Afro&Co./絶景で、伝承芸能を舞い踊る「絶景伝承芸能2023」公開

音と映像で、伝承芸能の魅力を新たな角度から伝える映像企画

120万枚の桜の花びらに埋もれるチルアウトバー「SAKURA CHILL BAR by 佐賀」や、バスの車内でいちご狩りを楽しむ体験型バス「いちごさんバス」など、話題の体験型イベントを手がけるクリエイター「アフロマンス」率いるクリエイティブカンパニー「Afro&Co.」は、佐賀県とコラボレーションし、佐賀の絶景を背に佐賀の伝承芸能を披露した異色の映像作品「絶景伝承芸能2023」を、YouTubeチャンネル「佐賀県伝承芸能」にて公開いたします。

  • 吉野ヶ里歴史公園、名護屋城跡など、歴史の転換期にて舞台となった地にて撮影

「絶景伝承芸能」は、後継者問題に悩む佐賀県の伝承芸能を普段馴染みのない若い世代にPRするべく、佐賀県内の絶景スポットで伝承芸能の踊りを披露した様子を収録した映像作品です。 2020年11月に第一弾を公開、今回は第四弾として制作されました。

今作では、テーマを「歴史の断片を継ぐ伝承」とし、吉野ヶ里歴史公園、佐賀城本丸歴史館、名護屋城跡など日本の歴史の転換期の舞台として佐賀の歴史に遺されてきた名所にて撮影を行いました。また最後のシーンでは、新時代のエンタメアリーナとして2023年5月にオープンした、SAGAアリーナでも撮影を行いました。

伝承芸能は「浮立玄蕃一流」「太神楽」「久原の大念仏」の3つの団体に演舞を披露していただきました。

当作は、 2023年11月19日(日)にSAGAアリーナで開催された第6回伝承芸能祭でも上映されました。

歴史の断片を繋ぐ旅路の物語、そして「継ぎの世代へ」繋ぐ未来への祈りを込めた映像をお楽しみください。

  • 伝承芸能について

浮立玄蕃一流(佐賀市)

団体名:東神野天衝舞浮立保存会

1556年、雨ごい祈願のために堀江大明神に大宮司・山本玄蕃が浮立を奉納したことが始まり。三日月のような形をした天衝を額に付けて舞う天衝舞、大太鼓、小太鼓、笛、鉦、調子方、謡方などが浮立を披露する。県内は玄蕃一流の流れを組む浮立が多く残されている。

久原の大念仏(伊万里市)

団体名:久原大念仏保存会

旧山代郷(東山代町・山代町)に伝わっている「大念仏」は、宗教儀礼であった踊り念仏が芸能化した直後の姿をよく残しており、県内でも旧山城郷でしか行われておらず、大変貴重である。

干ばつのような自然災害は、御霊(不慮の死をとげた人の魂)の祟りによってもたらされると信じられており、その御霊を鎮めるために大念仏が行われ、雨乞いの祈願として奉納されてきた。一度は途絶えたが、町民が復活させ継承している。

太神楽(神埼市)

団体名:尾崎東分太神楽保存会

2年に1度、神埼市の櫛田宮の春の例祭に奉納される獅子舞。県内に伝わる太神楽の代表的なものである。邪気を払う信仰に基づいた神事芸能として価値あるものであり、佐賀県重要無形民俗文化財に指定されている。獅子は一頭で、幌の中に多数の若者が入る。少年が女性の長襦袢を着て黒の翁面をつけた獅子めずりが、獅子を操る。

  • 佐賀の絶景について

佐賀県立佐賀城本丸歴史館(佐賀市)

幕末期の佐賀城本丸御殿の一部を忠実に復元し建てられた歴史博物館。佐賀藩の科学技術や佐賀が輩出した偉人などにより、日本の近代化に貢献した幕末維新期の佐賀の歴史を、分かりやすく展示している。木造復元建物としては日本最大の規模を誇り、当時の雰囲気を味わうことができる。

市村記念体育館(佐賀市)

リコーの創設者である佐賀県出身の実業家、市村清氏により1963年に建設され、佐賀県に寄贈された。 建築家として世界的に有名なル・コルビュジエの門下生である坂倉準三氏が設計した建物で、正面からは王冠を思わせ、側面は馬のくら型をした独創的なデザインが特徴。

名護屋城跡(唐津市)

