- 2024-1-31
- ホテル プレスニュース
レトロな建物、地元との交流、ペンキ絵の富士山…、銭湯で日本をディープに感じよう!
キッチンを備えた広い客室、家族や仲間と“みんなで泊まる”を楽しむアパートメントホテル「MIMARU」を運営する株式会社コスモスホテルマネジメントは、世界中からゲストをお迎えしており、訪れた街や人との関係がもっと縮まり深まるよう、SNSやお知らせで日本の文化紹介をしています。
2月6日は「お風呂の日」。公衆浴場として江戸時代に庶民に根付いた「銭湯」は、日本各地域に受け継がれるローカル文化をディープに味わえることから、昨今、訪日観光客から注目されています。なかでも、上野・浅草界隈は、昭和の風情を残す「銭湯」が点在する場所。そこで、「MIMARU東京 上野稲荷町」では、2024年2月1日から、ホテルから徒歩2分の「東上野・寿湯」を海外ゲストが気軽に利用できるよう、チケット販売、銭湯の魅力や楽しみ方、ご利用のマナーなどのご案内を開始します。
また、東京都浴場組合銭湯ライターの山口安代さんにインタビューを行い、「銭湯」の魅力や外国人ゲストにおすすめしたい楽しみ方、マナーなどをご紹介いただきました。
■ 「MIMARU東京 上野稲荷町」ご近所にある、露天風呂が人気の「東上野・寿湯」のチケットを販売
「MIMARU東京 上野稲荷町」では、近隣の銭湯のご紹介や海外ゲストの方に銭湯の楽しみ方やマナーなどをご案内します。また、フロントにて、「東上野・寿湯」で使えるチケットを販売します。
・近隣の銭湯マップの紹介
・銭湯セットの貸し出し(バッグ・外国人向け銭湯利用マニュアル)※室内タオルをご利用ください。
・「東上野・寿湯」で使えるチケットの販売
・公式Instagramでの「東上野・寿湯」のご紹介
https://www.instagram.com/reel/C1t4vEWMIBO/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==
海外ゲストのみなさまへ
「東上野・寿湯」店主の長沼亮三さんからのコメント
「外国からの観光客も多いので、そういった方々を案内できるよう、スタッフが英語や中国語などでも対応できるようにしています。手ぶらで来てもいいように、リンスインシャンプーやボディソープ、ティッシュや綿棒などアメニティも用意してあるので、ぜひ、多くの方に足を運んでいただきたいです。」
■ 東京都浴場組合銭湯ライター 山口安代さんに、銭湯の魅力・楽しみ方・マナーなどを聞きました。
銭湯ライターとは、東京都浴場組合が公認した銭湯好きのボランティア記者で、2017年の公募で選ばれ、以来都内の銭湯のルポを続けられています。今回は、そのお一人である山口安代さんに、訪日観光客にぜひ知ってもらいたい、銭湯にまつわるトピックスをご紹介いただきました。
・外国人には温泉が人気。「銭湯」をおすすめするポイントは?
「海外からのお客さまには温泉が人気ですが、時間が限られた旅程で長距離移動をして温泉に行かなくても、近所の「銭湯」に行くという選択肢をご提案します。「温泉」が非日常なら「銭湯」は日常、日本人の日々の暮らしに寄り添う「銭湯」は、日本ならではのディープな文化を楽しみながら体験できる観光スポットです。東京都内にも温泉が湧いている銭湯もありますので、こちらもおすすめです。」
「お湯のあたたかさ、石鹸の匂い、桶の音、お湯のゆらめき…「銭湯」は五感をフルに活用して気持ちよさを楽しめるところだと思います。“気持ちいい”“リラックス”は普遍的な価値なので、どの国の方にも満足いただけるのではないでしょうか。また、一般の「銭湯」は、公衆衛生向上が目的の施設のため、基本的にタトゥーOKなところが多いので、タトゥーがあるために温泉に入れない方も、「銭湯」でお湯を楽しんでいただけるのではないかなと思います。」
