修を中止し完全オンラインで実施しましたが、2023年度は4年ぶりに合宿型研修を実施しました。
1日目はZoomを使用したオンライン研修、2~4日目は2泊3日の京都への研修合宿、5日目は御茶ノ水でのポスター制作および企画プレゼンテーションを行いました。
【2023年度新入生研修について】
「京都の脱炭素・SDGsをエンタメ化する旅」をテーマに、人・場所・貢献の3つのキーワードを元に研修を実施しました。
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人:京都でSDGs・脱炭素にまつわる活動をしているキーパーソン6人と出会う。
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場所:SDGs・脱炭素を促進するフィールドを訪問・観察する。
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貢献:DHUの強みであるクリエイティブとの掛け算で、新たなSDGs・脱炭素の可能性を提案する。
全体のファシリテーションは株式会社フューチャーセッションズ、京都での企画設計はSlow Innovation株式会社の協力を得て、4年ぶりのオフラインでの研修が実現しました。
研修最終日である5日目には、与えられたテーマに応じた企画提案のためのポスターを制作し、プレゼンテーションを行いました。
【5日間のプログラム】
事前課題として偏愛マップの作成、偏愛キーワード5つを「私の偏愛するもの」アンケートに回答させました。集計した回答を元に、共通する趣味嗜好の学生でチームを編成しました。また、本研修ではチーム別の企画提案を行うだけでなく、写真コンテストも実施し、良い写真が撮れた学生はSlackの写真投稿チャンネルに、テーマを添えてアップロードしていきました。写真コンテストは以下の3つの部門別に審査し、選ばれた写真は5日間の記録映像の中で使用されました。
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京都部門(京都らしい風景)
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アート部門(アーティスティックなもの)
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スナップ部門(教職員が学生のみんなのスナップ)
2泊3日の京都への研修合宿では、学生を大きく2つのグループに分け、新幹線の乗車時間や京都での観光場所の訪問日をずらすなど工夫し、大人数のツアーがスムーズに催行できるようにしました。
<DAY 1:Zoomでの全体セミナー>
午前はZoomを使用したイントロダクションとSlackを使用したチーム別ワーク。イントロダクションでは事前課題として作成済みの偏愛マップを、Zoomのブレイクアウトルームで出会ったメンバーと画面共有を使用して偏愛マップの共有、お互いの好きについて知る機会を設けました。その後、チーム別Slackチャンネルに移動しました。研修中のコミュニケーションは運営側で学生たちのアクティビティが追えるよう、Slackのみを使用し、ビデオ通話もSlackのハドルミーティングを使用するようにさせました。最初に自己紹介を行い、5日間一緒に活動していくメンバーについて知る機会を設けました。
午後は『デザインの基礎知識・レイアウト講座』と『企画力講座』の2つのセミナーをZoomで実施し、5日目に発表に向けた知識をインプットしました。その後、今年度の研修テーマと6つのカテゴリーテーマを発表し、チーム別Slackチャンネルに戻ってチームで取り組むカテゴリーについて話し合いました。
1日目にチーム内の役割を決め、作成したチームビルディングシートを渉外担当になった学生がSlackに提出しました。
<DAY 2:京都へ移動し実地研修>
東京駅で集合し、学生305名と引率スタッフ14名の合計319名が、2グループに分かれて時間差で京都へ向け出発。新幹線で京都駅に到着後は、迎えのバスで昼食会場へ移動。昼食後、清水寺や金閣寺を見学し、滞在する京都ブライトンホテルへ向かいました。ホテル到着後は夕食の時間まで自由時間。夕食後30分休憩してから夜のセミナーを開始しました。
セミナーでは、今回の研修のテーマ「京都のSDGs・脱炭素をエンタメ化する」を掘り下げ、取り組む6つのカテゴリーテーマを提示してくださったキーパーソン6名によるプレゼンテーションをお聞きし、各課題についての理解を深めました。
カテゴリーテーマは、①京都の観光、②京都のソーシャル企業、③京都の古民家活用、④京都の商店街、⑤京都のファッション文化(古着活用)、⑥京都のモビリティ(シェアサイクル)、でした。
