ハワイアン航空/ハワイアン航空、「2023年Corporate Kuleana Report」を発表

2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロを目指し、具体的な道程を提示

リリース発表日:2023年8月8日 11時00分

ハワイアン航空(本社:ホノルル、代表取締役社長兼CEO: ピーター・イングラム[Peter Ingram])は環境・社会・ガバナンス(ESG)に関する同社の重点事項について、その進捗状況を記載した「2023 Corporate Kuleana Report」を発表しました。ハワイを代表する航空会社として、ハワイアン航空は過去1年間で、2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロに削減することや、機内サービスから使い捨てプラスチックの部分的削減、機内食に地元産の食材を採用するなど、持続可能性に関する目標を前進させました。報告書のタイトルに使用されている「クレアナ (Kuleana)」は、ハワイ語で「権利、義務、責任」を意味します。

ハワイアン航空の脱炭素化計画には、温室効果ガス排出量削減に向けた中間目標が含まれており、石油系ジェット燃料の代替として、持続可能な航空燃料 (SAF) の使用に焦点が置かれています。その計画の一環として、2029年よりバイオ燃料企業であるGevo社より、5,000万ガロンのSAFを購入する予定です。また中期的コミットメントとして2035年までにジェット燃料に関するライフサイクル排出量を収入トンマイルあたり45%削減することを目指し、2030年までに従来のジェット燃料の10%をSAFに置き換えることを目標として掲げています。

ハワイアン航空の代表取締役社長兼CEOのピーター・イングラムは「2023年Corporate Kuleana Report」に寄せた前書きで、次のように述べています。「ここに掲げた目標、特に今後10年間の目標は、当社が炭素排出削減に対処するにあたり、喫緊に行動を取るべく真摯な考えを反映したものです。それと同時に、燃料生産者や航空業界、州や連邦政府と協力し、商業的に採算の合う価格にてSAF生産や流通を加速させるよう、支援を継続してまいります」

ハワイアン航空は、2029年までに機内サービスで使用される使い捨てプラスチックを段階的に減らしていく目標を立てており、昨年分として、太平洋横断便1便あたりの使い捨てプラスチック使用を2021年比で7%削減しました。さらにハワイ発のフライトで提供される食事の予算に占める地元産の食品と飲料は32%まで増加し、2021年の29%と比べても、2025年の目標値である40%に向かって順調な進捗を記録しています。

コロナ禍からの復興を目指すハワイ最大かつ最も歴史の長い航空会社として、ハワイアン航空は2022年には同年年末時点での総従業員数7,108名の約20%にあたる1,371名を新規雇用しました。さらに将来の採用ニーズに対応するため、ハワイアン航空は教育機関とキャリアに関するパートナーシップを確立し、航空・技術系企業での就業を希望する学生を奨励。特にハワイ州における優秀な人材へのアクセスを拡充しています。

従業員の80%が人種的または民族的に多様であり、48%が女性であると回答した報告書の中で、ハワイアン航空は以下のようにも述べています:「多様性・インクルージョン(包括性)・帰属意識に対するコミットメントは、当社の採用戦略ならびに従業員の定着を促す戦略において、引き続き重要な推進力となり、当社は資格のある退役軍人、女性、および他の歴史的に不利を被った方々にも、継続して採用の門戸を開いてまいります。また2022年の女性パイロットの割合が9.5%以上と、前年に続き2021年の世界平均5.8%を大きく上回り、米国の主要航空会社をリードしています」

ハワイアン航空は、ハワイ州の経済に対して、継続的に重要な役割を果たしています。当社より委託された第三者機関による経済効果調査によると、2022年にはハワイ州に102億ドル分の経済的恩恵をもたらし、6億ドル超の州税収を生み出しました。

また昨年版に引き続き、「2023年Corporate Kuleana Report」には、SASB(Sustainability Accounting Standards Board=サステナビリティ会計基準審議会)の公開基準に準拠した指標に加え、2020年版より公開しているTCFD (Task Force on Climate-related Financial Disclosures=気候関連財務情報開示タスクフォース) の基準に則った各指標も明記しています。

■日本における活動

京都外大西高等学校が持続化可能な開発目標(SDGs)を学ぶイベントをサポート
ハワイアン航空の従業員ボランティアグループ「Team Kokua(チーム・コクア)」は、2022年に京都外大西高等学校の生徒とともに、ワイキキビーチの姉妹ビーチである和歌山県の白良浜のビーチ清掃を行いました。また、ハワイ州観光局とホノルル市郡の協力のもと、ハワイ現地時間2022年11月にアラモアナ・ビーチパークにて京都外大西高等学校の生徒98人がビーチ清掃を体験するイベントをサポートしました。特別研修旅行に参加するため大阪からハワイアン航空便にてホノルルに到着した生徒たちは、研修旅行の一環として、海洋プラスチックごみが海洋環境に与える脅威に焦点を当て、マラマハワイ(ハワイを思いやる心)に繋がる体験を通して持続可能な開発目標(SDGs)を学びました。

ゴルフウェアブランド「HORN GARMENT」とのコラボレーション

2022年に株式会社キューブが展開するゴルフウェアブランド「HORN GARMENT」とコラボレーションを実施し、コレクションの売上の一部を国際NGO団体「The Coral Reef Alliance」に寄付を行いました。

「2023年Corporate Kuleana Report」の全容は、こちらからご覧ください:

https://issuu.com/hoike/docs/ha-kuleana-report-2023 (英語)

■ ハワイアン航空について:

創設94年目を迎えたハワイアン航空は、ハワイで最大かつもっとも歴史の長い航空会社です。ハワイ州の島間は 1日 約150便を運航、米国本土へはハワイと米国本土間を運航する航空会社の中では最多の15都市へハワイから直行便を運航しています。国際線は日本、アメリカ領サモア、オーストラリア、クック諸島、ニュージーランド、韓国、タヒチとハワイ間にて直行便を運航しています。

米国旅行誌「コンデナスト・トラベラー」、および「トリップ・アドバイザー」の消費者調査においても、ハワイに就航する米国航空会社のトップにランキングされています。2022年には、「フォーブス」誌でハワイ州内のトップ雇用主として選ばれ、「トラベル+レジャー」誌の「2022 World’s Best」において、米国No.1の航空会社として2年連続トップに輝いています。また、ハワイアン航空は、米運輸省による米航空業界ランキングにおいて、18年連続(2004年~2021年)で定時運航率1位でした。

ハワイアン航空のマイレージプログラム「HawaiianMiles」では、マイル有効期限を廃止しているため、マイルの獲得や利用を柔軟に行うことができます。ハワイアン航空は、責任ある行動で安全で楽しいハワイ旅行(Travel Pono https://youtu.be/aXVoYPajJ7g)を呼びかけています。

ハワイアン航空は、ハワイアン・ホールディングス(NASDAQ:HA)の子会社です。
詳細や最新情報は、下記をご確認ください。
公式HP https://www.hawaiianairlines.co.jp/
Twitter https://twitter.com/hawaiianairjp
Facebook https://www.facebook.com/HawaiianAirlinesJapan/
Instagram https://www.instagram.com/hawaiianairlinesjp/

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