公益財団法人九州経済調査協会/観光人流モニタリングサービス「おでかけウォッチャー」における日本観光振興協会「デジタル観光統計オープンデータ」お試し版と連動した観光来訪者数の提供開始について

自治体、DMO、観光協会等ご所属の方は、都道府県・市区町村別の日次観光来訪者数データを無償で利用可能

リリース発表日:2023年10月12日 13時40分

 公益財団法人九州経済調査協会(本社:福岡県福岡市、理事長:縄田 真澄、以下「九州経済調査協会」)は、位置情報データを使った広告・分析サービス「プロファイルパスポート」を提供する株式会社ブログウォッチャー(本社:東京都中央区、代表取締役:酒田 理人、以下「ブログウォッチャー」)が保有する、事前に利用者より許諾を得た携帯端末から取得された、月間3,000万MAU(月間アクティブユーザ数)の位置情報データを活用し、地方自治体の観光統計デジタル化を進める観光人流モニタリングサービス「おでかけウォッチャー(https://odekake-watcher.info/)」の提供を開始しております。

 このたび、おでかけウォッチャーで提供するデータについて、公益社団法人日本観光振興協会(本社:東京都港区、会長:山西 健一郎、以下「日本観光振興協会」)が進める「デジタル観光統計オープンデータ」お試し版提供開始(2023年10月12日提供開始)の取り組みを受け、同日の2023年10月12日から、おでかけウォッチャーでも、「デジタル観光統計オープンデータ」と連動した観光来訪者数の分析機能(名称:デジタル観光統計オープンデータ分析)を提供開始しました。

 自治体、DMO、観光協会等の皆様には「デジタル観光統計オープンデータ」と同様のデータを、週次連携し、日別に閲覧することができ、より迅速に地域の実態に迫ることができます。

 全国的な観光統計のデジタル化・データを活用した観光地経営の流れを加速させるべく、地方自治体の観光振興や観光政策立案、観光マーケティングでのご活用を想定しております。

【提供ダッシュボードイメージ】

注)画面は開発中のものです

 

■背景

新型コロナウイルス感染症を機に、観光を取り巻く環境は激変し、アフターコロナ/ウイズコロナを受けて、観光の多様化と持続可能性が求められています。そのなかで、観光入込客の状況をタイムリーに把握し、速やかに施策の実行・評価に繋げることができるデータの利活用およびEBPMの推進が求められます。このようななか、九州経済調査協会では、全ての地方自治体が無理なく観光統計のデジタル化を推進できるよう、基本無償で簡単に利用できる観光人流モニタリングサービス「おでかけウォッチャー」を2022年度から本格的に提供開始しています。

政府において観光統計のデジタル化の推進が図られるなか、日本観光振興協会では、観光情報の発信やマーケティング分析に活用できる「日本観光振興デジタルプラットフォーム」構築事業に取り組み、2023年3月には「デジタル観光統計整備検討委員会」を設置しました。オブザーバーを務める観光庁とも連携し「デジタル観光統計オープンデータ」の整備と適切な運用に関する議論を進めていました。

 この委員会での検討結果を受けて、2023年10月12日より、日本観光振興協会では「デジタル観光統計オープンデータ」のお試し版の提供が開始されました。なお、この観光統計の基礎となる観光人流データは、おでかけウォッチャーで活用しているブログウォッチャーの「デジタル観光統計(国内版)」であることから、おでかけウォッチャーでも提供する運びとなりました。

■おでかけウォッチャーで新たに提供するデータの特徴

  • 使用データについて:「デジタル観光統計オープンデータ」と同一基準による、新規ダッシュボード(無償版)提供開始

ブログウォッチャーが提供する同一の人流データであるが、観測する観光スポットが異なっていた点を統一化させる対応を新たに実施。基本サービス(無償版)にて、両者の整合をとったダッシュボード「デジタル観光統計オープンデータ分析」を新たに新設し、比較可能かつデータ分析が容易なかたちでの情報提供を開始。

  • 提供内容について:より詳細なデータ(日次単位)を週次更新で提供

おでかけウォッチャーでは、「デジタル観光統計オープンデータ」と同一基準による2021年1月以降の観光来訪者数を日次単位で情報提供し、特定日・曜日別の集計など、より詳細な分析を実現。データは週1回(毎週木曜日)、先週分(月~日曜日分)を更新。

  • 都道府県・市区町村別の観光来訪者数(国内)について:都道府県データの新規提供開始

都道府県データの提供はおでかけウォッチャーで初。市区町村別データは集計方法を「デジタル観光統計オープンデータ」と統一させ比較可能なものを新たに提供。

※データのご利用には、会員登録が必要です。自治体、DMO、観光協会等ご所属の方は、登録後、基本サービスは無償でご利用いただけます。

※民間企業等の方は本サービス(無償版)をご利用いただけませんが、より詳細な分析が可能となっているプレミアムサービス(有償版)を、期間限定で利用できるキャンペーンを行っております。

  

参考:おでかけウォッチャーの概要 

【サービス提供を行うWEBサイト】

https://odekake-watcher.info/

【サービス内容】

・市区町村および観光スポット来訪者の行動特徴を準リアルタイム提供するWebサービスです。

・任意の観光スポットに対する、月曜~日曜までの日別来訪者数を翌木曜に把握可能です。

【サービス提供対象】

・観光行政に関わる政策主体(政府機関、都道府県、市区町村、DMO、観光協会など)を対象として、無償で基本サービスをご利用いただけます。

【サービス利用方法】

・「おでかけウォッチャー」WEBサイト経由で、無償アカウントの発行手続きをお申し込みいただくことでご利用いただけます。 

  

公益財団法人九州経済調査協会について

代表者: 理事長 縄田 真澄

所在地: 〒810-0004 福岡県福岡市中央区渡辺通2-1-82 電気ビル共創館5F

設立: 1946年

事業内容:

九州・沖縄・山口の地域経済産業に関する総合的調査研究と政策立案をおこなうシンクタンク。九州の経済界、行政、大学などによる産学官で設立。九州経済白書、九州経済調査月報などの経済情報誌の発行。全国の地域経済データをクラウドで提供するプラットフォーム「データサラダ」の開発・運営

URL: http://www.kerc.or.jp/ (九州経済調査協会)

URL: https://datasalad.jp/ (データサラダ)

【本リリースに関するお問い合せ先】

公益財団法人九州経済調査協会 岡野・渡辺

TEL: 092-721-4907 FAX: 092-721-4908  MAIL: general@kerc.or.jp

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