その後はチーム別に集まり、取り組みたいカテゴリーテーマを決めました。希望するチームが多かったカテゴリーテーマは、チーム代表者による勝ち抜きじゃんけんで、どのチームが担当するかを決めていきました。
<DAY 3:京都で取り組むテーマに応じたフィールドワーク>
全員がバンケットに集合し8:30から今日のイントロダクションを行いました。その後は、チーム別に取り組むテーマに関する理解を深め課題を抽出するためのフィールドワークに出かけていきました。活用方法を検討中のシェアハウスを見学したり、古着の仕分け体験をしたり、シェアサイクルに乗車したり、大宮商店街にあるお店へのインタビューをしたり、と積極的に街に出て、自分の目で見て、体験して、話を聞いて、テーマ別の課題と学生目線での提案について考えました。
ホテルに戻った後は、実地研修を通して感じたこと、問題点や改善への提案をチームでまとめ、ポスター制作を開始しました。研修に同行した教職員は、引率だけではなく企画提案に向けたアドバイザーの役割も担っており、学生たちはチーム内で意見がまとまらない時や企画をまとめる中で掘り下げるべき点などについて、積極的に教職員に相談にきていました。
<DAY 4:企画をまとめ帰京>
朝食後に部屋をチェックアウトし、バンケットへ移動。朝のイントロダクション後、チームに分かれてポスター制作の続きを行いました。その後、10台のバスが5台ずつ2つのグループに分かれ、昼食会場へ。昼食後は、それぞれ清水寺、金閣寺を見学した後、二条城を見学し、京都駅から帰京しました。東京駅到着後は自由解散になりましたが、ポスター制作の続きを行いたいチームが本学駿河台キャンパスに向かい活動を続けたり、Slackのチームチャンネルでデザイン案の共有やプレゼンテーション原稿の作成をしたりなど、夜遅くまで活発なやり取りが見られました。
<DAY 5:ポスター制作とプレゼンテーション・講評>
5日間の研修もあっという間に最終日を迎えました。
午前は神田明神ホールと本学駿河台キャンパスの2会場に分かれ、ポスター制作と発表準備、6つのカテゴリーに分かれてプレゼンテーションと審査を行いました。昼食休憩中にカテゴリー別の優秀賞が選出され、Slack全体チャンネルで発表されました。選出されたチームは、決戦プレゼンテーションに臨みます。午後は、全員が神田明神ホールに集合し、制作された51枚のポスターがカテゴリー別にホールの壁に張り出されました。また、選出された6チームによる決戦プレゼンテーションが行われました。決戦プレゼンテーションは京都とZoomでつなぎ、京都でお題を出してくれたキーパーソン6人とSlow Innovationメンバーのみなさんにも、学生たちが見つけた問題点と企画提案について発表し講評をいただく機会を得ました。最後は、午前中のカテゴリー別審査をしてくださった先生方による講評、全体のまとめ、5日目午前中までの記録映像を鑑賞し、記念撮影をして研修を終了しました。
【5日間の記録映像】
新入生研修の映像は、本学卒業生でフリーのフォトグラファー/ビデオグラファーとして活躍する尾山翔哉さんが編集し、映像を制作しました。
【デジタルハリウッド大学[DHU]】
2005年4月、文部科学省認可の株式会社立の大学として東京・秋葉原に開学(現在の所在地は東京・御茶ノ水)。デジタルコミュニケーション学部(4年制大学)とデジタルコンテンツ研究科(専門職大学院)を設置している。
デジタルコミュニケーション学部では、不確実で予測不能な未来を自分らしく生き抜く力を身につける。 デジタルコンテンツ(3DCG/VFX、VR/AR、ゲーム、映像、グラフィック、Webデザイン、メディアアート、プログラミング等)と企画・コミュニケーション(ビジネスプラン、マーケティング、広報PR等)を産業界の第一線で活躍する教員から幅広く学べる一学部一学科制を採用。さらにグローバル人材を育成するために外国語の重点的な学習プログラムを備え、留学を推進している。世界43か国・地域出身の学生が在籍し、御茶ノ水駅前で多様性に富むキャンパスを運営している。
デジタルコンテンツ研究科では、超高度情報化社会においてデジタルコミュニケーションを駆使し、社会に変革を起こすリーダーを輩出すべく、創発的学究領域 [SEAD(Science/Engineering/Art/Design)]の4要素をバランス良く身につけ融合し、理論と実務を架橋する人材育成を行う。新規事業プランニングとプロトタイピングなど、院生のアイデアの実装およびスタートアップ支援により、「令和3年度大学発ベンチャー調査」(経済産業省)では全国大学中 12 位、私立大学中 4位となっており、多数の起業家を輩出している。
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