- 2024-2-1
- 旅行 プレスニュース
日本海を望む高台に拓かれた「関岬オートキャンプ場」の土地を活用し、リニューアル
全国でホステルやキャンプ場などの企画・運営を手がける株式会社Backpackers’ Japan(代表取締役:藤城昌人)、新潟県佐渡市でホステル及びサウナ施設「HOSTEL perch」を企画・運営する株式会社perch(代表取締役:伊藤渉)、同じく佐渡市のクラフトビールブルワリー「t0ki brewery」を手がける株式会社ビアパイント(代表取締役:藤原敬弘)の3社は、共同出資のもと株式会社b2pを設立。佐渡市「関岬オートキャンプ場」をリニューアルし、キャンプ・サウナ・クラフトビールを楽しめる新拠点「ist – Sado」として、2024年春にオープンします。
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プロジェクトの背景
日本海最大の離島であり、深い歴史、多様な文化、雄大な自然など多面的な魅力を持つ佐渡島(新潟県佐渡市)。近年は「金を中心とする佐渡鉱山の遺産群」として世界遺産暫定リストにも登録され、新潟県の観光の要所としてさらに注目を集めています。
2022年、佐渡を拠点に活動する株式会社perch、株式会社ビアパイントの「島内にアクティビティの拠点となる場所が少ない」「島内外から子どもを連れて気軽に遊びに来られる場所をつくりたい」との呼びかけに、東京ほか各地でゲストハウスやホステル、キャンプ場を手がける株式会社Backpackers’ Japanが共感し、このたび株式会社b2pを設立。佐渡の自然を肌身で感じられるキャンプサイトや宿泊棟、高台からのオーシャンビューを楽しむサウナ、クラフトビールをはじめ佐渡のものを中心にセレクトした飲食ラウンジなど、それぞれの事業領域がクロスオーバーする新拠点を「ist – Sado」として誕生させることとなりました。
開業予定地は島内北西エリアにある「関岬オートキャンプ場」となります。ロケーションと設備が整ったキャンプ場として2023年まで運営されてきた土地を引き継ぎ、海景や眺望、多機能な管理棟など、元々ある魅力を生かす形でリニューアル。2024年春のオープンを目指しています。
また、本事業は、地方創生の深化を促す「デジタル田園都市国家構想交付金」の対象事業として採択されており、開業資金の一部に当交付金を利用しています。佐渡島全体の魅力を伝える施設として、地方創生の一翼を担うことが期待されています。
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「自然とともにある」ために。istが目指すフィールドづくり
2022年に事業をスタートした「ist」は、「ist – Aokinodaira Field」(長野県川上村)を第1拠点とし、「自然とともにある」を理念に掲げたフィールドづくりを行なっています。
一般的にキャンプといえば、人が自然の中に入り込み、普段の生活と異なる非日常を体験するのが主ですが、istのキャンプフィールドでは、普段の生活の延長線上にある「日常」が自然とともに営まれることを理想としています。
青々と茂った木々や小鳥がさえずる川辺など、美しい景色を切り取った窓をあけ、澄んだ空気を感じながらHutで迎える朝。青空のもとで家族や友人たちと食卓を囲み、デッキで本を読みながら、穏やかな時間を過ごす午後。場内のLoungeへと足を運び、レコードから流れる音楽とともに、ひと手間加えた料理とお酒を楽しむ夜。これらを一例として、日常生活と自然が調和していく場所を生み出しています。
このたびの「ist – Sado」は2拠点目の施設となり、今後も全国各地での展開を見据えています。
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自然豊かな立地と関岬オートキャンプ場の再活用
本事業を進める土地は、1995年より「休暇村 佐渡」の名で、佐渡の自然を感じられる滞在拠点として多くの方に親しまれた場所でした。2019年に「休暇村 佐渡」の撤退が決まり、その後は地元の建設業者である「近藤組」が指定管理を引き受け、現在に至るまで「関岬オートキャンプ場」として運営されています。
佐渡島の北西に位置し、海抜100mの高台にあるこの場所は、背後には大佐渡の山並みが迫り、眼前には紺碧の日本海を眺めることができる壮観なスポットです。近くには佐渡牛が放牧される牧場や「古代杉」で知られる原生林トレッキングの登山口もあり、元来の自然景観を特に感じられる場所です。
また、既存の「関岬オートキャンプ場」は60区画のオートキャンプサイトを有し、各区画には電源と水道を備えています。場内には売店やランドリー、シャワー設備が配置されていた管理棟や十分に整備されたトイレ棟があり、非常に整ったキャンプ場と言えます。
