海と日本プロジェクト広報事務局/夜の水族館からの脱出!謎解きで海の未来を考えるリアルイベント「危機迫る水族館を救え!巨大怪獣ポリマドンの謎​​」を開催しました

2024年1月12日(金)14日(日)しながわ水族館にて

一般社団法人謎解きエデュテイメント協会は、2024年1月12日(金)~14日(日)まで閉館後の「しながわ水族館(品川区)」を貸切り、謎解きで海の未来を考えるリアルイベント「危機迫る水族館を救え!巨大怪獣ポリマドンの謎」を開催しました。会期中は全3回の公演を行い、幅広い年代の通算約300名が参加、満員御礼となりました。今後は、「マリンワールド海の中道(福岡県)」「アクアマリンふくしま(福島県)」など全国の水族館で順次開催する予定です。このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
イベント特設サイトはこちら:https://real.uminazo.jp/polymerdon/

  • イベント実施の背景

このイベントは、昨今老若男女問わず大きな人気を博す「謎解き」をフックに、10代~30代までの若年層を中心に普段あまり海や水族館に馴染みのない方にも、海に親しみを覚え、そして海で起こっているさまざまな環境問題について知り・考えてもらうために企画・制作されました。
私たちが暮らす日本は、四方を海に囲まれた世界的に見ても海とのかかわりが強い国です。しかしながら、近年では日本人の”海離れ”が進んでいると言われています。日本財団が2017年から2年に一度実施している「海と日本人に関する意識調査」の最新の調査結果(※1)によると「海に親しみを感じる」と答えた人は全体の37%と、2年前の調査結果よりもさらに低い結果となりました。あわせて、直近1年間で海に行っていない人も約半数にのぼるなど、海に行くことや、海を身近に感じる機会が減っていることがわかります。
そこで当会では、手軽に海を身近に感じることができる施設として、非常に重要な役割を果たしている「水族館」と連携し、夜の水族館からの脱出という誰もがワクワクするシチュエーションの体験型イベントを開催し、この体験を通して海について改めて考えるきっかけを創出することを目指しました。

※1:日本財団「海と日本人に関する意識調査」(2022年7月15日発表)
15歳から69歳の男女11,600人を対象にインターネットによる調査を実施。
調査結果:https://www.nippon-foundation.or.jp/app/uploads/2022/07/new_pr_20220715_01.pdf

  • イベント開催中の様子

会場となるしながわ水族館では、登場キャラクターののぼりやフォトスポットなどが参加者を出迎えました。SNS上では「#巨大怪獣ポリマドン」のハッシュタグで、感想や学びのコメントが投稿されています。通常の謎解きイベントでは成功・失敗の結果や、謎の難易度に関しての投稿が多い中で、本作の海の未来に関するメッセージを受け取って感じたことや自分なりの思いを綴った投稿が目を引きました。

参加者は映像と司会者の前説で今回のミッションについての説明を受け、スタートコールを合図に水族館内を探索。水槽の中の海や川の生き物を目の前にしながら、謎解きに挑戦しました。

参加者のメインとなる年齢層は20〜40代、友人同士や親子連れまで様々な方々が、思い思いのペースで謎解きを楽しんでいました。謎解きは能動的に情報を集め、ヒントや手がかりを駆使して答えを導き出すプロセスを踏むため、ゲーム中に使用したキーワードや情報はより強く参加者に印象付けられる特徴があります。参加者アンケートにも反映されている通り、海の生き物や海洋問題について様々なキーワードが散りばめられた本作では、企画のねらい通り参加者が「自分ごと」として海の未来を考えるきっかけづくりに寄与することができました。

制限時間終了後のゴール地点では、司会が海洋問題の実情を交え、このイベントに隠された想いやメッセージを熱く解説します。参加者は自分が挑戦した謎に散りばめられた要素を思い返しながら、海の未来に想いを馳せました。巨大怪獣ポリマドンの撃退成功を目指して、全国各地で順次開催される公演にも是非ご参加ください。

  • 東京公演参加者のアンケート結果

➡「海やいきものへの関心が高まったと思う」が87.7%

  • 参加者の声(アンケートより抜粋)

・改めて理解したこととしては海にいきるものも全て生物であり、投棄されたゴミなどで汚染されることはあってはならないことです。ともにいきる、共生することの意義を考えるきっかけとなりました。ポリマドン自体はフィクションですが、ほんの少しの気の緩みで他の生物のいきる場所を奪っていること、もう少し我が身をもって考えたいと、多様性、共生について興味をもちました。

・予想よりもしっかりとした内容で、70分間ずっと楽しく遊べました。謎解き公演としてかなり難易度が高く(時間が足りなくなるのが大きいですが)感じましたが、とても面白いラストでした。水族館の生き物のことや海洋問題のことを知ることもでき、勉強にもなることは素晴らしいと思います。

謎も面白かったし色々なことを知れてとても楽しかったです。知人にも勧めてもっと多くの人に体験して欲しいと感じたので、ぜひ追加公演をお願いします!

・良いテーマで、3500円とは思えない作りでした。パンフレットもあり、司会含めスタッフの方も豪華でした。数日の公演にするには勿体無いと思ったくらいです。

・声優の白井悠介さんのボイスに惹かれ参加しましたが、謎解きとても面白かったです!このようなイベントに参加するのは初めてだったので、難しくもありましたが、楽しい方が勝りました。メッセージ性のあるストーリー展開もよかったし、謎解きのギミックもとても凝ってて大満足です。参加できてよかったし、これから全国を回るそうなので、魅力を伝えてたくさんの方に参加してもらいたいと思いました!​​

・本当に面白かったです。江呉野司令官を担当された小林親弘さんが好きで、初めて参加させていただきましたが謎が解けないと悔しいし次はこうしたいと考えられて、またやってみたいと強く思いました。また、スタッフの皆さんが一員として世界観を作ってくださりワクワクしましたし、没入して楽しめました。

  • 参加者の声(SNSより抜粋)

・事前情報をみてイラスト映像声優陣に力入れまくっててびっくり。そして謎解き、かなり骨太で沢山解けて非常に充実公演でした!

・難しすぎず簡単すぎず、夜の水族館が楽しめる良い公演だったな〜。テーマが一貫してて良き。

・いろいろと勉強になる点も多くて、心から参加して良かったと思えるイベントでした。

・環境について考えさせられる素晴らしい公演でした​​。

・謎もちゃんと骨太だったし、海洋生物へのリスペクトもあって勉強にもなった​​。

・物量多かったけど、楽しくクリア!ストーリーや公演に込められたであろうメッセージも相まってとても良かった!​​

・映像や音声含め、全体的に高クオリティで驚いた!!しっかり作られているし、謎解き通してメッセージも伝わってくる良い公演。ちゃんと頭捻りながら解き続けたからこそ記憶に刻まれるというのもあると思う。

  • イベント概要

<イベント名>

危機迫る水族館を救え!巨大怪獣ポリマドンの謎

<イベント会場>
しながわ水族館、マリンワールド海の中道をはじめとする全国の水族館で順次開催予定

<イベント日程>

東京公演:しながわ水族館     2024年1月12日(金)~2024年1月14日(日)

福岡公演:マリンワールド海の中道 2024年2月10日(土)~2024年2月12日(月)

<団体概要>
団体名称:一般社団法人謎解きエデュテイメント協会
URL:https://ed-nazo.org/
活動内容:謎解きという体験機会を通してさまざまな社会問題やSDGsについて学んでいただくことを目的に、エデュテイメントコンテンツの企画・制作を行う団体です。

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/

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