8thCAL/【宿泊業界ではたらく人を対象としたトコジラミ対策に関する実態調査】 現在、トコジラミ対策教育を”実施できている”のは「43.6%」 ”全く実施できていない”は「22.1%」という結果に

「宿泊施設のトコジラミ対策の現状」と、51.6%が望むトコジラミ対策・教育のための新提案

8thCAL株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:岡部 美楠子、以下8thCAL社)は、現在宿泊施設または宿泊施設を運営する会社に勤務する、10代~70代の全国の男女312名を対象とした「トコジラミの被害の実態に関するアンケート調査」をインターネットで実施しましたので、その結果をお知らせいたします。

  • 調査サマリー

・現在勤務する宿泊施設や、宿泊施設を運営する会社で「トコジラミについての方針が決められており、対策もできている」と回答した人は、35.9%

・トコジラミ対策として「定期的なスタッフ教育や研修が不十分」「トコジラミの早期発見対策が不十分」と回答した人が30.5%と特に多く、「特になし(不十分と感じない)」と回答したのは26%

・トコジラミによる被害のうち、特に影響が大きいと思うのは「健康被害が大きい(24%)」

 「発見が困難であること(21.1%)」「駆除が困難であること(21.5%)」も僅差で多い結果に

・「スタッフ向けのトコジラミ対策教育」を実施できているのは、43.6% 

 「全く実施できていない」は22.1%

・「トコジラミの早期発見」や「駆除に繋がるツール」を活用したい人は、51.6%

  • 調査概要

調査方法:インターネット調査

調査対象:現在、宿泊施設または宿泊施設を運営する会社に勤務する10代~70代の全国の男女

有効回答数: 312

調査実施日:2024年2月22日-3月2日

  • 調査背景

 前回、8thCAL社では一般の方々を対象にトコジラミの被害に関する実態調査を実施し、人々がトコジラミの生態やその危険性に関してどれくらい理解を持っているかを明らかにする調査を行いました。

▼【トコジラミの被害に関する実態調査】トコジラミ、「聞いたことある」が9割 一方でその被害や恐怖については半数近くが「よく知らない」という結果に!

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000082097.html

今回の調査では、その調査をさらに掘り下げ、インバウンド観光客の増加により、多くの海外からの宿泊客が訪れトコジラミの被害に直面しやすい宿泊業界で働く人々を対象とした調査を行いました。

現在宿泊業界で働く人々が勤める宿泊施設や運営会社でのトコジラミ被害の実態、また、この問題にどのように対処しているか、被害を最小限に抑えるための認識と準備がどの程度整っているかの実態を調査しました。

以下では、その調査結果をご紹介いたします。

  • 調査結果

 まず「現在勤務している宿泊施設では、トコジラミに対してどのくらい方針の策定や対策ができていますか?」といった質問では、「方針が決められていて、対策もできている」と答えた人が35.9%という結果となりました。

これは、「多くの宿泊施設ではトコジラミの脅威に対して適切な対応への準備ができている」という結果を示していますが、その一方で、ほぼ同じ割合である32.4%の回答者が「方針が決められておらず、対策もできていない」と回答しています。

さらに、「方針が決まっている」との回答結果が、全体の約半数に留まることから、宿泊業界全体としてトコジラミに関する一貫した対応策や、ガイドラインの策定がまだ充分に行われていない状況が伺えるのではないでしょうか。

このことから、現在の宿泊業界では、実際にトコジラミの被害に遭遇した際の対応方針が未だ定まっておらず、どのように対策を講じれば良いかを、多くの人々が迷いをかかえたまま業務に向き合っている実態が浮かびあがってきます。

 次に、「現在勤務している宿泊施設のトコジラミ対策として、不十分だと感じることはなんですか?」という質問に対して、「定期的なスタッフ教育や研修が不十分」「トコジラミの早期発見対策が不十分」の2つが最多の結果(30.5%)となりました。

「特になし」と回答した方は26%となり、約4人に1人は現在勤める宿泊施設で対策を十分にできていると感じていることが伺えます。

その他にも、「トコジラミ対策製品(誘引トラップや誘引テープなど)の使用が不十分(26.9%)」「客室の定期的な監査や点検が不十分(24%)」「スタッフやゲスト向けのトコジラミに関する情報提供が不十分(21.5%)」と回答している方も多く、スタッフ研修や早期発見の対策以外にも、トコジラミへの情報や点検体制が不足していることも明らかになりました。

