- 2024-4-25
- ホテル プレスニュース
恋愛対象や性自認に関係なく、誰もが安心して楽しめる旅を実現
【2024年4月25日、日本発表】
「すべての人に、世界をより身近に体験できる自由を」を企業理念に、多種多様な宿泊施設や旅ナカ体験、旅行中のシームレスな移動手段を提供する世界最大級の宿泊予約サイト Booking.com は、このたび、パートナー施設様向けに、LGBTQ+の当事者の方々について学ぶことを目的とした「Travel Proud」プログラムの日本語版の提供を開始しました。今回、ブッキング・ドットコムが提供するインクルーシブ(包括的)なプログラムは、アジア太平洋地域では初の現地語による提供となります。
ブッキング・ドットコムが2023年に実施した日本を含む世界27ヵ国の11,555人のLGBTQ+旅行者を対象に行った調査によると、、日本人のLGBTQ+旅行者の60%が、「旅先選びの際に自身の安全とウェルビーイング(心身および社会的な健康など幸福)を考慮する必要がある」と回答しました。この数字は前年の48%から大幅に増加しており、世界平均の80%に近づいています。この調査結果は、日本のLGBTQ+旅行者の意識が向上し、安全で快適な旅行を求める声が高まっていることを示唆しています。
ブッキング・ドットコムが提供する「Travel Proud」の中核は、日本語で利用できる無料のオンライン・トレーニング・プログラム「Proud Hospitality」です。このプログラムは、LGBTQ+の旅行者が旅行中に直面する独自の課題や障壁に焦点を当てており、パートナー宿泊施設はトレーニングの課程を修了することで、「Proud Certified」の認証を取得することができます。このプログラムでは、実践可能なスキルとテクニックを学ぶことが可能で、LGBTQ+の旅行者を自信を持ってサポートするための「Travel Proud Customer Toolkit」など、追加リソースへのアクセスも含まれます。コース修了後、「Proud Certified」の認証を取得したパートナー施設には、宿泊施設リストに「Travel Proud」バッジが付与されることになります。
旅行者は、宿泊施設ページにある「Travel Proud」バッジを参照することで、どの施設が「Proud Certified」の認証を取得しているのか一目で判別することができます。さらにブッキング・ドットコムは、インクルーシブな言葉遣いを採用しているため、ほとんどの場合、予約時に性別の指定は不要で、ジェンダーに関する選択肢も幅広く提供されています。
また、ブッキング・ドットコムでは、「Travel Proud」プログラムの日本語版の提供開始に伴い、4月19日(金)に報道関係者向けに本プログラムに関する発表会を開催しました。当日は、ゲストとして、LGBTQ+の当事者で自分自身の軸を持ちながらドラァグクイーンとしても活躍されているドリアン・ロロブリジーダ氏、LGBTQ+当事者で作家、トラベルライター、クリエイターのカラム・マクスウィガン(Calum McSwiggan)氏、また本プログラムをいち早く導入し、認証を取得している宿泊施設「all day place shibuya」の支配人 飯島亮氏が登場し、当社のアジア太平洋地域担当マネージング・ディレクターのローラ・ホールズワースと共に、それぞれの視点からジェンダーやセクシュアリティに関わらず誰もが安心できる旅行の楽しみ方についてパネルトークを実施しました。
ブッキング・ドットコムのアジア太平洋地域担当マネージング・ディレクターであるローラ・ホールズワースは、次のように述べています。「当社にとって重要地域である日本で、好評を博している『Travel Proud』プログラムを開始できることを嬉しく思います。日本において、私たちの予想を上回る申し込みがあったことを受けて、私たちは、すべての人のために、すべての人による、真にインクルーシブな旅のプラットフォームと体験の創造を目指しています。私たちは、日本の宿泊施設パートナーと協力し、旅行者が日本での旅路で、自分自身であることを心地よく歓迎されるよう支援してまいります。どこから来ている、誰を愛しているか、どのような自認をしているかに関わらず、素晴らしい体験をしてもらいたいと思っています。」
日本初の「Proud Certified」認証取得施設の一つである「all day place shibuya」の支配人 飯島亮氏は、次のように述べています。「『Proud Certified』の認証を取得することができ光栄に思います。Travel Proudの認証を受けることでLGBTQ+フレンドリーな宿泊施設であることをお客様に知っていただけます。プログラムの前後で、従業員のLGBTQ+当事者に対する意識は高まりました。プログラムを通して、LGBTQ+当事者について知ることができたという声もあがっています。Travel Proudの認証を受けている宿泊施設が増えることを私も望んでいます。」
また、LGBTQ+の当事者であるドリアン・ロロブリジーダ氏はパネルトークの中で、「私にとっての旅とは、心の洗濯だと思っています。また、旅先の体験が心の栄養補給だと思っています。私のパートナーは、トランスジェンダー男性です。特に、海外旅行に行く際にはパスポートの性別と見た目の性別が異なることで多くの不都合を感じています。当事者にとっても、遠慮ではなく配慮が宿泊施設から感じられることで、旅先での体験が素晴らしいものになると感じています。」と語りました。さらに、世界中を旅しているカラム・マクスウィガン氏は、「Travel Proudの認証を受けている宿泊施設とそうでない宿泊施設の違いは、LGBTQ+であることを完全に受け入れられているか、信頼感を感じるかです。信頼を勝ち取るのは、難しいことですが、Travel Proudの認証を受けた宿泊施設は、毎回自分の期待を上回るような体験ができました。」と語りました。
ブッキング・ドットコムの「Proud Hospitality」トレーニングと「Travel Proud」バッジは、2021年から開始しました。同トレーニングは現在、日本語のほか、英語、イタリア語、フランス語、スペイン語、ブラジル・ポルトガル語、ドイツ語でも受講が可能です。現在、120を超える国と地域、12,000を超える都市に65,000を超えるProud Certifiedの認定を取得しているパートナー宿泊施設があります。
「Travel Proud」プログラムの詳細については、こちらをご覧ください。
https://www.booking.com/proud.ja.html
「Travel Proud 2023」に関するプレスリリースは、こちらをご覧ください。
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Booking.comについて
1996年にアムステルダムにて設立され、Booking Holdings Inc.(NASDAQ:BKNG)の一員として、「すべての人に、世界をより身近に体験できる自由を」を企業理念に掲げています。多種多様な宿泊施設と移動手段を簡単かつワンストップで予約ができるプラットフォームを通して、世界中のお客様に思い出に残る体験を提供しています。詳細については、ブッキング・ドットコムの公式SNSアカウント (@bookingcom_jp)、もしくは https://news.booking.com/ja をご覧ください。
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