・銭湯にまつわる外国人の疑問、「銭湯」の入り方、Do’s and Don’ts
Q. 銭湯のペンキ絵はなぜ富士山が多いの?
A. 「富士山の絵は、もともとは神田猿楽町のキカイ湯のご主人が子どもたちに喜んでもらおうと知り合いの画家に「何か絵を描いてほしい」と依頼したのが始まりと聞いています。この画家さんが静岡県出身で、郷里の富士山を描いたところ評判になり、東京の銭湯で富士山が描かれるようになったんだとか。最近は銭湯ペンキ絵を描ける絵師さんがたった数人になってしまったそうです。」
Q. 湯上りドリンクはなぜ牛乳系のドリンクなの?
A.「銭湯といえば牛乳ですが、これは、日本の家庭に冷蔵庫がなかったころの影響です。冷蔵しないと腐敗するため牛乳の買い置きができませんでした。また、昭和30年頃には、家風呂が普及しておらず、多くの人が日常的に銭湯に通っていました。銭湯に商品を置けば、たくさんの人の目に触れるという宣伝効果を狙い、乳業メーカーが銭湯とタッグを組んで、冷蔵庫で冷えた牛乳を湯上がりに飲めるようにしたところ、“銭湯に行けば冷たい牛乳が飲める”と人気になったそうです。」
Q. 銭湯が大きなお風呂の理由は?
A.「銭湯はたっぷりのお湯というイメージがありますが、17世紀初めに江戸のまちづくりが始まった当初の銭湯は蒸し風呂だったと考えられています。また江戸時代は混浴が一般的だったので、幕府は寛政の改革をはじめ何度か男女混浴禁止令を出しましたが、長年の習慣は改まりませんでした。明治になると西洋諸外国から混浴の習慣を批判され、政府は取り締まりに力を入れるようになりました。結局、銭湯で男女別が徹底されるようになったのは明治中期なのだそうです。」
Q. 外国人が間違いやすい「銭湯」のマナーを教えてください
A.「銭湯のご主人から、外国のお客さまに関して一番よく聞くトラブルは、“服や水着を着たまま入ること”です。“体を洗ってから浴槽に入る”“タオルを浴槽につけない”“脱衣場にあがる前に体をよく拭く”などの基本的な入浴マナーは、外国語のポスターを掲示したりしていますが、コミュニケーションが大変だと伺いました。女性だと、長い髪の毛は結ってお湯につけないようにするなど、複数の人が同じお湯を使うにあたり、全員が気持ちよく使えるようにという前提です。」
Q. 浴槽にタオルを入れてはいけないのはなぜ?
A.「 “お湯はみんなのもの” だからだと、私は考えています。体を洗った後のタオルは、すすいでいても雑菌や石鹼カスがついていることが多いためです。未使用の綺麗に洗ったタオルだったとしても、他のお客さんにはわからないため、見た人がいやな気持になる可能性があります。全員が気持ちよくお湯をいただくためのちょっとした心遣いと言えるのではないでしょうか。」
(ご参考)東京都浴場組合の公式サイトでの外国人向け「銭湯」ご紹介サイト・動画
https://www.1010.or.jp/english/how-to-enjoy-sento/
・最近の銭湯のトレンドについて
「銭湯=レトロ、若い人が行かないといったイメージがあると思いますが、最近の「銭湯」事情はバラエティに富んでいます。リニューアルする銭湯も増え、各店舗で差別化を図るべくさまざまな工夫を凝らしています。サウナに特化して水風呂や休憩スペースが多い施設や、スーパー銭湯のように飲食処を用意しているところもあります。血行が促進されよく温まると人気の高濃度炭酸泉の導入、日替わりの薬湯を用意する銭湯もあります。お店のオリジナルグッズを販売したり、スタンプラリーを実施していたりもするので、“ここはどんなお風呂?”とワクワクしながら銭湯巡りをするのも楽しいと思います。」
東京都浴場組合銭湯ライター 山口安代さん プロフィール
石和温泉の旅館に生まれる。外資系映画会社に勤めるかたわら、銭湯が好きすぎて銭湯ライターとして活躍。会社帰りに立ち寄る銭湯を五感で楽しめば、その日のストレスを解消でき、明日の元気をもらえると、“公式Xアカウント「女湯のかたすみで(やすよ)」@onnayu_katasumi ”で、定期的に銭湯への愛をつぶやき中。
