/スペースデータ社、宇宙環境をデジタル空間に再現する「宇宙デジタルツイン」を開発し、バーチャル月面やバーチャルISSを構築

リリース発表日:

衛星データ・AI技術・3DCG技術を駆使してデジタルツインを開発する株式会社スペースデータ(本社:東京都新宿区、代表:佐藤航陽)は、宇宙環境をデジタル空間に再現する「宇宙デジタルツイン」を開発し、バーチャル月面やバーチャルISS(国際宇宙ステーション)の構築を実験的に行いました。

宇宙デジタルツイン技術により、宇宙空間における様々なシミュレーションが可能になり、研究、教育、そしてエンターテインメントの分野に大きなイノベーションが期待できます。

  • デジタルツイン技術を宇宙開発に応用

当社は、衛星データ・AI技術・3DCG技術を活用してデジタル空間に現実そっくりの複製(デジタルツイン)を自動生成する技術を開発してきました。衛星から取得できる地上の静止画像と標高データに機械学習を行い、地上の構造物を検出した上で、AIに地上の3Dモデルを自動生成させ、3DCG技術で金属・植物・コンクリートなどの細かな材質まで再現します(特許保有)。

今回は当社デジタルツイン技術を地球外の宇宙空間にも応用し、宇宙環境をデジタル空間に再現する「宇宙デジタルツイン」の開発を実験的に行いました。衛星データを活用した月面環境の再現や、地球の周辺環境の再現を行い、月の1/6重力や宇宙の無重力を反映した擬似宇宙空間でリアルタイムに動き回ったりシミュレーションを行ったりすることができます。

例えば、月面探査を行う場合のルートシミュレーション、月面基地を作る場合の事前検証、民間で宇宙ステーションを建築する場合のテスト、民間宇宙旅行の擬似体験といった用途も想定できます。この技術により「映像」だけでなく「体験」も共有できるようになり、教育、研究、エンターテインメントなど幅広い分野での活用が期待できます。

  • デジタルを活用した宇宙開発の未来

約50年前の「アポロ計画」以来の人類の月面着陸を目指す米国主導の「アルテミス計画」が始動し、有人宇宙探査が盛り上がりを見せています。SpaceX社を中心とした民間による宇宙開発も急激に加速しつつあり、民間による宇宙ステーションの開発、宇宙インターネットの普及、月面資源探査といった分野も注目されています。

一方で、宇宙開発は専門的な分野であり、一般の方々にはまだまだ身近な存在ではありません。また、他の産業と比べてもデジタル技術の活用も進んでいません。当社は宇宙開発においてもDX(デジタルトランスフォーメーション)が進み、デジタル活用によって業務プロセスの改善・生産性の向上・マーケティングの強化などが急激に進んでいくと考えています。

当社では宇宙デジタルツイン技術で仮想空間と宇宙空間をシームレスにつなげることにより、宇宙開発の進化を加速させ、宇宙開発の新たな可能性を広げていきます。

今後は宇宙デジタルツイン技術を多くの企業やユーザーが利用できるプラットフォームとして進化させていきます。このプラットフォームは、宇宙ビジネスだけでなく、教育や研究においても幅広い用途で活用できることを目指します。これにより、宇宙開発への参加機会が拡大し、多様なイノベーションの創出が期待されます。

  • スペースデータ社について

スペースデータでは、①衛星データ、②AI技術、③3DCG技術の三つの技術を軸に研究開発を行う宇宙関連スタートアップです。「テクノロジーで新しい宇宙を作る」ことをビジョンに掲げています。革新的技術の発明・特許化・実用化を行っています。

◆法人概要

・社名:株式会社スペースデータ

・代表:佐藤 航陽

・住所:東京都新宿区西新宿6-15-1 セントラールパークタワー10F

・資本金:15億1300万円

・目的:宇宙開発に関わる投資と研究

・URL:https://spacedata.ai

  • 本件に関するお問い合わせ

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