PROJECT ATAMI実行委員会/滞在制作プロジェクト「ATAMI ART RESIDENCE」 総勢60組目となる第4ターム参加アーティスト6組が決定

リリース発表日:2023年10月26日 10時00分

PROJECT ATAMIは2021年の3月に始動し、総勢組のアーティストを熱海に招聘してまいりました。

その柱の一つである「ATAMI ART RESIDENCE」、2023年度第4ターム目となる6組が決定しました。

「ATAMI ART RESIDENCE」は、若手アーティストの制作活動支援を目的としており、制作活動におけるアトリエの提供・制作費を支援する滞在制作型プロジェクトです。

独創的かつ瑞々しい感性をもつ若手アーティストたちが、ATAMI ART VILLAGEに滞在し、“熱海”というフィールドをキャンバスとして、その魅力をアートで表現します。

PROJECT ATAMIでは、多種多様なアーティスト間の交流を通じて、さまざまな角度から熱海の魅力を表現、発信する機会を提供してまいります。

■第4ターム(2023年10月~12月ごろ滞在予定)

【参加アーティスト6組】(※50音順)
・市川平、下山健太郎+奥多摩美術研究所、SCAN THE WORLD、vug、松田将英、米澤柊+駒澤零

【アーティストプロフィール】
・市川平
 Tira Ichikawa

1965年生まれ。1991年武蔵野美術大学大学院修了。現代的なモチーフを選び、彫刻に様々な素材や要素を取り入れ、SF的な物語性を感じさせる作品群を制作。2016年より元彫刻家の特殊照明作家として、多数のコラボレーションワークを実現。2021年「市川平セルフコラボ展」(発電所美術館) 2020年「岡本太郎美術館 20 周年記念展」(川崎市岡本太郎美術館)

・下山健太郎 Kentaro Shimoyama

下山健太郎(しもやま・けんたろう) 1990年、東京都生まれ。2016 年に東京造形大学大学院 美術研究領域修了。 2018年よりインディペンデントの出版社「ハンマー出版」を主宰。 主な個展に「Table of Contents」(LOOP HOLE、東京、2022)「 The Whole World Is My Warehouse 」(GASBON METABOLISM、山梨、2022)「Open End」(Peaple、東京、2022)「The Window and So On」(NADiff A/P/A/R/T 、東京、2022)など。主なグループ展に、「ユートピアのテーブル」(The 5th Floor、東京、2022)「3人のキュレーション「美術の未来」Shibuya Hikarie Contemporary Art Eye Vol.15」(Hikarie 8/CUBE 1, 2, 3、東京、2021)「国立奥多摩湖 ~もちつもたれつ奥多摩コイン~」(gallery αM、東京、2020)など。

奥多摩美術研究所 The Institute of Art, Okutama

「美術」と社会とどのように関わっていけるのかを模索していくために2018年、奥多摩美術研究所という会社をつくった。この会社の事業内容は7つ。① 美術の研究発表② 展覧会の企画設営③ 作家の紹介支援④ 作品の発表販売⑤ 商品の企画販売⑥ 物の図化資料化⑦ 展示造形物の作製。企画の内容や規模によって仲間を集め、実現させていく。仲間は大体それぞれが作家として活動している。みんなの持てる力を結集させ「美術」を面白くしていきたい。

・SCAN THE WORLD

2018年より活動を開始したSCAN THE WORLD (STW) は、アーティストの石毛健太とBIENが主導するハンディスキャナで新しい遊びを考えるプロジェクトの総称。過去の展覧会に「アペルト17 SCAN THE WORLD [NEW GAME]」 (金沢21世紀美術館、2022年)、「SCAN THE WORLD [ STAGE: TELEPHONE GAME]」 (TOH、東京、2021年)、 「SCAN THE WORLD [STAGE: COLLECTIVE BEHAVIOR]」(FL田SH、東京、2018年)。

https://www.scan-the-world.net/

・vug

1988年愛知県生まれ。名古屋を拠点に活動。4歳の頃から独学で絵を描き始め、10代ではグラフィティに影響を受け、ライターとしても活動していた。現在はペインティングを軸に、コラージュやドローイング、刺繍、陶芸、タトゥーなど多様な技法を横断的に用いて、自由気儘な表現を編み出している。近年は自身の日常生活での一コマを、独特な言葉遊びの文字と組み合わせて描く日記的作品を中心に制作している。

・松田将英 Shōei Matsuda ​

1986年生まれ。2010年からSNSで活動を開始し、匿名性と集合知を主題としたネットパーソナリティを介して人々と協働するイベントやインストラクション、パフォーマンスで大きな注目を集めた。その活動はSNS以降の主体性や作者性を問い直し、都市や社会への直接的な介入を通じて新たな共同性を生み出す実践として高い評価を受けた。2020年からは実名での活動を開始し、インスタレーション、彫刻、プリント、映像など多岐にわたるメディアを用いて、ネットワーク普及後のセレブリティ、経済、景観に対するコンセプチュアルで詩的な実践を展開している。

・米澤柊 Shu Yonezawa

 東京生まれのアーティスト、アニメーター。

現在のデジタルアニメーションにおけるキャラクターの身体性と現実空間の生き物が持っている精神的身体性と感情について、またそれらアニメーションが生きる空間の空気を、絵を描くことや映像・詩・文章・物理現象など様々なメディアをもちいて制作している。また、主な共同制作としてMV「Nitecore – Heartbeat」(ディレクション=ファンタジスタ歌磨呂) や、東京スカパラダイスオーケストラ×長谷川白紙のMVのアニメーション、ボカロPのKAIRUIによるシングル「海の名前」のアートワーク制作も手掛ける。

・駒澤零 Ren Komazawa

東京都出身のイラストレーター・漫画家。

触れられそうなほど切実で内省的な感情と、天使や夢といったアウラを線に込めて制作を行う。

2021年4月よりDJ / トラックメイカーの栄免建設と共に実際のレコード屋での「ディグ」をテーマにしたレコードDig漫画『ディグインザディガー』を好評連載中。2022年9月に始動したインターネットレーベル<KAOMOZI>のオーナーを務め、全ての楽曲アートワークとビジュアルを担当している。画業の他にも、nemuigirlとしての音楽活動、DJ、VJ、展示参加など、その活動は多岐に渡る。

【PROJECT ATAMI】

本プロジェクトは熱海の魅力をアートにより再発見し、目に見える形にすることで、それを体験し楽しんでいただくために生まれたプロジェクトです。双方向の学び合い、自発的な発見があるようなできごとをつくっていきます。また、五感で感じるリアルな体験が、記憶に残るようなプロジェクトになればと考えています。滞在制作型プロジェクトである「ATAMI ART RESIDENCE」と、アーティストをサポートする仕組み「ATAMI ART GRANT」を二本の柱として取り組んでいます。

【ATAMI ART VILLAGE】
2023年4月より、ACAO SPA & RESORT株式会社がオープンする「ATAMI ART VILLAGE」は、300人のアーティストが熱海に住まう未来を目指した、文化芸術体験プロジェクトです。本プロジェクトでは、都会から急速に自然が失われるなか、豊かな大自然に囲まれて、親子でアーティストや作品と触れ合うことができる環境、第一線で活躍するアーティストをお招きした「学びの場」を創出します。


【本件お問い合わせ先】
​広報担当:鈴木
info@projectatami.com

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