ホテル・旅行のニュースリリース・情報

• 「ホテル業界マップ 2024」作成の背景

新型コロナウイルスの流行により大きな苦境に直面したホテル業界でしたが、2023年に入り宿泊需要が回復の兆しを見せ始めました。帝国データバンクは、国内の旅館・ホテルの約6割が増収基調にあり、2023年度にはコロナ前の業績水準に戻る可能性がある(*1)との見通しを示しており、宿泊・観光業界には完全回復の機運が高まっています。一方で、待ち望んだ需要回復が思わぬ影を落としています。急速な需要拡大に人員が追いつけておらず、人手不足の加速が進んでいるのです。

こうした現状を鑑み、メトロエンジンは少しでも多くの方が宿泊・観光の全体像を俯瞰いただけるように、メトロエンジン独自の観点からホテル市場の各分野で実績がある企業・サービスをピックアップし、「ゲスト・旅行者」と「ホテル・宿泊事業者」の二軸からカテゴリ別にマッピングした「ホテル業界マップ 2024」を作成いたしました。

来たる2024年を前に、宿泊・観光業界の今後を見通し自社戦略を展開するための検討資料として、また日本の観光の未来に期待を寄せる皆さまが、業界そのものを知っていただくための参考資料として、お役立ていただくことを祈念しております。

(*1) 帝国データバンク「旅館・ホテル業界」 動向調査（2022年度）(2023年7月3日)より
https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p230702.html

• 2024年 国内ホテル業界のトレンド

2024年のホテル業界では、人員とDXの適切な採用が実施されていくと予想されます。
人員の観点では、インバウンドがコロナ前の水準に完全回復するのが2024年と言われており(*2)、各施設での受け入れ体制の整備が必要となります。そのため、外国人労働力の登用や外国語教育の強化が推進されると考えられます。
DXの観点では、コロナの流行で抑制した固定費は大幅に変えずに、国内外で増大する客需に対応できる運営方式の構築が目指されると見込まれています。具体的には、スタッフに代わり顧客対応を行いインバウンドへの対応も可能な「チャットボット」や、客室の価格設定作業を自動化し収益向上も図る「レベニューマネジメント」といったシステムの導入です。

人員を配置し育むべき分野と、AIやシステムに任せるべき分野の見極めにより、来たる客需と競争力の拡大に適応する組織を形成できるのではないでしょうか。

(*2) 野村総合研究所「【2023年のインバウンド需要は4.96兆円と早くもコロナ前を上回る予想」(2023年2月21日)より
https://www.nri.com/jp/knowledge/blog/lst/2023/fis/kiuchi/0221_2

• 新たなカテゴリの追加

「ホテル業界マップ 2024」では、以下２つのカテゴリを新たに追加いたしました。

■ホテル特化人材
コロナ禍からの急速な需要回復に伴い深刻の一途を辿る、ホテル業界の人手不足。人員の確保は、ホテル業界にとって稼働を左右する喫緊の課題と言えるため、2024年版では有力と思われるホテル特化型人材サービスをピックアップいたしました。

■チャットAIボット
2023年、世間を沸かせた「Ghat GPT」。おすすめのホテルやプランを教えてくれるコンシェルジュとしても活用できると宿泊分野でも話題となり、ますます対話型AIへの期待は高まっていくと考えられます。スタッフに代わり問い合わせに対応できるチャットボットは、人員不足にも対応可能です。そこで、「AIへの注目」「人員不足の解消」の両軸を兼ね揃えたチャットAIボットを、今回選定に含めました。

• 入手方法

ホテルバンクホームページのリンクより無料でダウンロードいただけます。

▼ ダウンロードはこちらから
https://hotelbank.jp/hotelmap-2024/

• ホテル特化型メディア「HotelBank（ホテルバンク）」とは

ホテル特化型メディア「HotelBank（ホテルバンク）」（https://hotelbank.jp）は、「眠っていたデータから新たな付加価値を」というコンセプトのもとにスタートしたホテル特化型のメディアサイトです。ホテル・宿泊業界の最新を見れる専門メディアとして、業界のニュースやコラムを発信するだけでなく、メトロエンジンが保有する宿泊関連のビックデータを活用し、ホテル業界のトレンドや市場について独自に調査ホテル関係者の皆さまに価値ある情報をお届けしております。

「ホテル業界マップ 2024」と合わせてぜひご覧ください。
URL：https://hotelbank.jp

【メトロエンジン株式会社の概要】
メトロエンジンは、ビックデータから人工知能・機械学習を活用し、客室単価の設定を行うレベニューマネジメントツール『メトロエンジン』をホテルなど宿泊事業者に提供しており、現在では国内でも有数のホテルチェーン社以上と契約しご利用いただいております。昨今では、様々な分野において需給に合わせたダイナミックプライシングの有用性が評価されはじめておりますが、メトロエンジンはホテル業界の他にもレンタカー業界や、高速バス業界などを対象とした事業も展開しております。

会社名：メトロエンジン株式会社（https://info.metroengines.jp/）
代表者：代表取締役CEO　田中良介
所在地：東京都品川区西五反田七丁目25番5号西五反田七丁目ビル9階
設　立：2016月10月