- 2024-4-1
- 旅行 プレスニュース
3年の再生期間を経て、4月1日グランドオープン
うみらぼ株式会社(三重県志摩市、代表:川野晃太)は、伊勢志摩の英虞湾に面するかつて真珠養殖場だった廃墟を、美しい海の絶景に面したアウトドア型のリトリート施設として再生し、2024年4月1日にグランドオープンしました。4月1日というのは、エイプリルフールではなく、本当のオープン日です。
当社は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。このプレスリリースは『うみらぼ』の夢です。
「リトリート」とは、数日間住み慣れた土地を離れて非日常な場所に滞在し、仕事や人間関係で疲れた心や体を癒やす過ごす活動のことです。海外で既に高い人気があり、近年、日本でもビジネスパーソンからの注目が集まっています。
廃墟から生まれ変わったうみらぼは、アウトドアレジャーを楽しむことができ、非日常な環境で仕事をするにも、日々の疲れを癒やすにもぴったりなスポットになりました。
志摩は人口減少などの地域課題に直面していますが、世界的にも美しい海に包まれたこの地でリフレッシュする人が一人でも増えて、この地域を愛してくれる人が世界中に増えてくれたら、私たちなりの故郷への恩返しができると思っています。
うみらぼ施設案内&予約サイト:https://umilabo.co.jp/bookinghub
■ある日、故郷で真珠養殖場跡地をリノベすることになった。
代表の実家は、祖父、父の代まで三重県・伊勢志摩にある英虞湾で真珠養殖場を営んでいました。英虞湾は真珠養殖発祥の地として世界的に知られています。しかし、2021年、養殖業の免許更新期限でしたが更新を行いませんでした。
祖父が引退して10年ほど実質廃業状態だった跡地は、岸壁が崩れかけ、桟橋や筏(いかだ)はただちに撤去しないと危ない状況でした。
当時、僕は故郷を離れて関東でIT企業に勤めていました。そんな中、突如実家から「父が一人で何年もかけて跡地を撤去しようとしている」という話が聞こえてきました。
考えただけで気が遠くなるような作業量です。父の負担も心配ですが、僕は祖父母や両親に育ててもらった大切な場所を失くしたくないと思いました。
また、他にも伊勢志摩で同じような状況の真珠養殖場だった場所が多々あるそうです。
そこで、まずは実家の真珠養殖場を何らか別の形で復活させる。
それが他の養殖場の希望にもなることができれば、家族だけではなく故郷への恩返しができるのではと思い、行動を起こし始めました。
■廃墟…? いや、ここは世界に誇れる「絶景スポット」
以前は十人ほどが働いていた養殖場でしたが、廃業後はすっかり軍艦島のような廃墟と化していました。
しかし、そこは風光明媚な英虞湾を一望できる閑静な場所。周囲には保養所や別荘などがずらりと並んでいます。
最高のロケーションを活用した、この地の未来が明るく変わるようなリノベーションを考えることにしました。当時、考えたアイデアはこんな感じです。
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海を見ながらワーケーション(ワーク+バケーション)が出来る
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バーチャル背景のいらない、オンライン会議の会場
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好きな時に船・筏を活用したサウナに入れる
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イケてるクラフト体験ができる(真珠・海中日本酒・ジン等)
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波の音を聞きながら、青空バーカウンターでお酒を楽しむ
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地元の食材を生かしたBBQができる(牡蠣、伊勢海老、松阪牛 等)
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アイランドホッピングができる(他の施設との連携)
■だが、資金も人の手も、全部が足りない…?!
2022年。SNSでうみらぼ構想をつぶやいたら、構想に共感してくれて、なんと全国各地からボランティアで片付けや清掃に来てくれる人が増えました。北海道や東京、名古屋、神戸あたりからも人が来てくれました。当時三重県在住のアメリカ人も居ました。
「廃屋の片付けを助けてください」と正直に言ったのが案外ウケたのかもしれません。ボランティアの皆さんへのお礼は地元の美味しいご飯をおごるぐらいだったのですが、それでも喜んでくれる人が集まってくれました。
「よし、この人数ならきっと3日ぐらいで廃棄物を撤去できるぞ」
と、思ったのもつかの間。手前から見えていた廃墟は、実は全体のほんの一部で、年月をかけて生い茂った草木を取り払うと、想像していた量の何倍もの大量の廃材がありました。
廃棄物の撤去に予想以上の資金と、人手が必要だということが分かったのは、跡地の大掃除を実際に着手してからのことでした。
地元の経済や金融関係の人に相談しに行ったり、クラウドファンディングも活用したりしながら、プロジェクトに共感してくれた方たちの協力を得て、清掃作業と再生を進めていきました。
■3年かけ完成! 絶景リトリート施設「うみらぼ」
1年以上かかった撤去が終わり、その後、建物のリノベーションを行い、ウッドデッキも設置して、ついに2024年、「うみらぼ」が完成しました。
かつて廃墟だった光景はすっかり一変。美しい海と空を目で楽しみ、そよ風を感じながら波の音に癒されるリトリート施設です。
うみらぼは1組限定のキャンプスタイルの宿泊と、キャビン宿泊(6月以降予定)ができる施設です。電気、水道、wifi完備の企業合宿・研修・ワーケーションに向いた施設です。個人でもリゾート宿泊として泊まることができます。
キャンプや宿泊・企業研修というのはあくまで、さまざまな人がうみらぼに関わってくれる入り口にすぎず、地域の外の人、地域の中の人が多様な知恵を出し合って、地域をより魅力的にしていく拠点でありたいと考えています。そのために、さまざまな入り口から関わってくれた人が参加できるイベントを定期的に開催していくことも視野に入れています。
その中で新たな課題解決そしてビジネスの種を模索してゆき、地域資源とスキルを持った人材の掛け合わせ行い、その先には新たな事業と雇用創出をしていきたいと考えています。
■「うみらぼ」のこれから。
これまで支援してくれた地元の皆さんや仲間たちにこうして「うみらぼ」グランドオープンをご報告できたことをとても嬉しく思っています。
「うみらぼ」は今始まったばかりですが、志摩市内の生産者や観光関係、さまざま分野の人たちと、地元の点と点をつないでいくような活動をしながら「志摩の次の100年」を市民起点で創り出せるように頑張っていきたいです。
実家の真珠養殖場は第1棟目として、オープンしましたが、これから第2棟目、第3棟目に向けてさらに活動を進めていくつもりです。最終的には英虞湾にさまざまなコンテンツが増えて、それらを船で接続できるようにしたいと思っています。海に関連するスタートアップ拠点として実証実験も進めていきたいと考えています。
うみらぼの最新情報は、HPやSNSでお知らせしています。
うみらぼのオーナー会員、協力者、仲間を探しているので、真珠養殖場の再生に興味を持っていただけたら、是非うみらぼにご連絡ください!
https://umilabo.co.jp/bookinghub/membership
■「うみらぼ」会社概要
社名:うみらぼ株式会社
代表取締役:川野 晃太
事業内容:宿泊事業、人材事業の運営
設立:2022年7月
資本金:900万円
本社:三重県志摩市
企業URL:https://umilabo.co.jp/
複合リトリート施設「うみらぼ」予約サイト:https://umilabo.co.jp/bookinghub
※記載情報は、情報公開時点のものです。情報は予告なしに変更されることがありますので予めご了承ください。
「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。私たちはこの夢の実現を本気で目指しています。
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