サン・クレア/ママとこどもの五感を全開放!こどもの感性を育むキャンププログラム「ままとこキャンプ」を開催しました!

3月24−27日の3泊4日で愛媛県松野町で開催した、ママと5歳未満のこどものためのキャンプの開催レポートを公開。【 https://morino-kuni.com/challenge/5925/ 】

株式会社サン・クレア(広島県福山市、代表取締役CEO 細羽雅之)は愛媛県松野町目黒集落(通称:森の国)にて、人と自然が調和する営みを大切にするコミュニティー「森の国Valley」を運営しています。そして、愛媛県南予地方を拠点に、2021年より毎年夏開催の10泊11日の大冒険キャンプ「NAME CAMP(なめキャンプ)」など、大自然の中で「生きる力」を育む野外教育事業に取り組んでまいりました。

2024年3月24−27日。ママと5歳未満のこどもの感性を開くキャンプ「ままとこキャンプ」を森の国で開催しました。子育てにおいて、こどもの感性を育むことが大切なのだと頭ではわかっていても、普段の生活でその機会を日常的に得ることは容易ではありません。ママがストレスなくこどもに寄り添い、こどもが生まれ持ったありのままの好奇心を見守り、親子ともにのびのびと感性を育むことを目的に今回のキャンププログラムは企画されました。
本プレスリリースでは、参加者の感想を交えながら、「ままとこキャンプ」の様子をレポート形式でご紹介いたします。

※次回、ままとこキャンプは6月開催を予定しています。

2024年3月24日、雨。
人口270人の愛媛県松野町目黒集落に4組の家族が集まりました。
迎えるのは株式会社サン・クレアのメンバーとインターンシップの学生。

ママもパパも、こどももどこか緊張を感じながら自己紹介を終え、
さあ!「ままとこキャンプ」の開幕です!


衣を彩る

1日目最初のプログラムは地元の藍染師 UTAによる藍染ワークショップ。
自然栽培でUTA自ら育てた「たで藍」を染料に加工した藍染液で、参加者はそれぞれ思い思いの模様を想像しながらTシャツを染めます。

初めての場所、初めて会う人に囲まれ、こどもたちの不安がピークに達します。
濃い色の藍染液に手をつけるのが怖くて泣いちゃうこどもも。

一方、スタッフがこどもたちを和ませてる間に、ママは藍染体験を楽しむことができました。

そして、そのママの笑顔にこどもたちの表情も徐々に和らぎます。

「最初の藍染のプログラムまではまだ慣れてなくて娘も泣いてたんですけど、その後は心を許したのか、私がいなくても大丈夫でした」


たくさんの人と関わる

今回の「ままとこキャンプ」には、インターンシップの大学生と高校生がスタッフとして参加していました。

彼女たちの役割は、こどもたちと一緒に思いっきり遊ぶこと。

こどもがスタッフと遊ぶようになると、ママの心にも余裕が出てきます。

こどもに対してもパパに対しても広い心で関わることができていたのではないでしょうか。

「私の両親もまだ働いているし、幼稚園もここまで目をかけてもらうこともないだろうし、いろんな大人がこどもを見てくれるっていう環境が日常に滅多にないんです」

「こどもとパパの絆が深まることも、今回参加にあたって期待していたことの一つです」


野菜を知る

2日目のランチは、都内で数々のイタリアンレストランでシェフを務めてきた安藤曜磁氏を講師に迎えたママ向けの料理教室「こどもが野菜好きになる、プラントベースのオムライス作り」を開催しました。

当日の朝にみんなで収穫した野菜も使います。

野菜の切り方、炒め方、使う部位。

シンプルだけど各工程に、野菜の旨みを上手に引き出すポイントがあることを教わりました。

「今まで真逆のことをやっていた」と目から鱗の知識をたくさん得たママたちは「早く料理がしたい」と興奮気味。

卵アレルギーのこどもも、卵の代わりにじゃがいもを使ってオムライスを作ると、美味しそうにほとんど完食でした。


いのちをいただく

3日目の朝、集落で飼われていた合鴨を一羽締めました。

動物の生死の瞬間に向き合い、これから生きるこどもたちはもちろん、ママやパパにとっても、食に対する気づきがあったのではないでしょうか。

「合鴨を締めた日は、とても印象に残っています。締めた後も動いていて、最後の死を受け入れてない生命力の強い鴨さんを見て、言葉に表せないんですけど、胸が痛かった。命をいただいて、食があるんだと、深く実感しました」