また、「トコジラミによる被害のうち、他の害虫や害獣と比べて特に影響が大きいと思うこと」については「健康被害が大きいこと(24%)」「発見が困難であること(22.1%)」「駆除が困難であること(21.5%)」が上位となりました。

24%の人々が健康被害の深刻さを指摘しており、トコジラミの刺傷によるアレルギー反応や皮膚トラブル、精神的ストレスが大きな問題となっています。

加えて、22.1%がその発見の難しさも懸念しています。

トコジラミは非常に小さく隠れる場所も多いため、一度発生してしまうと見つけて駆除することが困難です。

さらに、21.5%は駆除の難しさを強調しており、トコジラミはその他の害虫とは異なり、一般的な方法では効果が限られているため、専門的な処理が求められる困難さも強調されています。

 これまでの調査で、トコジラミに対する様々な課題が明らかとなりましたが、実際に「現在勤務している宿泊施設でのトコジラミ対策教育や研修の実施状況について」の調査を行ったところ、「実施している」と回答したのは43.6%という結果となりました。(「定期的に実施している(17%)」「必要に応じて実施している(26.6%)」)

 また、「全く実施していない」と回答した人は22.1%となりましたが、「わからない」と回答した方も21.8%おり、宿泊施設におけるトコジラミ対策の教育や研修の取り組みが、まだまだ当たり前に浸透しているわけではないことが伺えます。

 最後に「現在勤務している宿泊施設で、トコジラミの早期発見や駆除に繋がるツールをどれくらい活用したいですか?」といった質問を行ったところ、約半数が「活用したい」と回答しました。(「非常に活用したい(26.9%)」「やや活用したい(24.7%)」)

それぞれの回答において、なぜその選択を行ったのかを深堀りするために理由も調査しました。以下はその回答の一部を抜粋したものとなります。

■「非常に活用したい」と回答した方の意見

・今のところ遭遇していないが、実際に発生したときにちゃんと対処できるか不安なので、サポートしてくれるツールがあれば利用したい

(40代 女性/ハウスキーピング部門(清掃、客室整備等))

・必ず継続的に必要になるものだから

 (50代 男性/ 管理職(支配人、部門マネージャー、部門責任者等))

・インバウンド向けの宿泊施設だから

(30代女性/食事サービス部門(レストランサービス等))

・信用問題に繋がるため活用したい

(30代男性/施設管理部門(保守、メンテナンス等))

■「やや活用したい」と回答した方の意見

・ツールを活用して、トコジラミ対策の基準を確認したい

(40代女性/管理職(支配人、部門マネージャー、部門責任者等))

・お客様の健康が優先なのでツールは活用すべき

(50代男性/食事サービス部門(レストランサービス等))

■「どちらとも言えない」と回答した方の意見

・予算の問題でどちらとも言えない

(50代男性/食事サービス部門(レストランサービス等))

・清掃にかける時間が限られているので、トコジラミの発見にかける時間が取れない それ専門のスタッフがいれば良いと思う

(50代女性/ハウスキーピング部門(清掃、客室整備等))

・一度個人で被害にあっており、対策等はある程度わかる

(30代男性/施設管理部門(保守、メンテナンス等))

・インバウンドのお客が少ないため

(50代女性/食事サービス部門(レストランサービス等))

 今回の調査を通じて、宿泊施設におけるトコジラミに対する課題感や取り組みへの体制は、多くの人々が危機感を持つものの、それぞれの施設の事情やリソースによって大きく対応状況が異なることが明らかになりました。

一部の施設では、トコジラミの問題が直接的な影響を及ぼしていないため、予防対策や教育への関心が低い場合もある一方で、他の施設では客室の衛生状態や顧客の信頼を維持するために、トコジラミの対策を非常に重要視しています。

特にインバウンド客を多く迎える施設や、ブランドイメージと顧客満足度を重視する施設では、トコジラミ対策の必要性がより重視されているようでした。

これらの施設では、トコジラミの発生が直接的な信用問題に繋がりかねないため、予防や早期発見、迅速な駆除への取り組みが積極的に行われています。

しかし、多くの宿泊施設が日々の業務に追われる中で、トコジラミ対策に必要な時間やコストをどれだけ割くことができるかは大きな課題です。

予算の制約や人手不足、その他の運営上の課題は、効果的なトコジラミ対策の実施を妨げる可能性がありますし、清掃スタッフの負担やトコジラミ対策のための特別な訓練の必要性など、人的資源の管理に関する課題も指摘されています。

