京阪ホテルズ&リゾーツ/ホテルのアートギャラリーにて作家・吾郷 佳奈の個展を開催 

写真左「reselfie 3」(部分)photo by kaori yamane、写真右「エンドレス 1」photo by CHIHO HIRAGI

“鏡”を用いて映しとる、自画像や世界との境界線 10月5日(木)10月23日(月) 入場無料

リリース発表日:2023年9月27日 14時00分

京阪グループのフラッグシップホテル「THE THOUSAND KYOTO (ザ・サウザンド京都)」(京都市下京区・総支配人:櫻井 美和)は、ホテル館内のアートギャラリーにて作家・吾郷 佳奈氏の個展「ナルシスとエコー」を10月5日(木)より開催いたします。

本個展では、ギリシャ神話・ナルシスとエコーの物語になぞらえ、“鏡”を用いて輪郭と痕跡によって、自画像や世界との境界線を映しとる試みの作品を展示します。なお、「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2023」のフリンジプログラムとして参画しており、会期中は入場無料でご覧いただけます。

写真左「reselfie 3」(部分)photo by kaori yamane、写真右「エンドレス 1」photo by CHIHO HIRAGI写真左「reselfie 3」(部分)photo by kaori yamane、写真右「エンドレス 1」photo by CHIHO HIRAGI

THE THOUSAND KYOTOは、人にも、社会にも、未来にも心地よい感動体験をお届けする「サステナブル・コンフォート・ホテル」として、京都の文化・芸術活動を応援しています。

  • 吾郷 佳奈 個展 「ナルシスとエコー」概要 

開催期間:2023年10月5日(木)~10月23日(月)

場所:THE THOUSAND KYOTO 1階 アートギャラリー

入場料:無料

 共催:京都市立芸術大学

「ナルシスとエコー」 作家メッセージ

「⾃画像の⽅法」を考えています。わたし⾃⾝の輪郭線、わたし以外のものとの境界線を知り、感覚したいのです。その⼀環として「わたし」を認識するための「鏡」を使っています。鏡の中の⾃⾝の輪郭線のゆらぎを⽬でなぞり、右⼿に持ったペンで描き残していくことで、鏡は線で埋め尽くされ、「わたし」の姿は遠のいていきます。

また、鏡⾯状の「わたし」の線は、画⾯に固定されることで⽬の前の⾵景を映します。

わたしが⾒えなくなっていくこと。多くのものを映し始めること。

⾃分を知ろうとする⼀連の動きの答えのようにも感じるのです。

ギリシャ神話におけるナルシスとエコーの物語になぞらえて、もう⼀度⾃分の輪郭を覗き込んでみます。

  • 作家プロフィール

吾郷 佳奈 (あごう かな)

1993年島根県出雲市生まれ。2018年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画修了。

主な個展に「まちかどの汽水域」(2023年,京都)、「をちこちのここのとこ」(2021年,京都)、「エンドレス」(2020年,京都)、主なグループ展に「A-lab Artist Gate NEXT STEP」(2022年,兵庫)などがある。

個展やアートフェアでの展示のほか、ワークショップや公開制作など精力的に活動中。

HP:https://agokana.wixsite.com/agokana

<受賞歴>

2018年 2017年度京都市立芸術大学作品展 奨励賞

2017年 HIKONE STUDENT ART AWARD 2017 審査員特別賞

2016年 2015年度京都市立芸術大学作品展 奨励賞

<展覧会歴>

個展

2023年 「まちかどの汽水域」(氵 さんずい,京都)

2021年 「をちこちのここのとこ」(同時代ギャラリー ギャラリービス,京都)

2020年 「エンドレス」(同時代ギャラリー コラージュプリュス,京都)

2019年 「よるのみちすがら」(展示空間 KANGARU in HAPSオフィス,京都)

2017年 「花とコンパス」(trace,京都)

グループ展

2022年 A-Lab Artist Gate NEXT STEP(あまらぶアートラボ A-Lab,兵庫)

2020年 こえる、境界線(no-mu / studio 10㎡,京都)

2019年 吾郷佳奈・山田千尋「おひろめ」(Powder plant,京都)         ほか

アートフェア

2022年 VOU/棒 7th Anniversary ARTISTS’ FLEA VOU KYOTO 2022(VOU/棒,京都)

2018年 神戸アートマルシェ2018(神戸メリケンパークオリエンタルホテル,兵庫)

  • アートギャラリーについて

千年の都・京都でこれまで発展し続けてきた芸術文化を、絶やすことなく次の千年につなげたい、という思いから新設しました。アーティストの方への貸出や、京都で芸術を学ぶ学生の方々や若手アーティストの方への発表の場創出のほか、SDGsに関連する啓発・PR活動、催事スペースとして活用してまいります。

  • 「京都市立芸術大学」とのコラボレーションについて

2023年10月に、THE THOUSAND KYOTOからほど近くにキャンパスが移転するご縁もあり、定期的に在学生や卒業生による展示を実施いたします。これまでにもTHE THOUSAND KYOTOと京都市立芸術大学は、音楽学部の学生の演奏による「クリスマスコンサートの開催」や、アートギャラリーでの作品展示で連携しています。なお、京阪ホテルズ&リゾーツ株式会社としては、京都タワーホテルアネックスにて、京都市立芸術大学の美術学部の学生がデザインした「コンセプトルーム」を造成したほか、京都タワービルに同大学卒業のアーティスト・藤崎了一氏によるパブリックアートを新設するなど、京都駅前エリアのアートによる活性化に寄与しています。

THE THOUSAND KYOTO(ザ・サウザンド京都)

所在地:〒600-8216京都市下京区東塩小路町570番

アクセス:JR京都駅より東へ徒歩約2分 

階  数:地下1F~地上9F (客室:3F~9F/222室)

HP:https://www.keihanhotels-resorts.co.jp/the-thousand-kyoto/

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