豊臣秀吉の「文禄・慶長の役」に際し築かれた名護屋城の城跡。当時、大坂城に次ぐ規模を誇り、周囲には130以上に上る諸大名の陣屋が構築され、全国から20万人を超える人々が集ったとされた。430年余の時を経て、今なお当時の面影を残す。

祥光山星巖寺 五百羅漢(小城市)

小城鍋島家歴代藩主の菩提寺で、今から300年以上前に建立された。

境内にはいろいろな表情をした羅漢像が安置されており、現在は200体余りが残る。(五百羅漢とは仏教で仏陀に付き従った弟子たちのことを指す。)表情豊かな羅漢が訪れる人を楽しませている。

吉野ヶ里歴史公園(吉野ヶ里町)

日本最大規模の弥生時代の環壕集落跡である吉野ヶ里遺跡の保存及び活用を図るため設置された国営公園。面積は国営部分で約54ヘクタール。98棟の弥生時代の建物が復元され、往時の暮らしの風景が再現。来訪者は大きなスケールで弥生時代を体感できる。佐賀県が世界に発信する歴史文化公園である。

SAGAアリーナ(佐賀市)

2023年に誕生した約8,400席の観客席を備えた新時代のエンタメアリーナ。県内を拠点とするスポーツチームが本拠地として使用するほか、コンサートやMICEなど様々なイベントが開催できる。国内で初めて標準装備した3つの大型ビジョンにより、迫力ある映像・光の演出ができ、佐賀のスポーツや文化に新しい風を吹き込む大型施設。

  • SNSで話題のフォトグラファーとコラボレーション。伝承芸能の舞いを撮影

今回の映像では、広告や雑誌など幅広く活躍するフォトグラファー・もろんのんさんとコラボレーション。全ての行程に同行し、映像への出演とともにスチール撮影を手掛けていただきました。佐賀の絶景を舞台に繰り広げられる伝承芸能の舞いを被写体にして、彼女ならではの直向きな目線で、継ぎゆく歴史や文化、そして人々の想いを切り取った、みずみずしく情感あふれるフォトグラフが生まれました。

若い世代のアーティストであるもろんのんさんによる渾身のフォトグラフは、佐賀の伝承芸能の現在の姿を伝え、地域や世代を超えて多くの人を惹きつける、見応えのある作品となっています。

もろんのんさんの作品は、絶景伝承芸能の公式サイト「DENSHOW」公式サイトにてご覧になれます。

https://denshow.saga.jp/work04/

  • もろんのん プロフィール

商品、旅、ポートレートを撮影。広告や雑誌など幅広く活躍。YouTube「もろんのんTV」を通じて写真撮影術やおすすめ旅Vlogを伝える。Instagramで11万超えフォロワー。YouTubeで11万チャンネル登録者数を突破。

主な仕事に『弘中綾香の純度100%(写真)』、『木村文乃2021年カレンダー(撮影)』『そうだ京都、行こう。』など

  • 「DENSHOW」とは

今を生き、未来へつなぐ

伝承芸能は、博物館のガラスケースの中にある過去のものではなく、今、私たちと同じ時代を生き、そしてこれからの未来、次の世代へとつなげていくものです。生き続けるということは、頑なに変わらないことではなく、新しい風が吹き込み、むしろ変化していくものだと思います。

「DENSHOW」は、脈々と受け継がれてきた伝承芸能のDNAを、現代の表現やカルチャーと共にアップデートする新たなプロジェクト。魅力あふれる佐賀の絶景と伝承芸能を組み合わせ、映像作品やデザインとして表現し、伝承芸能の新たな側面、魅力を伝えていきます。

「DENSHOW」公式サイト:https://denshow.saga.jp/

  • 「Afro&Co.(株式会社アフロ&コー)」について

体験クリエイター「アフロマンス」率いる「Afro&Co.」は、「世の中に、もっとワクワクを。」を理念に、アイディアと実現力で新しい体験をつくる体験クリエイティブカンパニー。

これまでに、泡にまみれて踊る「泡パ」、街中を300mの巨大スライダーで滑る「Slide the City JAPAN」、バスタブに浸かりながら映画をみる「BATH TUB CINEMA」など、数々の新しい体験型エンタテインメントを企画し実現しています。また、それらで培った知見やノウハウを活かし、様々な企業や行政とのコラボレーション企画も手がけています。

Afro&Co.公式サイト:https://afroand.co/

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