効果的な対策を講じるためには、宿泊施設ごとの具体的な状況を理解し、それに応じた柔軟な対応策が求められ、予算配分の見直し・人材教育の強化・トコジラミ対策に特化した技術やツールの導入などが含まれるでしょう。

宿泊業界全体での共同の取り組みや啓蒙活動、公共の支援もまたこの問題に対処するための重要な鍵となる可能性が高いのではないでしょうか。

  • 【新サービス】トコジラミの危機を乗り切る予防+駆除プログラム「トコジラぬ」のご提案

世界中を脅かすトコジラミ。

発生してしまうと完全に駆除することは困難と言われています。

「トコジラぬ」は、創業から60年「環境・都市衛生」の専門家として活動してきたシェル商事株式会社が運営するトコジラミに特化した予防・駆除のトータルサービスです。

長年培ってきた知識と技術により、点の視点ではなく、面で捉え、最適なサポートをワンストップで提供します。

「トコジラぬ」 公式サイト

 https://shellsyoji.xsrv.jp/tokojiranu/index.html

■駆除プロセスの3つのポイント

①お問い合わせから迅速にヒアリングスタート!

現状の懸念点や被害状況、発生場所の環境など、スピーディーに駆除・予防に移るための丁寧かつ的確なヒアリングを開始します。

②専門の調査員が目視で徹底調査

トコジラミの現場に精通した調査員が調査を行い、被害状況レベル(軽度・中度・重度)を判定。

また、他の部屋に被害を広げない1次対策をご案内いたします。

③根絶に向けた徹底駆除+拡散予防

専門業者ならではの、トータルメンテナンス体制で、徹底駆除と拡散防止サービスをご提供いたします。

■「トコジラぬ」の強み

・専門知識と技術 

社内研修、海外視察などにより、最新の情報を携えた経験豊富なスタッフの駆除技術に加え、e-learningシステムや予防商品など各種ツールでお客様の様々なニーズに柔軟に対応します。

・予防と駆除の総合サポート 

宿泊施設に従事する方の知識を上げるe-learning、早期発見を目的とした各種予防ツールなどを活用し、被害拡大リスクを抑え、万が一持ち込まれてしまった場合も、速やかで効果的な駆除作業をご提供します。

・アフターサポート 

安全な状態でお引き渡しを行い、再発防止のために、予防ツールの導入計画支援や、駆除施工体制の構築などのトータルサービスをご提案します。

 

 「トコジラぬ」は、個々のお悩みだけでなく、トコジラミ対策に対する宿泊施設の皆様の悩みや課題に直接応える設計となっています。

予算や人手の制約、日々の業務の忙しさの中でも、「トコジラぬ」を利用することで、トコジラミの早期発見や効果的な駆除、さらには再発防止にも効果的です。

私たちは、宿泊業界の皆様が直面するトコジラミの課題に対して、より実践的で効果的な解決策を提供することを目指しており、この新サービスを通じて、トコジラミ対策に新しい基準を設け、皆さまの快適な生活のために幅広く支援させていただきたいと考えています。

8thCALでは害虫・害獣を含めたすべての生き物の「いのち」を考え、人と自然が共存できる「持続可能な環境」を目指してます。そのために必要な“棲み分け”という考え方を社会実装すべく、活動しています。

今回のトコジラミをはじめ、環境に配慮をしつつ、さまざまな生物の被害を最小限に抑えるためのセミナーのご提供なども行っています。

8thCALはこれからも持続可能な環境衛生管理の社会実装を目指し、「どんな手段が最善か」を考え発信し続けて参ります。

  • 8thCALについて

『 環境を創る 未来を創る 』

我々は、1960年以来建築物の衛生管理で培ったノウハウを基に、「本質的に善い地球環境を創ることが、未来を創る」というミッションを掲げ、「啓蒙」→「教育」→「予防」のステップを提唱し、環境コンサルテーションをはじめとする事業を展開していきます。

  • 会社概要

社 名:8thCAL株式会社

代表者:岡部 美楠子

所在地:東京都中央区銀座2-16-7 銀座2丁目 松竹ビルANNEX 3F

設 立:平成30年12月7日

資本金:500万円

コーポレートサイト:http://8thcal.design/
害蟲展 HP:https://sites.google.com/8thcal.design/exhibition/

(※害蟲展とは…8thCALが啓蒙活動の一環として企画運営する公募型アート展) 

  • 本件に対するお問い合わせ

●本件に対するお問い合わせ

8thCAL株式会社 E-mail:info@8thcal.design

「トコジラぬ」公式サイト:https://shellsyoji.xsrv.jp/tokojiranu/ 

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