星野リゾート/【界 加賀】伝統建築棟に美と歴史を感じるラウンジオープンの予定と先行内覧会のお知らせ|オープン予定日:2023年3月13日

界 加賀に3月16日オープンするラウンジイメージ

先行内覧会:2023年3月12日に開催   

リリース発表日:2023年10月13日 11時00分

石川県山代温泉の温泉旅館「界 加賀」では、2024年3月13日、江戸時代から歴史を刻む伝統建築棟に、温泉地で育まれた美と歴史を感じられるラウンジをオープン予定です。ラウンジは、この地に受け継がれてきた「九谷焼」や「山中塗」などの伝統工芸品の器を自分の好みの伝統工芸品で、お酒とおつまみをあわせ、夕食後の静かな時間を過ごすことができます。ラウンジからは開湯1300年の歴史を持つ山代温泉の「湯の曲輪(がわ)」の優美な夜景と柳の木を望み、伝統建築の趣のひとつである紅殻格子(べんがらごうし)が、この地ならではの風情豊かな空間を創り出します。

界 加賀に3月16日オープンするラウンジイメージ界 加賀に3月16日オープンするラウンジイメージ

背景 

山代温泉では古くから、伝統文化を重んじながら新しいものを組み合わせ、より良いものをお客様に届けるというおもてなしの文化が継承されてきました。例えば、美食家としても有名な北大路魯山人はこの山代温泉に度々訪れ、温泉旅館の主人たちと話し合いながら、盛るだけの器では終わらない、「料理と器のマリアージュ」という文化を生み出したといわれています。今回、ラウンジが新設されるのは、山代温泉の特徴である「湯の曲輪(がわ)」を一望できる伝統建築棟で、有形文化財として登録もされている歴史ある建物です。伝統ある建物の2階から、風情ある街並みを望みつつ、新しい感性を掛け合わせることで、この地で育まれた文化や歩みに想い馳せ、贅沢なひとときを味わってほしい、という願いのもと、この企画はスタートしました。

ラウンジで体験できること

ラウンジでは、伝統の趣ある佇まいの中で、スタッフおすすめの石川県内のお酒とおつまみが用意され、来訪者は自ら選んだ器で味わうことができます。器は専用の棚に九谷焼、山中塗、輪島塗など石川県の伝統工芸品などが多数展示され、その中からお気に入りを探します。また、ラウンジからは明治時代の建築様式を残す共同湯である「古総湯」と、そこを中心として温泉旅館が建ち並ぶ山代温泉固有の景観も見どころです。

加賀の華やかな伝統文化が表す美の要素

界 加賀は「加賀王道の華やか滞在~新しい感性が息づく温泉旅館~」がコンセプト。門の暖簾をくぐれば、フロントには加賀水引のオブジェ現れます。友禅染めをモチーフとした色鮮やかな九谷焼タイルの庭を見つつ、渡り廊下を進むと、北大路魯山人の作品「いろは屏風」が飾られたトラベルライブラリーへとつながっています。お部屋は全室、加賀の伝統工芸が施されたご当地部屋。食事処で出される器も選りすぐりの地元工芸品を用いています。毎日夜9時30分から披露される「加賀獅子舞~白銀の舞~」では、加賀の地に伝わる芸能を迫力満点の舞で披露し、見る人の厄を払い福を呼び込みます。今回、伝統建築棟に新たに作られるラウンジも、かねてより界 加賀が文化を通して表現してきたおもてなしの延長線上に誕生します。

    

  

伝統建築棟について

ラウンジは、細かな木を縦と横に組み合わせた加賀地方に残る建築様式「枠の内(わくのうち)」を持つ伝統建築棟内に設けられます。この伝統建築棟は、文政年間(1818年~1830年)に建てられ、加賀藩主や多くの文人が逗留したという由緒ある建物です。2014年の大規模な修復工事では趣はそのままに残しつつ、内部の改装を実施し、2023年4月には、1階部分に「金継ぎ工房」も新設しました。工房では、旅館で実際に使用している、器の割れや欠けをスタッフが日々修繕を行い、来訪客が作業工程の一部分を体験できる「金継ぎいろは」も毎日開催されています。

SDGsへの貢献について

星野リゾートは経済価値と社会価値を両立する CSV 経営(CSV:共通価値の創造)が重要だと考えています。SDGs(SDGs: 持続可能な開発目標)をCSV経営を促進するためのフレームワークとして捉え、各施設でさまざまな取り組みを推進しています。界 加賀の伝統建築棟の保存・活用に関する取り組みは、SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」に寄与することを目指しています。

界 加賀の伝統建築棟の保存・活⽤に関する取り組み

界 加賀の立地する山代温泉は、歴史的にも文化的にも価値あるエリアとして、加賀市の景観整備地区に指定されています。また、「山代ならではの価値を見つめなおし、磨きなおし、魅力をつける(*1)」を、温泉街全体で目指してきました。界 加賀もこの目標に観光業の側面から、より持続可能で、より人の心を動かすおもてなしを追及する役割があると考えています。界 加賀の前身である1624年(寛永元年)創業の「白銀屋」から星野リゾートが運営を引き継いだ際、耐震補強等の修繕が必要になりましたが、湯の曲輪で最古、かつ唯一無二の佇まいを後世に受け継ぐため、紅殻格子や赤壁などの伝統的な建築意匠の数々を残しました。現在は「再現することが容易でない(*2)」として、有形文化財の認定をうけ登録されています。これらの建築を単に過去のものとして見学するのではなく、今に生きる人々が過ごすにも快適な場所として、居心地のよい時間を過ごしてもらいながら、理解を深めてもらえることをめざしています。

*1 山代温泉中期ビジョン2023-2030

*2 国指定文化財等データベース(https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00001068

ラウンジオープン日

2024年3月13日(水)

先行取材のご案内

当ラウンジの新設に際し、メディア関係者向けの先行内覧会を実施します。事前の取材申込については2024年3月にご案内します。

先行内覧会:2024年3月12日(火) 15時受付 15時半開始

界とは

「界」は星野リゾートが全国22施設に展開する温泉旅館ブランドです。「王道なのに、あたらしい。」をテーマに、季節の移ろいや和の趣、伝統を生かしながら現代のニーズに合わせたおもてなしを追求しています。また、地域の伝統文化や工芸を体験する「ご当地楽(ごとうちがく)」、地域の文化に触れる客室「ご当地部屋」が特徴です。2024年4月には、宮城県・秋保温泉に「界 秋保」、秋には岐阜県・奥飛騨温泉郷に「界 奥飛騨」を新規開業します。

URL:https://hoshinoresorts.com/ja/brands/kai/

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