カタール航空/カタール航空グループ、事業拡大が続く中、過去最高益を計上

2022/2023年度は、FIFAワールドカップ カタール2022™ オフィシャルエアラインパートナーとして記念すべき年を終え、ネットワークの拡充、力強い旅行需要、全部門にわたる堅調な業績を達成

リリース発表日:2023年7月11日 11時00分

 FIFAワールドカップ カタール2022™の公式エアラインであるカタール航空グループは、2022/23年の年次報告書を発表し、前年度に続いて好調な業績を計上しました。FIFAの公式パートナーおよびFIFAワールドカップ カタール2022™の公式エアラインを務めた記念すべき年に、世界クラスの顧客体験に焦点を当てたプレミアム商品や世界中の従業員の献身的な働きにより、このような高い業績を達成することができました。

 カタール航空グループは、2022/23年度において、44億カタールリヤル (12億1,000万米ドル)の純利益を計上しました。全体の収益は763億カタールリヤル(210億米ドル)に増加し、前年比45%増と顕著な伸びを示しました。旅客イールドの9%上昇と座席利用率80%(いずれも同社の史上最高)による31%のキャパシティ増加により、旅客収入は前年度比100%増となり、その結果、市場シェアの持続的な伸びを示しました。カタール航空の旅客数は3,170万人で、前年比71%増となりました。顧客体験、ロイヤルティプログラム、デジタル化、持続可能性に引き続き注力することで、カタール航空は将来に向け、強固な基盤を築いています。

 カタール航空のロイヤリティプログラムである「プリビレッジクラブ」もまた、多数の新規グローバルおよびローカルパートナーシップにおいて、著しい成長を遂げ、Aviosを通貨として採用したことにより、サービスと収益が強化されました。プリビレッジクラブ会員は、既存の一流グローバルブランドのリストに加え、カタール免税店、ディスカバー・カタール、カタール・ホリデーでの支払いに、Aviosを利用することが可能となりました。

 カタール航空カーゴでは、2022/23年度を通じて、世界有数の航空貨物輸送会社としての地位を堅持し、市場全体が継続的な問題に直面するなか、世界貿易の継続を支援しつつ、ビジネスの成長、持続可能性、デジタル化に重点を置いた戦略的取り組みを推進しました。

 カタール航空グループの EBITDAマージン は178億カタールリヤル(49億米ドル)となり、23%の高水準を達成しました。EBITDAは、すべての事業分野において合理化された、機敏で目的に合ったオペレーションにより、前年度より1億1,000万カタールリヤル(3,020万米ドル)増加しました。これらの好業績は、カタール航空の旅客および貨物ネットワークの拡大を反映したものであり、お客様および取引先への一層のロイヤルティの構築、卓越したプロダクトと強力なコスト管理をさらに構築するコミットメントに対する取り組みが結実したものです。

 カタール国を代表する航空会社として、カタール航空は自社のネットワークで140万人ものお客様をFIFAワールドカップ カタール2022™へお連れし、その機敏な対応力を世界に証明しました。カタール航空のネットワークは、2022/23年度に160都市以上に拡大し、アムリトサル(インド)、北京(中国)、デンパサール(インドネシア)、ジュネーヴ(スイス)、ロンドン・ガトウィック(英国)、ルクソール(エジプト)、ナーグプル(インド)、パース(オーストラリア)、カシム(サウジアラビア)、サラエボ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)、上海(中国)、タイフ(サウジアラビア)、ウィントフック(ナミビア)の13都市への運航も再開しました。さらに同年度には、ドイツのデュッセルドルフとギリシャのサントリーニ島に向けて2つの新しい路線を開設し、旅行先の選択肢を増やし、接続性を提供しています。

 エネルギー担当国務大臣兼カタール航空グループ会長のサード・ビン・シェリダ・アル・カービ は、次のように述べています。「カタール航空が、引き続き卓越した年次業績を達成したことを発表でき喜ばしく思います。カタール国の運輸部門は、世界中の人々をつなぎ、地域全体のビジネスのつながりを拡大する、カタールの相互接続性の象徴です。カタールは、FIFAワールドカップ カタール2022™の期間を通じて、世界中のファンを迎え入れ、史上最高のFIFAワールドカップのひとつを実現できたことを誇りに思います。同国は、大会のセキュリティと安全性において他に類を見ない基準を設定することで、家族連れのお客様にも選ばれる理想的なデスティネーションを作り上げました」。

 カタール航空グループCEOアクバ・アル・バクルは、次のように述べています。

「2022/23年度の好業績は、堅調な旅客需要の回復と、この需要に対応するチームの高い能力が発揮された結果であり、継続的なネットワークの成長、市場でのリーダーシップ、そして世界トップクラスのチームによる効率的な運航に支えられたものです。旅客収入は前年度比で100%増加しました。さらに旅客イールドは9%増加し、座席利用率は80%を超え、いずれもカタール航空史上最高値を記録しました。コロナ禍からの世界的な回復が続くなか、当社はお客様からの高い信用、信頼、信認を維持することができました。その結果、私たちは世界中の何百万人ものお客様に選ばれる航空会社としての地位を保持し、当社チームは前年度比71%増となる3,170万人のお客様に旅客サービスを提供しました」。

