伊豆シャボテン公園/初夏!伊豆シャボテン動物公園で動物たちのベビーラッシュが到来

カピバラ

カピバラ、ミーアキャット、コモンマーモセット、ケープペンギン、コールダック、ミミナガヤギ、リスザルの赤ちゃん誕生

リリース発表日:2023年6月7日 17時42分

伊豆シャボテン動物公園では、心地よい季節の到来とともに、ゴールデンウィーク頃から“初夏の動物たちのベビーラッシュ”が始まりました。

カピバラカピバラ

まず、2023年4月29日(土・祝)に『カピバラの露天風呂』展示場にて、父「ふたまる」と母「チーニ」の間に1頭の赤ちゃんが誕生いたしました。母乳を飲んで順調に成長している姿を『カピバラの露天風呂』展示場にて見ることができます。

■カピバラ■

【英名】Capybara【学名】Hydrochoerus hydrochaeris【分類】げっ歯目テンジクネズミ科

【分布】南米アンデス山脈の東側・水辺近くの茂みや林に住む

【生態】20~30頭の群れで水辺近くの草原に生息しています。泳ぎや潜水が得意で四肢の指に小さな水かきがあり、尾はほとんどありません。食性は草食性で、当園ではキャベツ・さつまいも・りんご・青草・草食動物用固形飼料などを与えています。妊娠期間は約5ヶ月、一度の出産で1~8頭が生まれます。赤ちゃんは生後2~3日で草やキャベツなどをかじりはじめ、3ヶ月程で離乳をします。 

 

ミーアキャットミーアキャット

そして、5月7日(日)に『アニマルボートツアーズ』沿岸のミーアキャット展示場で3頭の赤ちゃんが誕生、現在は、巣箱の中で母親と過ごしています。今後は赤ちゃんの成長を見ながら、天気の良い日に展示場へ出して環境に慣れる訓練をする予定です。

■ミーアキャット■

【英名】Meerkat【学名】Suricata suricatta

【分類】食肉目マングース科【分布】アフリカ南部

【生態】体毛は褐色から灰色で、背部には暗褐色の横縞模様があります。地下に巣穴を掘り、10頭以上の群れを形成する社会性のある動物です。他のマングースの仲間とは異なり昼行性で、後肢と尾を使って直立して日光浴をします。この姿勢はあたりの様子を警戒するためでもあり、採食中の群れの中には必ず見張りを務める個体がいます。食性は動物食性で、主に昆虫や小鳥、トカゲなどを食べます。

コモンマーモセットコモンマーモセット

5月19日(金)には『タッチde ZOO』1階の『わくわくモンキーハウス』にて、コモンマーモセットの父「ぱんこ」と母「こめこ」の間に双子の赤ちゃんが誕生し家族と一緒に暮らしています。

■コモンマーモセット■

【英名】Common Marmoset【学名】Callitbrix jaccbus

【分類】サル目オマキザル科コモンマーモセット属【分布】ブラジル東部

【生態】体重300g未満という小型のサルで、耳の白い房毛が特徴的です。昼行性であり、樹上生活を主としています。コモンマーモセットは群れで子育てを行う習性があり、赤ちゃんは生後2ヶ月頃までの間、授乳の際に母親に抱えられるほかは父親やきょうだいの背中にしがみついて過ごします。

ケープペンギンケープペンギン

また、孵卵器で育てていたケープペンギンの雛が、5月9日(火)に1羽誕生(孵化)しました。ケープペンギンは希少な動物で、全国の動物園・水族館が繁殖に取り組んでいる種です。しかし、今回卵を産んだペアはこれまで孵化・育雛の経験がなく、誕生した生命を守るために飼育員が孵卵器で卵を温め、親代わりとなり人工育雛で育てています。現在、展示場で仲間達との”顔合わせ”訓練を開始しており、タイミングがよければ濃灰色のフワフワした羽毛に包まれた愛らしい姿を見ることができます。

■ケープペンギン■

【英名】African Penguin【学名】Spheniscus demersus

【分類】ペンギン目ケープペンギン属【分布】南アフリカ沿岸部

【生態】「ケープ」とは生息地である南アフリカのケープ地方に由来し、アフリカ大陸で唯一生息するペンギンのため「アフリカンペンギン」とも呼ばれています。一夫一妻制で一生を同じ番(つがい)で過ごすと言われており、営巣から抱卵、子育ても雌雄が協力して行います。トンネルや地表に作った巣で一度に1~2個の卵を産み抱卵期間は約40日、幼鳥は4ヶ月ほどで巣立ち1年後に最初の換羽期を迎えます。

コールダックコールダック

5月22日(月)にはコールダックの雛が3羽誕生(孵化)いたしました。赤ちゃんたちは人工育雛で順調に育っており、今月中旬頃から仲間たちと少しずつ“顔合わせ”の訓練を始め、7月上旬には『カンガルーの丘』に合流する予定です。

■コールダック■

【英名】Call Duck【学名】Anas platyrhynhos

【分類】カモ目カモ科マガモ属【分布】※アヒルの改良種

【生態】野生種のマガモを家畜化したアヒルを、さらに品種改良した種がコールダックで、最も小さいアヒルと言われています。鳴き声が大きく、call(鳴き) duck(アヒル)と呼ばれています。昔は狩猟の際に、その声でマガモをおびき寄せるおとりに使われていました。

ミミナガヤギミミナガヤギ

さらに、5月20日(土)には『なかよし牧場』で暮らすミミナガヤギの母「うみ」に1頭のメスの赤ちゃんが生まれ、現在は母親と一緒におもに獣舎内で過ごしております。今後は赤ちゃんの体調をみながら、家族が暮らす『なかよし牧場』で過ごす予定です。

■ミミナガヤギ■

【英名】Long-eared Goat【学名】Capra hircus

【分類】偶蹄目ウシ科【分布】パキスタン

【生態】野生のヤギから品種改良された家畜種です。ひときわ特徴的な長く垂れ下がった耳は30~40cm程もあり、パキスタンの厳しい環境下において体温調節に役立つと言われています。雌雄ともにねじれた角が生えているのも大きな特徴です。一般にヤギは動作が敏捷で、高いところに登り樹木の葉を好んで食べます。

リスザルリスザル

そして5/20同日、『リスザルトンネル』のリスザルにも1頭の赤ちゃんが誕生、リスザルは他にも妊娠中とみられる個体がおり、ベビーラッシュはまだまだ続きそうです。

※赤ちゃんの体調や天候等により、ご覧いただけない場合があります

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