- 2024-1-15
- ホテル プレスニュース
Microsoft 365をフル活用した生産性の向上へ
福祉用具レンタル・販売事業および、リネンサプライ事業を行う株式会社ヤマシタ(本社:静岡県島田市、代表取締役社長:山下 和洋、以下「ヤマシタ」)は、このたびMicrosoft社が提供するMicrosoft 365 アプリとGPT-4 などの大規模言語モデル(LLM)を調整する AI を活用した生産性ツール「Microsoft Copilot for Microsoft 365」のテスト導入を開始しました。
Copilot for Microsoft 365は、Microsoft 365 環境で使用される Teams、Outlook、Word、PowerPoint、Excelなどのアプリケーションと連携してGPT-4などの大規模言語モデルを組み合わせたAIが自然言語でのやり取りを通じてユーザーの作業を支援するサービスです。例えば、PowerPointで、「福祉用具の使い方に関する資料を作成して」とプロンプトで指示をすることで、Copilotが自動でプレゼンテーションのドラフトを出力してくれます。
当面は、資料作成頻度の高い本部組織や管理職の業務効率化に寄与すると想定し、該当の社員約350名でテスト導入を行い、導入効果を検証します。
また、併せてコラボレーションアプリMicrosoft Loopを活用し、社内会議資料作成や共有などの業務効率化の取り組みも同時に開始します。これまでPowerPoint、Excelなどを使用していた社内会議でのアイデア出しや意見共有、会議内容のまとめなどをLoopに置き換えることで、資料作成時間や会議時間を削減できるほか、Loop内のワークスペースにおいて複数人が同時に作業することで、共有の時間も削減することができます。
ヤマシタは、Microsoft 365をフル活用することにより、生産性を向上させ、EX(従業員の仕事のやりがい)向上に繋げていきます。
■日本マイクロソフト株式会社 執行役員 常務 コーポレートソリューション事業本部長 兼 デジタルセールス事業本部長 小林 治郎氏のコメント
この度、株式会社ヤマシタ様が、Microsoft Copilot for Microsoft 365のテスト導入を開始して頂いたことを、心より感謝申し上げます。日本における介護ニーズの急増と多様化の流れに対して、介護分野での生産性向上の重要性がますます高まる中、Copilot for Microsoft 365や市民開発の拡大によるヤマシタ様の業務効率化に対する取り組みは、業界全体へ非常に大きなインパクトをもたらすものと考えます。今後も日本マイクロソフトは、ヤマシタ様での生成AI活用・社内浸透やDXの推進に対し、引き続きご支援してまいります。
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Copilot for Microsoft 365を活用する方法の例
Microsoft Teams
・会議の要点を自動的にまとめ関係者に配信することにより、会議参加メンバーを絞る
・会議の決定事項やタスクを自動でまとめ、対応内容・期日を明確化する
Outlook
・取引先からの詳細な問合せメールを要約し、重要な情報を素早く把握する
・日程調整など定型的な内容に対する文案を自動作成し、返信を効率化する
Word
・社内文書を読み込ませ、社内報の記事や各種報告書などは、自然言語に基づく指示で初稿を作成する
PowerPoint
・お客様にお渡しするリーフレット等のたたきを自動作成する
・社内外向け説明資料のたたき台を自動作成する
Excel (※ Copilot in Excel の日本語対応後に本格的な活用を想定)
・在庫管理や生産計画を自然言語で指示し、データ処理を簡素化して作業ミスを軽減する
・重要な部分へのハイライトなど視認性を高める
さらに、今後は Power Platform を活用し、ローコードでのシステム開発ができる環境を構築していくことで、現場の非エンジニア従業員による市民開発を活発化させていき、さらなる業務効率化によるEXの向上を目指します。
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ヤマシタにおけるDX推進の取り組み
ヤマシタは、長期ビジョン2030において、従業員の仕事のやりがい(EX)と顧客の体験価値を相互に高め合う好循環を強みに2030年に現在の売り上げ規模の3倍である売上高850億円の目標を掲げています。DXの推進によってEXとCXの好循環を加速させるとともに、デジタル技術を活用した新たなサービスの開発などによってCXの拡張を行うべく、以下のような取り組みを行っています。
●エンジニア組織の拡大
新たなITサービス創出や社内システム構築の内製化に取り組んでおり、エンジニアの採用を積極化しています。また、筑波大学准教授でメディアアーティストの落合陽一氏やカインズのCDOである池照直樹氏、フルスタックエンジニアの樋口昭太郎氏をアドバイザーとして起用しています。
●市民開発
これまでエンジニアが中心だったシステム開発業務を Power Platform などのローコードツールを活用することで、現場の非エンジニア社員が社内業務アプリの開発を行う市民開発に注力しており、ITスキルの底上げやコミュニティづくりなどを行っています。既に約10個の市民開発による社内アプリを構築しており、福祉用具レンタル・販売事業では、全国の営業所への横展開を開始しております。
●生成AIの活用
生成AIの技術の業務活用における検証に取り組んでいます。主にAzure OpenAI ServiceとCognitive Searchを活用した、社内情報のデータベース化と自然言語による出力の観点で技術検証を行い、業務改善システムの構築を目指しています。
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株式会社ヤマシタについて
1963年の創業以来「正しく生きる、豊かに生きる」を企業理念に掲げ、リネンサプライ、介護用品レンタル・販売の両事業で業界大手のポジションを確立。従業員の仕事のやりがいと顧客の体験価値を相互に高め合う好循環を強みに、2030年に850億円の売上目標を掲げている。DXにも注力しており、既存事業×テクノロジーによってサービス品質と生産性を向上させながら、周辺の事業領域や海外にも進出。業界再編と高付加価値化の実現に挑戦することで非連続な成長を成し遂げ、2050年には売上高1兆円を目指す。
(会社概要)
所在地:本社:静岡県島田市中河 737
東京本部:東京都港区港南二丁目15番3号品川インターシティC棟8階
設立:1963年3月6日
代表者:代表取締役社長 山下和洋
事業内容:福祉用具レンタル・販売、居宅介護支援事業、リネンサプライ事業等
売上高:268.0億円(2023年3月期)
従業員数:2420名(2023年3月末日時点)
※ Microsoft、Microsoft 365、Microsoft Teams、Outlook、Word、PowerPoint、Excel、Microsoft Loop、Power Platformは、米国 Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
※ Microsoft 365は、Microsoft Corporationが提供するサービスの名称です。
※ その他記載の会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。
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