 FIFAの公式パートナーおよびFIFAワールドカップ カタール2022™の公式エアラインとして、カタール航空グループは2022/23年度を通じ、「スポーツの力で人々をひとつにする」という信念を守り続けました。大会期間中、カタール航空は約14,000便を運航しました。世界6大陸から140万人以上のファンがカタールを訪れ、世界最大のスポーツ・ショーを観戦しました。大会期間中、約50億人のファンが FIFAワールドカップ カタール2022™に参加し、カタール航空ブランドは、FIFAワールドカップ ロシア2018™を63%上回る高いメディア投資収益率を達成しました。そして本大会期間中のSNSにおけるエンゲージメントにより、フォロワー数は83%以上増加しました。

 世界人口の80%以上が、飛行機で6時間以内にアクセス可能という便利な立地に恵まれたハマド国際空港(HIA)は、ビジネスやレジャー目的の旅行者にとって理想的な空港です。ハマド国際空港のフェーズB拡張工事は2023年1月に着工され、空港の旅客数は年間7,000万人に増加する予定です。ハマド国際空港は、スカイトラックス社が主催する「ワールド・エアポート・アワード2023」にて、「世界のベスト空港」で2位、「世界のベスト空港ショッピング」で1位を受賞しました。また同空港は、9回連続で「中東のベスト空港」 に選ばれました。

 2020年からパリ・サン=ジェルマンFCのオフィシャルエアラインパートナー を務めるカタール航空は、2022年6月に2022/23年シーズンから複数年にわたる新規パートナーシップを結び、多くのスター選手が名を連ねるフランスサッカーのチャンピオンチームの新しい公式ユニフォームのフロントスポンサーとして、その連携をさらに強化しました。またカタール航空グループは、ドイツのFCバイエルン・ミュンヘン、カタールのアル・サッドSC、カタール代表サッカーチームといったサッカーチームに加え、アメリカのバスケットボールチームであるブルックリン・ネッツ、オーストラリアフットボールのシドニー・スワンズ など、世界的に著名なスポーツクライブとのパートナーシップを維持しています。

 カタール航空は、フォーミュラ1®(F1®)のグローバルパートナーおよびオフィシャルエアライン にも就任しました。5年間のパートナーシップにより2027年シーズンまでのパートナーとして、21のレースでブランドを展開し、F1®カタール航空カタールGP2023に加え、年間2レースのタイトルスポンサーを務めます。

 さらに、カタール航空は現在、ユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップ およびヨーロッパ・プロフェッショナル・クラブ・ラグビー大会のオフィシャルエアラインパートナーであり、西ヨーロッパおよび南アフリカの主要な観光市場を結ぶ役割を果たします。また、クリケットの強豪チームであるロイヤル・チャレンジャーズ・バンガロールともパートナーシップを結び、インド・プレミアリーグに所属する同チームのフロント・ジャージー公式パートナーに就任しました。

 カタール航空グループのプライベートジェットチャーター部門であるカタール・エグゼクティブ (QE)  も前年比で著しい成長を遂げました。同部門の商業売上高と総飛行時間の大幅な増加は驚異的な成長を示し、機材数の増加、お客様へより良いサービスを提供するための改善、ドーハ国際空港QEプレミアムターミナルでの記録的な発着回数の数が明確に表れています。

 ディスカバー・カタール (DQ)  にとっても、2022/23年度は前例のない一年となりました。綿密な計画と広範な準備を通じて、同社チームは卓越したサービスを提供するために顧客中心の視点を強化しました。年度を通じて、DQは、大成功を収めたFIFAワールドカップ カタール2022™の開催前および開催期間中に、FIFA代表団、ツアーオペレーター、商業パートナー、スポンサー、サッカーファンなど、さまざまな訪問者や顧客に対し、多岐に渡る手配や観光体験を提供しました。

■カタール航空について

 数々の受賞歴を誇るカタール航空は国際的な航空輸送評価機関であるスカイトラックス社による「ワールド・エアライン・アワード2023」にて、10度目となる「ワールド・ベスト・ビジネスクラス」を受賞しました。加えて2023年に開催された「第54回パリ航空ショー」では、「中東ベスト・エアライン」、「ワールド・ベスト・ビジネスクラス・ラウンジ」、「ワールド・ベスト・ビジネスクラス・ラウンジ・ダイニング」の栄えある賞を獲得し、業界で比類なき地位を確立しています。カタール航空は、スカイトラックス社より「ワールド・ベスト・エアライン」をこれまでに7回(2011年、2012年、2015年、2017年、2019年、2021年、2022年)受賞しています。

 現在カタール航空は、世界160都市以上に就航しており、2021年と2022年に連続してスカイトラックス社から「世界最高の空港」に選ばれたドーハのハブ空港、ハマド国際空港を経由して接続しています。今年、ハマド国際空港はスカイトラックス社から世界第2位の空港に選ばれ、また、9年連続で「中東ベストエアポート」の栄誉に輝いたほか、「世界のベストエアポートショッピング」にも選ばれました。

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