合鴨を締め、自分たちの手で羽をむしり、それをいただく。
いのちが食になり、自分たちの体に入るという経験をした参加者たちは、これまでに何度も口にしてきた言葉「いただきます」の重みを感じ、「いのちをいただく」ことの意味に思いをめぐらせました。


土に触れる

きっと都会での暮らしではまず入ることのないであろう田んぼ。

今回は3日目午後に「親子で田んぼに入って遊ぶ」というワイルドなプログラムも用意していました。
はじめの一歩はジャンプ!

みんなで裸足になって手を繋ぎ、一列になって「せーの!」で田んぼに入りました。
そもそも、芝生で裸足になることではあっても、土の上で裸足になれる環境は意外と少ないもの。

ましてや、田んぼ!です。

そして、今回のキャンプ期間4日のうち、なんと2日が雨。
しかし、ひとつのプログラムも変更することなく、あえて雨の中で野外プログラムを体験できたからこそよかったという声が意外にも多く寄せられました。

「雨の中外で遊ばせることがなかったし、私も雨で土砂まみれになることはなかったから、逆に今回雨だったのもすごい良かったです。こどもも私も、どろんこになっても気にせず遊びました。都会でもやりたいけど、コンクリートで土がないからなかなかできないし、しかも無農薬の安全な田んぼっていうのを聞いて、ちっちゃいこどもも安心して入れることができました」

「雨だと心配してたんですよ。でも、雨だからこそ見れたものがありました。雨の次の日なのに、滑床の川の水はなんて綺麗なんだろうとか、森の中を散策しているとしずくがいっぱいあって、これがいっぱい重なって川ができてるんだとか。森がキラキラしていて。ずっと晴れだったら、そんな気づきもできなかったと思います」


森と共に生きる

今回のキャンプ企画者である、スタッフの坪井がガイドをしながら参加者と共に滑床渓谷を歩く4日目の朝。
「自分の中の当たり前が変わった感覚がありました」と、とあるパパは話してくれました。

原生林のようにみえるこの滑床渓谷の森も、実は70%が人工林であることを説明すると、参加者は驚きながら興味津々に耳を傾け、森を見渡します。

「天然林のエリアと日の当たり方も全然違って、暗くてうっそうとしていて、怖くて、人間でも寄り付きたくないようなところもありました」

そして、「自然から学ぶ」という言葉の意味を、参加者それぞれの感性で腹に落としていきます。

「人間がどう森と向き合えばいいのかを感じたり学ばせていただいたのは意義がありました。人間の都合で作る森ではなく、美しい森を次世代に残したいという思いが強くなりました。でも、荒れた森をまた元に戻すのも人間の力が必要で。そこはかなり自然に寄り添っていかないといけないなと思います」

「自然ってありのままに生きてるから、自然。生きるとは何か、みたいなことに繋がりました。いろんな人と関わりながら生きていると、自分を見失うことってあると思います。そういうときに、自然と関わることで原点に返らせてもらえたなって、この森林ガイドを通して思いました。彼自身が、この集落に移住して1年経ったことを、感じたままに伝えてくれたから、僕の中にはすごく入ってきました」


この森に学び この森に遊びて あめつちの心に近づかむ

この言葉は、愛媛県松野町の初代町長 岡田氏が残した言葉です。

豊かな森林に囲まれた森の国。

自然から学ぶことは多く、ただ森の中にいるだけでこどもは感性を開くことができます。

今回の「ままとこキャンプ」では、「もっともっと自由でいいんだ」というママやパパたちの声が多く聞こえてきました。

キャンプ終了時に、参加者の方が見せてくれた晴れやかな表情に、わたしたちも大変嬉しくなりました。

またいつでも森の国にいらしてください。


キャンプを終えての参加者の気付き

「子どもは自ら育つ。必要な時は自ら親を求める。過干渉になることはないという体感を持てた。また、妻の日頃の存在の大きさや、偉大さを再度確認した。自分がのびのびできているのは、妻が子ども見ててくれているから。その中で、自分は子育てに隔たりを作るのではなくて、互いにできることをやれる時にやり、親としての人生も全うとする存在でいることが、子どもにもいい姿勢になると考えました。(子どもの為に自己犠牲は違うと感じる)」