銭湯ポッドキャスト「いいお湯いただきました」 SpotifyとApplePodcastで好評配信中
更新情報は→公式Xアカウント:@oyuitadakimasu
MIMARUが展開する東京・京都・大阪では、銭湯が数多くあり、これまでも日本文化が楽しめる場所として多くの海外ゲストに銭湯をご紹介、楽しんでいただいております。ご宿泊の際は、是非ホテルフロントにておすすめの銭湯をご相談ください。
(ご参考) 海外ゲストが、東京の銭湯のMAP楽しみ方を調べられるウェブサイト
東京銭湯 TOKYO SENTO https://www.1010.or.jp/english/
YouTube【公式】ゆっポくんチャンネル https://www.youtube.com/yuppokun
■ 東京観光にアクセス良好、江戸下町情緒も味わえる「MIMARU東京 上野稲荷町」
「MIMARU東京 上野稲荷町」は、銀座線の稲荷町駅から徒歩3分、銀座、渋谷、浅草へのアクセスもいい好立地。近隣には、昔ながらの銭湯や都内最古の稲荷神社「下谷神社」があり、下町情緒もあふれるエリアです。客室は約40㎡、畳を備えたジャパニーズアパートメントタイプなど、約40㎡、定員4~6名の全39室で構成され、全室キッチン、ダイニング付き。
● MIMARU東京 上野稲荷町
所 在 地 :東京都台東区東上野5-8-2
交 通:JR「上野」駅 徒歩5分、東京メトロ銀座線「稲荷町」駅 徒歩3分
施 設:客室39室・ランドリールーム
施設ホームページ:https://mimaruhotels.com/hotel/ueno-inaricho/
● 寿湯のご紹介
開業は昭和27(1952)年。三代続く下町情緒あふれる銭湯として人気です。日本に3人しかいない銭湯ペンキ絵職人・田中みずきさんによる美しい富士山を眺めながらゆったり入浴。お風呂が高温・中温・低温に分かれていたり、男湯には都内最大級の露天風呂があったり、日替わりの薬湯、洞窟風呂、サウナ施設など、銭湯のテーマパークのようなワクワク楽しい空間です。
所在地:東京都台東区東上野5-4-17 東京メトロ銀座線「稲荷町」駅 徒歩2分
TEL:03-3844-8886
営業時間:11:00~25:30(最終受付25:05)第3木曜定休
ホームページ:https://kotobukiyu.jp/
株式会社コスモスホテルマネジメント
(本社:東京都港区、社長:藤岡 英樹)
コスモスホテルマネジメントは、 “みんなで泊まる”を楽しむアパートメントホテル「MIMARU」を運営しています。ただ寝るためだけのホテルではなく、キッチン、リビング・ダイニングスペースを備えた約40㎡からの広い客室で、家族や仲間とみんなで団らんをしたり、一緒にくつろいだり、暮らすように過ごすことができます。旅をサポートするのは、世界中から集まった日本が大好きな多言語対応のスタッフたち。頼れる“旅先の友人”のように、一人ひとりの希望や思いに寄り添いながら、心に残る旅をつくっていきます。
MIMARUでは、”Unwinding time. Endearing ties.”をブランドメッセージに掲げ、MIMARUを拠点にすることで、一緒に旅する人との仲や、旅で出会う人との距離、旅先の街との関係が、もっと縮まり、深まっていくことをめざしています。
サステナビリティ:人から社会へ、未来を喜びでつなぐ。当社では、「人と働き方の多様性」「ゲスト・地域とのつながり」「環境配慮」の3つのテーマで、ゲストから地域、地域から世界、そして未来へ、喜びの連鎖が広がる社会をめざし、SDGsの達成へと実を結ぶよう着実に歩を進めてまいります。
MIMARU公式HP:https://mimaruhotels.com/
サステナビリティページ:https://mimaruhotels.com/sustainability/
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