オーストリア政府観光局/2023年後半、オーストリアのオススメ観光地6選

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海外旅行需要の高まりが続くなか、オーストリアの観光業界も日本のお客様を迎える準備が整っています。今年下半期、特にオススメの6ヶ所の観光スポットをご紹介します。

リリース発表日:2023年6月30日 10時00分

<紹介スポット>
①美食の街・グラーツ市
②音楽の街・ザルツブルク市
③ウィーン美術史博物館
④レオポルド美術館
⑤モーツァルトハウス・ヴィエナ
⑥グロースグロックナー・アルプス山岳道路

① グルメと世界遺産の都市「グラーツ市」

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オーストリア第2の都市であり、ユネスコ世界文化遺産に指定されているグラーツ。赤い瓦屋根の旧市街は、中世のたたずまいを色濃く残しています。長針と短針が逆の不思議な「時計塔」三万点以上の中世の武器が収められた「武器博物館」“フレンドリーな宇宙人”の愛称を持つ現代美術館「クンストハウス・グラーツ」は、必ず訪問したい観光名所です。大阪城研究に一役買ったエッゲンベルク城の『豊臣期大坂城下屏風絵』も見逃せません。

肥沃な土壌を誇るシュタイアマルク州の州都であるグラーツは、美食の街としても有名です。市内各地のレストランや、毎朝開かれるファーマーズマーケットなどで、旬の味覚に出会えます。

② アルプスに音楽がこだまする「ザルツブルク市」

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ザルツブルクは、モーツァルトの故郷、映画『サウンド・オブ・ミュージック』の舞台として知られる古都で、ユネスコ世界遺産にも登録されています。街のシンボルは、メンヒスベルク山から旧市街を睥睨する城塞「ホーエンザルツブルク城」。高台からはアルプスの山並みが目前に広がります。

1756年にモーツァルトが生まれた家には、幼少期のバイオリンや書簡などが展示され、大聖堂には神童が使った洗礼盤が残っています。

ミラベル庭園を訪れれば、映画のドレミの歌の風景がそのままに残っていることに驚くでしょう。他にもゲトライデ通り、レジテンツ広場レオポルヅクロン宮殿など、市内各所で撮影が行われました。

 

③ ハプスブルク家の宝物庫「ウィーン美術史博物館」

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歴代のハプスブルク皇帝が世界中から蒐集したコレクションを収蔵するウィーン美術史博物館。古代エジプト・ギリシャから18 世紀後半までの約5千年にわたる美術品は、ハプスブルク家の庇護と目利きを物語っています。絵画では、ルーベンス、レンブラント、ラファエロ、フェルメール、ベラスケス、ティツィアーノ、デューラーの名作、そしてブリューゲルの世界最大のコレクションが並びます

黄金の塩入れ『サリエラ』をはじめとした皇帝の財宝・珍品コレクション、若きグスタフ・クリムトが共同制作した一連の壁画が並ぶ大階段の間、そして「世界一美しいカフェ」と称される館内カフェも見どころです。

④ エゴン・シーレと世紀末美術「レオポルド美術館」

©© Leopold Museum Wien/Ouriel Morgensztern©© Leopold Museum Wien/Ouriel Morgensztern

レオポルド美術館は、19世紀末~20世紀初頭のモダニズム初期のコレクションを常設展示しています。目玉はエゴン・シーレの世界最大コレクション。『ほおずきの実のある自画像』『モルダウ河畔のクルマウ』『母と子』『悲しみの女』といった、若き天才の内面をさらけ出す傑作が並びます。シーレが師と仰いだ巨匠グスタフ・クリムトの絵画も充実しており、『死と生』や『アッター湖畔』などがあります。またウィーン工房によるプロダクトは、デザイン好きにはたまらないでしょう。

2020年には屋上にMQリベッレという展望スペースがオープンしました。王宮をはじめとしたウィーン旧市街が一望にでき、入場は無料です。

⑤ 神童の豪華アパート「モーツァルトハウス・ヴィエナ」

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モーツァルトハウス・ヴィエナは、キャリアの絶頂期を迎えたモーツァルトが暮らしていたアパートです。副楽長を務めていたシュテファン大聖堂から徒歩数分の立地は、昔も今もウィーンの超一等地。オペラ『フィガロの結婚』が生まれた場所としても知られています。

館内では日本語音声ガイドを聴きながら、3階「モーツァルトのウィーン」→2階「モーツァルトの音楽」→1階「モーツァルトのアパート」の順に観覧します。モーツァルトの遺品はほぼ現存していませんが、代わりに同時代の家具を配置し、その生活を追体験できるようにしています。偉人のイメージとは異なる、ゲームとお酒と宴会が好きな人間臭いヴォルフガングの姿が窺えます。

⑥ オーストリア最高峰に続く「グロースグロックナー・アルプス山岳道路」

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オーストリア最高峰のグロースグロックナー山(3,798m)の麓を辿ってパステルツェ氷河に至る、全長48 ㎞の観光用自動車道路です。標高2,369mの展望台フランツ・ヨーゼフス・ヘーエからは、3千メートル級のアルプス山脈の景色が広がります。一帯はホーエ・タウエルン国立公園に指定されており、マーモットやカモシカ、ワシといった野生動物が生息しています。

グロースグロックナー・アルプス山岳道路は、積雪の状況にもよりますが、毎年5月初め~11月初めごろまで開通しています。車やバイクで利用するのが一般的ですが、夏期は観光ツアーバスのグロックナーバスも運行します(2023年は9月29日までの毎週水・金)。

■オススメ観光スポットの詳細情報:

https://www.austria.info/jp/recommendation-2023

なお日本人のオーストリアへの渡航は、2023年1月~4月の到着数が約14,500(前年同期間比449.9%増)、宿泊数は約36,900(同277.8%増)で、コロナ禍からの回復傾向を見せています。2023年7月現在、オーストリア航空が成田・ウィーン間を直行便(所要約14時間、10月17日まで週5便、10月28日まで週3便)で結んでいます。

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