「ist – Sado」では、「近藤組」の支援・協力の元、これらのロケーションと元々ある設備を活かした施設づくりを行います。元のキャンプエリアには宿泊棟を新設し、海と山を肌身で感じられる宿泊エリアに。高台の上に建つ管理棟の一部は、日本海を眺めながら利用できるサウナ施設に。売店機能のあった管理棟施設内はクラフトビールや島内の食材など、佐渡のものを中心にセレクトした飲食スペースにそれぞれ生まれ変わる予定です。
施設全体としては、元よりある自然の魅力を切り口に、佐渡に観光に来る方をメインに据えつつ、地元の事業者である「HOSTEL perch」「t0ki brewery」と連携を強めながら、地元の方々も日々訪れることができるような場所へと再生させてまいります。
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歴史と文化を抱き、変化する佐渡の魅力
また、「ist – Sado」では体験を施設内で完結させるのではなく、佐渡全体まで広げていく予定です。
佐渡は金山や日蓮聖人の流刑地といった歴史的な背景、能楽や佐渡おけさをはじめとする伝統文化、あるいはトキの野生復帰が有名ですが、訪れてみると日本の海岸地形すべてがあるとも言われる海岸線や、そこから臨む一面の海、巨大な天然杉など、自然環境による魅力が多い土地であることがわかります。
また、歴史や土地に紐づく魅力だけでなく、昨今では島民や移住者のさまざまな取り組みによる商業活動も充実し、島内を巡る楽しみの一つとなっています。
本事業では、施設や場内での体験を楽しむだけでなく、佐渡島全体の魅力を伝えてこそ、絶え間ない人の往来を生むことができると考えています。自然豊かな離島での事業であることを要点に、また再び訪れたいと思えるような今現在の佐渡の魅力を捉え、発信して参ります。
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事業者紹介
株式会社b2p
株式会社Backpackers’ Japan(本社:東京都台東区)、株式会社perch(本社:新潟県佐渡市)、株式会社ビアパイント(本社:新潟県佐渡市)3社の出資のもと、2024年1月に設立。関岬オートキャンプ場(2024年4月以降名称を「ist – Sado」に変更)の企画開発および運営、またそれに付帯する業務を行う。
株式会社Backpackers’ Japan
2010年設立。東京を中心とした各地でゲストハウス、ホステル、キャンプ場、カフェ、ブルワリーなど宿泊飲食事業の企画開発から運営までを自社で行う。2022年に長野県川上村で「ist – Aokinodaira Field」を開業し、キャンプ初心者から愛好者まで幅広い顧客層を持つ。
株式会社perch
新潟県佐渡島にある、築70年の古旅館をリノベーションしたホステル「HOSTEL perch」を運営。エントランスにカフェ、バーがあり、本格的なフィンランド式サウナ、コワーキングスペースも完備など宿泊以外の機能も多数持つ。”perch”=”止まり木”として、国内外の観光客から地元の方々まで、幅広く利用されている。
株式会社ビアパイント
クラフトビールの製造販売を行うt0ki breweryの運営、醸造ソフトウェア開発、佐渡島のプロモーション事業を運営する。佐渡島で日々クラフトビールを醸造し、そこから得た知見を基にお酒業界のDXを推進すべくコンサルティングやソフトウェア開発に取り組んでいるほか、佐渡島の地方創生を目指し全国でお酒とグルメのイベント「トキと酒」の企画運営を行う。
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施設概要(予定)
名称:ist – Sado(2024年4月以降)
所在地: 新潟県佐渡市関3番地
オープン:2024年4月予定
敷地面積:約40,000平米
宿泊施設:
・Hut(宿泊棟)2棟, Nutshell(キャビン)1棟
・キャンプサイト 54サイト
その他の施設・設備:
・サウナ
・ラウンジ
・トイレ
・シャワー
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運営会社
会社名:株式会社b2p
所在地:新潟県佐渡市河原田諏訪町4
設立日:2024年1月25日
代表者名:伊藤渉、藤城昌人
事業内容:
・関岬オートキャンプ場の企画及び開発
・関岬オートキャンプ場の運営
・ 上記各号に付帯する一切の業務
関連会社:株式会社Backpackers’ Japan、株式会社perch、株式会社ビアパイント
◆ist – Sado公式Instagram
https://www.instagram.com/ist_sado/
◆本件に関するお問い合わせ先
株式会社b2p 担当:石崎
E-mail:sado.press@ist-field.com
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