「日々、生活のために、豊かになるために仕事に精を出しているが、幸せは近くにあるし、常に日々にあると感じられた。物的な豊かさではなく、心的な豊かさが暮らしをより豊かにすると感じる。」

「自然/山があって川があって畑があって動物がいて人がいる。全部繋がっていて順繰り回っているのが従来の流れであるということに気付きました」

「合鴨を絞めた経験がとても大きかった。普段全く気にせず肉を買っていたが、あの光景が頭に浮かんで肉選びも慎重に。”命をいただく”という言葉の本当の意味を知れた。簡単に残す事はできなくなったこの気持ちを子どもにも伝えていきたい」

  • 「ままとこキャンプ」責任者 坪井映二郎について

坪井映二郎(つぼいえいじろう)

1993年、兵庫県芦屋市生まれ。2015年、大学を中退して自衛隊に入隊。そして、予期せず不動産営業に転職。社内最高の営業成績を4年連続で叩き出すトップセールスマンとなる。2023年に森の国に出会い、これまでに制約のある自衛隊や、お金で買える高級暮らしも最果てまで経験する中で、「都会暮らしの幸せ」に対し、自身の中で疑問を持つようになった。そして、不動産会社を退職し、兵庫県尼崎市から森の国に家族移住。株式会社サン・クレアが運営する「四万十川源流、森の国『水際のロッジ』」スタッフとなる。遊ぶように生きるをモットーにおもろい生き方を追求している。

  • 坪井映二郎コメント

真っ暗闇の森の中で行ったキャンプファイヤー、盛大に燃える炎を見て生後7ヶ月の赤ちゃんはとても無邪気に笑っていました。

その姿を見た時に確信しました。

私たちのDNAには刻まれている。

大自然と共に暮らす人生の美しさがあるということを。

SDGsやサスティナブルという言葉が世間を賑わす今、私たちの未来を担う子どもたちがきっと我々よりも当事者になるでしょう。

私たちにできることの一つは、自然と共に生きるこども達の感性を育むことではないでしょうか?

こども達のこどもたち、またその子どもたちの未来が自然と調和した愛で溢れた世界になりますように。

そんな願いを込めてままとこCampを企画いたします。


  • 森の国Valleyについて

日本最後の清流と呼ばれる四万十川源流、目黒川が流れる愛媛県松野町にある人と自然が調和する営みを大切にするコミュニティー。「この森に遊び、この森に学びて、あめつちの心に近づかむ」の考えを尊重し、森の国 Valleyでは、生態系の循環を尊重し、できるだけ自然本来の力だけで、持続可能で人間らしい営みをつくり出しています。森に心を寄せ、森とともに生きる。森の国Valleyは誰もが自然に還れる場所として未来を創る様々な取り組みを実施しています。JAPAN TRAVEL AWARDS 2024特別賞(ファミリー部門)受賞。

代表者:細羽雅之

所在地:愛媛県北宇和郡松野町目黒 滑床渓谷

電話:0895-43-0331(水際のロッジ代表)

公式サイト:https://morino-kuni.com/

  • 株式会社サン・クレアについて

四万十川源流、森の国「水際のロッジ」など、瀬戸内を中心に地域とつながる宿泊施設を8棟展開。単なるハコのホテル創りではなく、訪れた宿泊者を地域の歴史、文化、食、ヒトの営みとつなげる事で地域の蘇生 (Re-generate)を進めています。ニッポンを真の観光立国へと導くための先駆者となるべく、挑戦を続けています。

代表取締役CEO:細羽雅之

本社所在地:広島県福山市城見町1-1-6

電話番号:084-927-0996

 公式サイト:https://sun-crea.biz/


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