ホテル・旅行のニュースリリース・情報

• 業務提携の背景

　関西国際空港の利用状況をみると、2022年10月の入国制限撤廃により、国際線の旅客便の発着回数が急増しています。2022年10月の発着回数が2,120回であったのに対し、2023年8月の発着回数は9,903回と約5倍になりました。（関西エアポート調べ、2023年8月速報値）
　南海電鉄は、かねてより、駅・車内の混雑緩和や通路スペースの確保のために「手ぶら観光」を推進していました。2018年12月10日には、スーツケースなどの大型手荷物をお持ちのお客さまが一層快適・便利に移動できるように、関西空港駅で、手荷物預かりを取り扱う手ぶら観光窓口「n・e・s・t  関西空港店」を開設しました。
　Airporterは、東京を中心に、空港とホテル等の宿泊施設間の手荷物当日配送サービスを提供しています。このたび、南海電鉄とAirporterが協業することにより、関西国際空港を起点として、大阪市内全域のホテルへ手荷物の当日配送が可能となります。

• 概要

　開始日時｜2023年10月31日（火）9時
　開設場所｜南海電鉄 関西空港駅 ※サービスの利用は、改札外からのみ可能です。
　営業時間｜9時～21時（大阪市内への手荷物配送の受付締切は当日14時半）
　　　　　　※11月1日から11月30日までは、10時〜20時の営業となります。
　受付締切｜手荷物預かり：営業時間内
　　　　　　手荷物配送：9時から14時30分迄（同日19時以降にホテルで受取りが可能）
　提供価格｜手荷物預かり：800円（税込）/個　手荷物配送：2,500円（税込）/個
　配  送 先｜スタッフが常駐している大阪市内のホテル
　※民泊施設や簡易宿所（ゲストハウス）等でスタッフが常駐していない宿泊施設への配送は行いません。

• 今後の展開

　Airporterは、宿泊施設（あるいは市中の特定地点）から国内出発空港を経て海外到着空港へ手荷物を直送するサービスの実証実験を2023年7月に開始しました。本サービスによって、日本での観光最終日に、搭乗手続きに費やしていた時間を空港におけるショッピングやお食事の時間に活用でき、滞在中に叶わなかった体験や観光地に足を運ぶこともできるようになります。
　南海電鉄は、関西空港駅を終点とする路線と駅を有します。将来的には、駅などに設置可能な専用機器を開発することで、旅客が南海電鉄の駅で手荷物チェックインを行うことができるような仕組みの構築も視野に入れております。また、航空会社が提供するオンライン（事前）チェックインを組み合わせることにより、搭乗便によっては長蛇の待機列が発生する搭乗手続きのDX化にも貢献いたします。
　インバウンド客の多数来訪が見込まれる大阪・関西万博を見据えて、海外旅行客の手荷物ストレスの解消、今後懸念されるオーバーツーリズムの解消を目指します。

組織概要
株式会社Airporter
代表者：代表取締役 泉谷 邦雄
所在地：東京都中央区日本橋1-4-1 日本橋一丁目三井ビルディング（コレド日本橋）5階
設立：2017年11月1日
URL：https://about.airporter.co.jp/