- 2024-2-5
- 旅行 プレスニュース
2024年1月30日(火)から運行開始。中部国際空港の脱炭素化への貢献に期待。
中部国際空港株式会社(所在:愛知県常滑市、代表:犬塚力)は、2024年1月30日(火)から第1ターミナル(以下、T1)アクセスプラザと第2ターミナル(以下、T2)の連絡アクセスに燃料電池バスを導入いたしました。
当社は、地球温暖化の一因である温室効果ガスの削減という世界規模での喫緊の課題に対し、「セントレア・ゼロカーボン2050 」を宣言して、空港関係者一丸となって、2050 年までに温室効果ガス排出量実質ゼロの実現に向けた取り組みを推進しています。
さらに、2023 年12 月には、「中部国際空港脱炭素化推進計画」の国土交通大臣認定を受け、具体的な目標に向けた着実な取り組みを進めているところです。
このたび、その取り組みの一環である水素社会の実現に向けて、燃料電池バスを導入し、 ターミナル間連絡バスとして初めて活用することとなりました。
バスの導入事業にあたりまして、環境省の二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金及び愛知県の先進環境対応自動車導入促進費補助金並びに、三菱UFJフィナンシャル・グループ4社(※)から寄付金を受けています。
今後さらなる旅客数の増加を見込む中、中部地域の玄関口としての役割を果たすべく利便性の高い空港を目指すとともに、脱炭素化の着実な推進に向けて努めてまいります。
※株式会社三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行株式会社、三菱UFJ証券ホールディングス株式会社、アコム株式会社
※ターミナル間連絡バスについて:https://www.centrair.jp/access/terminal2/bus.html
■燃料電池バス概要
・運行開始日 : 2024年1月30日(火)
・運行スケジュール : 毎日5:35~14:00
※ターミナル間連絡バス自体は5:35~22:50の概ね15分間隔で運行。
燃料電池バス運行時間外の14:00~22:50は現行のディーゼルバスで運行。
(運行スケジュールは変更となる場合あり。)
・WEB : https://www.centrair.jp/access/terminal2/bus.html
≪参考≫ 燃料電池バスのしくみ
高圧水素タンクから供給される水素と大気中から取り込んだ酸素が、FCスタック内で電気化学反応により発電し、その電力でモーターを回すことにより、燃料電池バスは走ります。 そのため、燃料電池バスは排出ガスを出さない環境にやさしいバスであると同時に、大きな車体にも関わらず、滑らかな加速と静粛性も兼ね備えています。
■燃料電池バス運行開始セレモニーを実施しました
燃料電池バスの導入を記念し、運行初日となる1月30日(火)にはセレモニーを執り行いました。
・日時 : 2024年1月30日(火) 10:00~10:45
・場所 : 第2セントレアビル1階ロビー 北側駐車場
・内容 :
主催者挨拶、来賓御挨拶、燃料電池バス概要説明、テープカット・写真撮影、試乗会
・御臨席者 :
愛知県知事 大村 秀章(おおむら ひであき)様
環境省 中部地方環境事務所長 小森 繁(こもり しげる)様
株式会社三菱UFJ銀行 取締役副頭取執行役員 高原 一郎(たかはら いちろう)様
常滑市長 伊藤 辰矢(いとう たつや)様
トヨタ自動車株式会社 水素ファクトリー
チーフプロジェクトリーダー 濱村 芳彦(はまむら よしひこ)様
東邦ガス株式会社 常務執行役員
R&D・デジタル本部長 拝郷 丈夫(はいごう たけお)様
知多乗合株式会社 代表取締役社長 金森 隆浩(かなもり たかひろ)様
中部国際空港株式会社 代表取締役社長 犬塚 力(いぬづか りき)
<中部国際空港株式会社 代表取締役社長 犬塚力 挨拶>
犬塚は、「セントレアは開港当初から環境に配慮した取り組みを行っており、2021年5月には『セントレア・ゼロカーボン2050宣言』を表明、2023年12月には『中部国際空港脱炭素化推進計画』が国に認定された。燃料電池バスは『中部国際空港脱炭素化推進計画』の一環で、本日からターミナル間連絡バスとして運行を開始する。現行のターミナル間連絡バス(ディーゼルバス)の利用者数は600人強/日であり、そのお客様に燃料電池バスをご利用いただくことで、お客様にも脱炭素化を担っていただくことにもなる。セントレアは今後もお客様とともに環境にやさしい、脱炭素化施策に取り組んでいきたい。」と、燃料電池バスの導入をはじめとし、今後の脱炭素化について語りました。
<愛知県 大村秀章知事 挨拶>
大村知事は、「ターミナル間を燃料電池バスでつなぐことによる脱炭素化への貢献に期待している。セントレアにはすでに水素ステーションがあり、FCフォークリフトも稼働している。今回の燃料電池バスの導入も含めて、「カーボンニュートラルエアポート」に向けて着実に進めていってほしい。セントレアのターミナル間連絡バスは定期運行となるため、燃料電池バスの着実な需要獲得につながっていくと思う。愛知県は今後もさまざまな動力源を水素に変えていくことに取り組んでいく。愛知県がカーボンニュートラルの先頭になって取り組んでいきたい。今回の燃料電池バスの導入は大きな一歩になる。水素社会の実現に向けた歩みを実感している。」と燃料電池バスへの期待を込めました。
中部国際空港株式会社 会社概要
・会社名:
中部国際空港株式会社
CENTRAL JAPAN INTERNATIONAL AIRPORT COMPANY , LIMITED
・所在地:愛知県常滑市セントレア一丁目1番地
・設立:
1998年5月1日(1998年7月1日 中部国際空港の事業主体として国の指定会社となる)
・代表:代表取締役社長 犬塚 力(いぬづか りき)
・主な事業内容:
1.中部国際空港及び航空保安施設の設置及び管理
2.旅客及び貨物の取扱い施設等の機能施設、店舗等の利便施設の建設及び管理
3.上記に付帯する事業
・従業員数:308名 役員(常勤)含む
※2023年4月1日現在
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