ホテル・旅行のニュースリリース・情報

「よろづや」の離れとして存在していた「松籟荘（この後、旧松籟荘とする）」は、残念ながら2021年2月に火災に見舞われました。この旧松籟荘は1939年に完成した木造の数寄屋造りで、2003年に国の登録有形文化財に指定され、湯田中温泉郷の地域のシンボルとして多くの方々に親しんで頂いておりました。火災の際には沢山の方からお見舞いと励ましの言葉をいただき、長年当館をご利用いただいていたお客様からも、松籟荘の再建を願う心温まるメッセージが寄せられました。そうした声に応え、「長く愛される宿を作りたい」との想いを胸に再建を誓い、この度ここに至りました。また、再建を進めるにあたりクラウドファンディングを実施し、330名の方よりご協力を頂きました。集まった資金は建築費の一部として、大切に使用させて頂いております。

「 また、ここで、心ゆくまで 」

新たな松籟荘（この後、新松籟荘とする）は場所を変え、全５室スモールラグジュアリーの宿として生まれ変わります。外観などの姿は以前と大きく変わりますが、館内の所々に旧松籟荘の意匠を再現し、また一部の調度品は旧松籟荘で使用していた物と同じデザインで制作するなど、古くから当館を親しんで頂いていたお客様へ「おかえりなさい」の気持ちを念頭に、開業準備を進めてきました。

全客室には自家源泉である天然温泉かけ流しの露天風呂と、四季折々の景色を楽しむ事ができる坪庭を設け、自然と一体になる日本の建築美を意識した数寄屋建築に拘りました。現代日本において和室や和風建築の実現は非常に困難になっています。質の良い材料の入手が難しく、技術者の高齢化と共に技術の継承が困難な状況にある為です。そんなロストテクノロジーになりつつある中で、新松籟荘は数少ない熟練技術者と本物の素材にこだわり、手仕事の美を追求しました。訪れる方々に日本建築の美しさや、普段は触れることの少ない日本の伝統に再び触れていただきたいと思っています。また、旧松籟荘を知らないお客様にも、「初めてなのに、どこか懐かしい」そんな体験を提供する宿を目指しています。

ご宿泊に関して、2023年12月8日(金)　午前9時より、公式ホームページにて予約受付を開始致します。

公式HP：https://shoraiso.com/

お披露目会のご案内

報道関係者様向けのお披露目会を開催いたします。

＜開催日程＞

日時：2024年2月21日（水）、22日（木）の２日間（午前10時〜午後5時）

※予約制となりますので、事前にご連絡をお願い致します。

場所：松籟荘／長野県下高井郡山ノ内町平穏3071-1（よろづやの向かい側）

電話：0269-33-2114

松籟荘（しょうらいそう）施設概要

施設名：松籟荘（しょうらいそう）

開業予定：2024年３月１日  (グランドオープンは、同年４月15日を予定)

所在地：長野県下高井郡山ノ内町平穏3071-1

交通：長野電鉄「湯田中駅」より徒歩７分

建築規模：敷地面積約1478㎡　木造2階地下1階（一部鉄筋コンクリート造）

客室数：5室（全客室、天然温泉かけ流し露天風呂付き）

大浴場：2ヶ所（よろづやにある、国の登録有形文化財桃山風呂と、東雲風呂の利用可）

料金：53,000円～／税込（1泊2名利用時、１名料金）

公式HP：https://shoraiso.com/

※詳細は公式ホームページをご覧ください

※本資料に掲載されている情報は、2023年12月7日現在のものであり、変更となる場合がございます。

株式会社萬屋傳蔵（よろづやでんぞう）

当社は200年以上に渡り、宿を営んできました。五代目館主による1939年の「松籟荘」建築は、その歴史の中でも一つの大きな節目であり、同館主により建てられた「桃山風呂」と「松籟荘」は、2003年に国の登録有形文化財として認定され、多くのお客様にご利用いただきました。その後、2021年2月に「松籟荘」を失いましたが、皆様の温かい言葉と支援により2024年3月に「松籟荘」が新しく生まれ変わる事となりました。皆様の温かい言葉と支援に、この場を借りてお礼申し上げます。

【会社概要】

社名：株式会社萬屋傳蔵

所在地：長野県下高井郡山ノ内町平穏3137

代表取締役：小野誠

設立： 昭和23年5月（創業, 江戸時代寛政年間）

https://prtimes.jp/a/?f=d117107-4-265d0566eb0c4ee24e8ea3e24e2d81f8.pdf