Booking.com Japan K.K./ブッキング・ドットコム、2024年GW旅行のトレンド予測を発表!芝浦工業大学教授/マーケティングアナリストの原田曜平さんが新トレンドワード考案!キーワードは「等身大風自己ブランディング」

【2024年4月16日、日本発表】
「すべての人に、世界をより身近に体験できる自由を」を企業理念に、多種多様な宿泊施設や旅ナカ体験、旅行中のシームレスな移動手段を提供する世界最大級の宿泊予約サイト Booking.com の日本法人 ブッキング・ドットコム・ジャパン株式会社(本社:東京都 渋谷区 以下:ブッキング・ドットコム)は、2024年のGW旅行トレンド予測発表会を4月4日(木)に開催しました。

               (左から高木浩子、原田曜平さん、岡田武則さん)

本イベントでは、芝浦工業大学教授/マーケティングアナリストの原田曜平さん、株式会社グランビスタ ホテル&リゾート セールス&マーケティング統括部長の岡田武則さんなど、業界を熟知するスペシャリストをお招きし、Z世代などの10代20代のトレンド、実際のホテル現場からの視点など、それぞれの立場からトレンドの見解およびGW時期ならではのおすすめの旅行スタイルや楽しみ方についてお話しいただきました。

冒頭では、ブッキング・ドットコム西日本地区エリアマネージャーの高木浩子が、GWの旅行トレンドを発表しました。従来、旅をする目的は普段の日常から逃れて「非日常」を求める旅が人気でしたが、2024年は「Travel is LIFE」がキーワードで、「最高の自分の生き方」を見つけるために旅をするというのがトレンドになると予測されると述べました。また、旅でしか得られない「体験」や「発見」を通じて想像力を広げ、直感を研ぎ澄まし、心を揺さぶることで最高の自分を創り出すことが、旅行者の強い目的意識になってきていると説明しました。

こうしたなか、ブッキング・ドットコムの日本人ユーザーの検索結果データから、旅行場所の意向として海外旅行が10%に対して国内旅行が90%になっており、今年のGWは海外よりも国内旅行を楽しむ旅行者が多くなると予測していると述べました。また、今年のGWは特に「五感の刺激を研ぎ澄ます旅」と「趣味追求の熱狂旅」の2つがキートレンドになると説明しました。

五感の刺激を研ぎ澄ます旅とは、温泉やスパ、緑に溶け込む体験など、自然の中で心身ともに癒す体験や現地との触れ合い、食体験などを堪能する旅のことです。「水を通じて、生きている実感に触れたい」、「マインドフルネスで美意識をアップデートしたい」、「五感を味わってその土地ならではの食体験がしたい」といった今年の旅行トレンドも反映されているのがわかります。

「五感の刺激を研ぎ澄ます旅」の人気の旅行先としては、草津や熱海、別府、箱根といった王道の温泉地や軽井沢や宮古島など自然を満喫できるリゾート地が人気だと語りました。

また、もう1つのGWのキートレンド「趣味追求の熱狂旅」とは、自分の推しや趣味を追求して楽しむことを目的とした旅行スタイルです。特に今年は、仙台、那覇、横浜、神戸といったフェスが行われる開催地や千葉などテーマパークのある地域が人気だということがわかりました。GW期間中のフェスやイベントもチケットの値段が高くなりがちですが、そのぶん他の旅行費用は抑え、バランスをとる「アラカルトラグジュアリーで叶える旅」も人気の旅行スタイルとなっていると説明しました。

後半のパネルディスカッションでは、原田曜平さんと岡田武則さんをゲストにお招きし、GW旅行についてそれぞれの視点からお話しいただきました。

最初のトピックテーマは、今年流行ると予想されている「もう1人の自分・主人公の私を楽しむ旅」について、それぞれの見解を述べました。

Z世代を中心に若者の研究に長く携わっている原田さんは、「SNSによる自己ブランディングが、旅に行く目的の中でも大きな割合を占めている」と語り、なかでも”映え要素”は旅に欠かせないものとなっており、最近では「静止画映え」から「動画映え」へとシフトしていると言います。おしゃれや美しいといったもの以外にも、動画の場合は意外性やコミカルな部分も含めて”映え要素”のひとつになるので、「この旅先では〇〇の動画が撮れる」といったニーズを満たすために旅行先を決める若者も増えているとのことです。

