コトラボ合同会社/松山市三津浜地区に歴史的建造物を活用しまちづくりの一環としたコリビングスペースをOPEN

愛媛県松山市三津浜地区にコリビングスペース「iroiro三津浜」と、ワーケーションの受け皿として宿泊施設「三津ミーツ」を同時オープン

リリース発表日:2023年8月7日 17時28分

 各地でまちづくり事業を行っているコトラボ合同会社(本社:横浜市中区、代表社員:岡部友彦、以下コトラボ)は、2013年より町家バンクなどを行っている愛媛県松山市の海の玄関口として栄えた港町三津浜地区で、築100年の歴史的建造物を改装し、地域のラウンジとして活用を目指したコリビングスペース「iroiro三津浜」
(https://reserva.be/iroiromitsuhama )とワーケーションの受け皿として宿泊施設「三津ミーツ」(https://www.jalan.net/yad387742/ )をこの度オープンすることとなりました。
  • 地域の空き家をつなぎ合わせ、街全体で地域の”あるといいな”を実現したい

iroiro三津浜では、自分の家の延長のように活用してもらったり、「自分の家では実現するのはちょっと、、」というものを、みんなで共有することで地域の空き家を活用して実現していく、そんな形で広げていくことを想定し、”iroiro”という名前をつけました。

 今回完成した建物は1階をソファやキッズスペース、120インチのプロジェクター、フリードリンクなどを整え、自分の家の延長として、子供と一緒にのんびりしたり、ご近所さんとおしゃべりしたり、映画をみんなでみたりできる環境づくりを目指しており、2階は、オーフィスチェアを用意し、仕事や、中高生の宿題や試験勉強ができる場として活用できる環境に仕上げています。

 

  • コワーキングでは珍しい家族単位での会員制度を導入!

 働く場としてだけでなく、暮らしの一部として活用してもらいたいという思いで、1家族を単位として1月あたり合計利用時間を設定して活用できる仕組みとしています。

今後の広げ方

 「筋トレできるスペースが欲しい」「サウナが欲しい」など会員の声を伺いつつ、新たに何を組み込んでいくかを検討していきたいと思います。また、弊社は横浜が本拠地であり、バックパッカー向けの宿を運営しているため、会員特典として、月1回の無償利用などもご用意しています。

  •  iroiro三津浜と組合せてワーケーションの拠点に

 別棟になりますが、三津ミーツと称して、子育て世代の家族にリーズナブルに利用してもらおうと、宿泊施設を新たにオープン!

ワイドキングサイズのマットレスを用意し、親子で川の字で寝られるようにしています。

 布団のお部屋もご用意しており、お部屋の広さもひとまわり大きく友達との旅行やご家族での帰省時にご活用いただければと考えています。

また、宿泊者には、滞在期間中、iroiro三津浜の環境を自由に使っていただける形でワーケーションスタイルをとりながら、三津浜に数日滞在いただき、地域の人たちとの交流を通して三津浜に関心を持ってもらい、移住や二地域居住に繋がってくれる人たちが増えることを目指しています。

「iroiro三津浜」

築約100年以上の蔵は、もともと「塩元売捌所」として中予、東予の塩を扱う営業所の本店として使用されていました。支店は県内各地にありました。

荷物の出し入れが頻繁に行われていたのか、大きな開口が珍しい蔵です。その蔵を、ファミリー層を基本としたコワーキングスペース「iroiro三津浜」として活用します。三津浜でイロイロなことができる!イロイロ発信したい、などの思いを込め「iroiro三津浜」と名付けました。

ロゴは、古建築を守りながら活用保全していくというあり方の施設から「古いものと新しいものがとなりあう場所」と捉え、古いものと新しいものを象徴する2組のモチーフ(ひらがなとアルファベット/木材の経年劣化と変化前を)で落とし込んでいます。

ゲストハウス「三津ミーツ」

2023年5月に営業開始した「三津ミーツ」は元精肉店をリノベーションしたゲストハウスです。

三津浜の「mitsu」、出会う「meets」、元精肉店にちなんでお肉「meat」から、「三津ミーツ」と名付けました。

1階には宿泊客と地元住民とのコミュニケーションの場としてカフェスペースとなっており、心地よい西陽が差し込む夕焼け色を取り入れています。

4室ある宿泊室は和モダンの落ち着いた空間。日本の伝統色で彩られ、目にも楽しい部屋に作りました。

宿泊客と地域の人が触れ合える温かいゲストハウスを目指しています。

コトラボ合同会社

 コトラボ合同会社は、まちづくりや地域活性化事業を行っている会社です。

2005年から横浜市寿地区の空き部屋を活用し、街全体を一つの宿と見立てた”yokohama hostel village”を運営し、地域のイメージ・環境改善も含め、’どやの街’を’宿の街’へと変えていく事業としてホステル運営を行っています。周辺のビジネスホテルや高級ホテルとの差別化をはかり、低価格帯を維持し、一人でやってきてもスタッフとの会話を楽しめたり、旅行者同士のコミュニケーションなどのおもてなしを大切にしながら事業を行っています。

 他にもシェアカフェ&シェアハウスとして空き家活用とその担い手支援を目的としたbluff-terrace、松山市三津浜地区では、空き家バンクの運営を通して新たな地域の賑わいづくりや地域で地域のまちづくり資金を捻出するコミュニティアセットプロジェクトなどを行なっています。埼玉県熊谷市では、中心市街地を流れる星川周辺の活性化を行うために、地元若手メンバーとまちづくりを行っていけるコミュニティづくりから始まり、星川夜市の立ち上げ支援や実証実験を前提としたワークショップ熊谷・まち・妄想ワークショップなどを地域とともに行っています。

2008年、横浜文化賞文化・芸術奨励賞受賞。2017年 第10回まつやま景観賞受賞、2019年 自治体学会賞(田村明まちづくり賞)受賞。主な著書に「日本のシビックエコノミー」「まち建築」「アジアのまち再生」など。

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