みちのりホールディングス／会津芦ノ牧温泉丸峰観光ホテル　みちのりグループ傘下へ

2023-7-25
旅行プレスニュース

会津バス・福島交通と同グループで連携し、会津の観光産業復活を目指す

リリース発表日：2023年7月25日 13時37分

　会津乗合自動車株式会社(福島県会津若松市・代表取締役：佐藤俊材・以下「会津バス」)は、この度、会津若松市芦ノ牧温泉の代表的老舗ホテルを所有する株式会社丸峰観光ホテルの民事再生手続きに伴うスポンサー支援について基本合意書を締結するに至りましたのでお知らせいたします。

1．スポンサー契約締結の経緯

株式会社丸峰観光ホテルは1960年に開業し、本館・別館・離れの3館から成り、大会食場やコンベンションホールを備えた芦ノ牧温泉地区でも最大規模を誇るホテルです。しかしながら東日本大震災の原発事故による風評被害が長引いたことに加えて2020年以降はコロナウィルス感染拡大の影響を受けて自力再生が困難となったことから、2023年2月27日に福島地方裁判所会津若松支部に民事再生法手続きの申立てを行っておりました。

今般、会津バス及びみちのりホールディングスがスポンサーとして指名され、７月14日に上記のとおり、基本合意書が締結されたものです。また、この後、スポンサー契約の締結を８月末頃に予定しております。

2．スポンサー契約の形態

会津バスは、民事再生計画の成立を前提として、既存株主が保有する全株式を無償で取得し消却したうえで、第三者割当の方法により募集株式の全てを当社に割り当て、当社がすべてを払い込む、いわゆる100％減増資スキームの形にて出資を行い、事業の再生を目指します。

３．事業支援方針

会津バスは、日本有数の観光地である会津地区で路線バス、高速バス、貸切バス、タクシー、旅行事業、人材派遣事業、売店事業を営んでおり、芦ノ牧地区にも路線バスを運行しています。これらの経営資源を生かし、ホテルと周辺観光地との周遊ルートや旅行商品の造成など、交通と宿泊との連携、着地系商品の開発、地域との調整に努め、会津経済に好循環を生み出す仕組みを構築していきます。また、出資後速やかに設備の修繕や更新に着手し、温泉や食事を心ゆくまで楽しんでいただけるハードウエアを実現します。　ホテルのサービスに関しても、後述するみちのりホテルズの運営を通じて、現場の社員やお客様の意見を吸い上げつつ鋭意改善に努めて参ります。

また、会津バスと同じみちのりグループの福島交通は、県下最大の交通事業会社であることに加えて旅行事業も幅広く手掛けており、県内を広くカバーする立場から団体や個人のお客様に丸峰観光ホテルをご案内していきます。

●みちのりホテルズによる事業経営支援

ホテルの運営は、実績のある株式会社みちのりホテルズに委託します。みちのりホテルズは、すでに、岩手県、新潟県でホテル・旅館の運営を担っており、国内外の顧客から定評を得ています。

丸峰観光ホテルが持つ設備、立地、ブランド、人的リソース等を基に、みちのりホテルズがこれまでに培ったホテル運営能力（オペレーション能力・商品サービス開発力・マーケティング能力・人材組織能力）を加え、社員と共に、お客様にとってより魅力的なホテルを実現します。

●みちのりグループ（別紙ご参照）

会津バスの親会社にあたる株式会社みちのりホールディングスは、東日本で広くバス、タクシー、船舶事業、旅行事業等を手掛けており、構成する各社との相互送客などの国内集客力、みちのりトラベルジャパンを主とするインバウンド顧客誘致といったグループ全体でのマーケティング活動や、人材、資本などを通じた経営支援全般を行っていきます。

参考１．株式会社みちのりホールディングス　／　みちのりグループ

●東日本で最大級規模のバス事業ならびに公共交通事業を運営する。

●旅行・観光事業としては、各社グループ内の旅行会社、みちのりトラベルジャパン、みちのりホテルズを有する。

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