ホテルの現場で感じている旅行者の行動変化について岡田さんは、「Z世代を含めた若者のお客様は”記念日”を重視するようになってきている」と述べ、自分たちの価値観を大事にするからこそ、繁忙期であっても早い段階で広めのスイートルームを予約し、ホテルの中でゆったり楽しむ傾向が目立ってきているそうです。

次のトピックテーマは近年注目を浴びている旅行スタイル「デザイン美+マインドフルネスで美意識をアップデートする旅」です。従来の贅沢なホテルステイだけでなく、自然を身近に感じられる宿泊施設など、心を整えて癒しを求めるマインドフルネスを意識した旅のニーズも高まっています。

そのような背景のなか、最先端のトレンドを追いかける若い世代は「男女問わず全体的に美意識が高くなっていて、おしゃれなデザイナーズホテルなど『ホカンス』(ホテル×バカンス)ができる場所に泊まったり、チル(くつろいだり、ゆったりすること)を求めたりするようになっている」と原田さんは述べました。さらに、自分のライフスタイルや趣味嗜好をありのままに切り取るSNS「BeReal」の台頭によって、新たに”無加工映え”もトレンドになってきていると付け加えました。

マインドフルネスを意識した旅行について岡田さんは「弊社では今年6月、神戸須磨シーワールドのオフィシャルホテル、神戸須磨シーワールドホテルがオープンします。日本初となるホテルに直営で常設のドルフィンラグーンを備えており、イルカとふれあえる特別プログラムもご用意しております。また、全室オーシャンビューなど、海を身近に感じられる施設となっています。今年の旅行トレンドである『水を通じて、生きている実感に触れたい』というニーズを叶えるホテルです。多様化する要望に応えられるよう、様々なコンセプトのホテルを展開しています」と説明しました。

最後のトピックテーマは「アラカルトラグジュアリーで叶える旅」です。アラカルトラグジュアリーとは、節約術を駆使し、費用を抑えながらも自分にとっての「アラカルト」を取り入れながら旅を楽しむスタイルが世界的にもトレンドの潮流になっています。

今の若者世代は、日常的に「アラカルト」で贅沢を取り入れたライフスタイルを送る傾向があり、うまく”メリハリ”をつけています。必要に応じて安いものと高いものを使い分けるなかで、旅に関しては、お金を惜しまず消費をする傾向があると述べました。

そして、ここ数年の中で人気となっているのが「推し活」です。かつての”オタ活”のようなものではなく、趣味関心が色々あるなかで、時間やお金をかける比重を高くする「ライトな推し」を持っている若者が増え、推し活ユーザーのパイが広がっており、その延長線上で旅をするニーズも増えていると原田さんは説明しました。

「アラカルトラグジュアリーな旅」を楽しむ秘訣について、岡田さんは「早い時期にホテルの予約をすること」と「連泊で宿泊すること」の2点を挙げました。早い時期に予約すれば、部屋タイプや宿泊プランも選ぶことができるほか、連泊することで旅行の満足度も変わってくるので、より旅を充実させることができると述べました。

今回の発表会の締めくくりに、原田さんが今年のGWのトレンドワードとして「等身大風自己ブランディング」を考案いただきました。

これまでの背伸びする傾向から、マインドフルネスやチル(くつろぎ、ゆったりすること)を求める傾向へとトレンドが変化しています。メリハリをつけながらSNSで自己ブランディングを行う旅行スタイルが、若者世代を中心に広がりを見せていくことが予想されると解説しました。

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Booking.comについて
1996年にアムステルダムにて設立され、Booking Holdings Inc.(NASDAQ:BKNG)の一員として、「すべての人に、世界をより身近に体験できる自由を」を企業理念に掲げています。多種多様な宿泊施設と移動手段を簡単かつワンストップで予約ができるプラットフォームを通して、世界中のお客様に思い出に残る体験を提供しています。詳細については、ブッキング・ドットコムの公式SNSアカウント (@bookingcom_jp)、もしくは https://news.booking.com/ja をご覧ください。

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