- 2024-2-1
- 旅行 プレスニュース
〜官住民で伊勢街道のにぎわいづくりを〜
明和町の観光地域づくりを推進する一般社団法人明和観光商社(本社:三重県多気郡明和町、以下明和観光商社)は、伊勢街道の空き家活用によるにぎわいづくりを目的に、観光関連団体や自治会長が出席する検討会を実施します。この検討会では、今年度作成してきた伊勢街道のにぎわいビションを共有し、来年度の施作検討と連携強化を図ります。伊勢街道の活性化は明和観光商社が2021年より取り組んできたものであり、これまで、竹神社前の古民家改修や、伊勢街道の住民意識の調査、空き家を借りたい人を募集する「さかさま不動産めいわ支局」を開設してきました。検討会は、2月15日(木)にいつきのみや地域交流センターにて行います。
かつてはお伊勢参りで賑わった明和町の伊勢街道
近世、年間で最大500万人ものお伊勢参りで賑わった伊勢街道。現代の四日市市から始まる伊勢街道は全長約70キロにわたり、伊勢に入る手前約6キロが明和町になっています。かつては、茶屋や土産屋、宿が並び大変賑わっていたとされています。明治時代に現在のJR線である参宮鉄道が通ると、伊勢街道の参拝者が減少し、人力車などの乗物業、茶屋、土産屋などが廃業に追い込まれました。大正時代には現在の近鉄電車が通り、利便性の向上や、鉄道を活用した産業が盛んになり、伊勢街道沿いの住民の生活スタイルも変わっていきました。しかし、現在では、明和町全体の60%の空き家が伊勢街道の通る斎宮・明星地区にあるなど、かつてのにぎわいがなくなってしまいました。
エリアの特色を生かした活用ビジョン
これまでの地域住民とのコミュニケーションや家主さんへのヒアリングから得た空き家情報や、昔の伊勢街道のにぎわいを振り返り、伊勢街道をエリア分けし、明和町の伊勢街道を分散ホテル&モールと見立てたデザインを検討しています。70キロにわたる伊勢街道の中でも、国指定史跡斎宮跡の上を通る明和町の伊勢街道は唯一無二であります。平安時代、斎王が伊勢神宮への祈りを捧げた地であり、江戸時代のお伊勢参りでは、祈りを捧げる人々を暖かく迎え続けた地域でした。かつてのにぎわいを取り戻し、伊勢街道を歩いて楽しめるようにし、斎宮、外宮、内宮のお伊勢参りを目指します。
伊勢街道のにぎわいづくり検討会について
日時:2024年2月15日(木)|19:00~21:00
場所:いつきのみや地域交流センター(三重県多気郡明和町斎宮2811)
内容:①事業進捗報告 ②意見交換
参加者:斎宮関連団体 自治会長
一般社団法人明和観光商社について
明和観光商社は三重県・明和町の観光資源や地域資源をより効果的に連携させた観光施策を推進する中心的存在として観光地域づくりや、ふるさと納税支援などに取り組む観光庁に登録されている地域DMO&地域商社です。
代表理事:千田良仁 住所:三重県多気郡明和町斎宮3039-2
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