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アンタルヤの古代都市とサイクリング・ルート

ターコイズブルーの海岸と美しい湾、山道、素晴らしいビーチ、そして豊かな食と文化に溢れた、世界で最も魅惑的な場所の一つである地中海沿いの”トルコのリビエラ”を自転車で旅してみませんか。国内外のエコラベルを取得した多様なホテルやホステルに加え、キャンプ場やグランピングエリア、バンガローリゾートが点在しているほか、24時間営業で自転車を安全に駐輪し、クリーニング、修理・メンテナンスができて、地域のサイクリング・ルートについて詳しい情報を得ることができるサイクリストのためのホテルもあります。

サイクリスト向けのイベントとして、エーゲ海と地中海に挟まれた美しい街のオルタジャでは、自転車を通じて、周辺地域の美しさ、文化、歴史的豊かさを体験できる「ヒュルペダル・オルタジャ自転車フェスティバル」が、5月23日（木）から26日（日）まで開催予定です。

このほかにも世界中のサイクリストを魅了するトルコ・リビエラ沿いの華やかなサイクリング・ルートが数多く用意されています。その一部をご紹介しましょう。

ケメルの景観ルート

地中海沿いのアンタルヤ地方にある魅力的な海岸沿いの町ケメルは、上り坂を好むサイクリストや、海辺でリフレッシュしたいサイクリストにぴったりの場所です。美しいビーチとターコイズブルーの海が広がる手つかずの湾で有名なこの美しい町には、勾配や難易度の異なる5つのロードコースと8つのマウンテンバイクコースを含む13のサイクリングコースがあります。のんびりとした海岸沿いのサイクリングから、アドレナリンが全開になるような山道まで、どのルートを選んでも心が動かされる素晴らしい風景を楽しむことができます。

サイクリストが好む、最も有名なロードバイク・コースの一つが、ケメルとベルディビを結ぶルートで、このルートの途中には、海抜25mに幻想的な洞窟があります。この町のその他の有名なマウンテンバイク・コースは、ケメルを出発してゲデルメ高原に向かうケメルーゲデルメのルートで、このルートはより難易度の高いコースにチャレンジしたい人に理想的なコースです。またチャルシュテペケメルのルートは、わずか4.5kmで海抜300mに達するため、アドレナリンが上がるハードなコースとして知られています。ケメルーチュクリャヤーベイチクのルートはアンタルヤで最も手強いルートの一つで、最初の目的地は標高約1,770mのチュクリャイラ、そしてタフタル山の東斜面、地中海が見えるベイジクがゴール地点になります。

このルート上のタフタル山は、古代にはオリンポス山として知られており、驚くべきトルコ・リビエラの壮大な自然の一つに挙げられます。タフタル山を巡るルートは、素晴らしいパノラマの景色が有名ですが、特にケメルとタフタル山の頂上を結ぶルートは、一見短いようですが7kmの間に700mの標高差、10％の勾配があり、サイクリストにとってはまたとない難関ルートとして知られています。ぜひベストコンディションで挑んでください！タフタル山の頂上へと続くケーブルカーで726mから2,365mまで登った後、そこから海面まで下る極端なダウンヒル・ルートも、この上ないスリルを味わうことができ、エンデューロ*やサイクリストに人気です。アドラサンからゲリドニヤ灯台まで足を延ばして、この地方で最も美しい景色の一つを楽しみ、近くにある手つかずの入り江で水浴びをするのもおすすめです。

*エンデューロ：クロスカントリーの耐久レースの一種

ケメルのサイクリング・ルート

アンタルヤからメルシンまでの見事な海岸線

トルコのリビエラのもう一つのお勧めコースは、アンタルヤからメルシンまでの海岸線沿いの旅です。この長距離ルートは、アンタルヤの中心部にあるカレイチから始まり、パンフィリアの最も重要な港湾都市である古都シィドへと続きます。

カレイチへは、アンタルヤで最も保存状態の良い古代遺跡の一つである、壮麗なローマ時代のハドリアヌスの門から入ることができます。様々な時代の城壁に囲まれたカレイチは、イヴリ・ミナレットやカラタイ・マドラサなどの歴史的家屋や建造物など、本格的な建築物で知られています。これらの史跡を見学した後は、船旅用ボートが停泊しているマリーナまで自転車で向かいましょう。マリーナから約80km先に古都スィデが位置し、アナトリア唯一のユニークな建築物である古代劇場や、アポロ神殿、アテナ神殿など魅力的な歴史遺産を見ることができます。見事な夕日も必見です。

海岸線に沿って曲がりくねった道を進むと歴史を通じて様々な文明の本拠地であったアランヤに辿り着きます。数百あるアナトリアの城の中でも最も保存状態の良い中世の城のひとつであるアランヤ城をはじめ、豊かな文化遺産があり、街の狭い通りを自転車で走りながら、息をのむようなビーチを眺めることができます。そのままルートを進むと、地中海で最も人気のある港町の一つ、メルシンに到着します。メルシンには、紺碧の海、自然のビーチ、素晴らしい絶景など、さまざまな観光スポットがあります。これらの史跡や文化だけでなく、タントゥニ、ジェゼリェ、ケレビチェなどの美味しい郷土料理も非常に魅力的で長期で滞在したくなるでしょう。

ゲリドニア岬沖の灯台

トルコについて

地中海沿岸に位置し有名なボスポラス海峡が隔てるアジアとヨーロッパを結ぶトルコは、何世紀にもわたり文化的な交流と多様性の拠点と考えられてきました。多様な文明が反映された歴史、遺跡、自然や美食を有し、多目的なデスティネーションです。伝統とモダンが融合した芸術やファッションをはじめ、ダイナミックなショッピングやエンターテインメントライフによって世界中から訪れる人々を魅了し続けています。2023年には全世界から5,670万人の観光客を迎えました。2023年にトルコ共和国として建国100周年を迎えたのに続き、2024年は日本との外交関係樹立100周年を迎えます。

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トルコ観光広報・開発庁（TGA）について

トルコ観光広報・開発庁（TGA）は、国内外の観光市場においてのトルコのブランディングを確立させ、観光やビジネスにとって魅力的な渡航地としての認知を高めるため、文化観光省が定めた観光戦略や政策に基づき、あらゆるプロモーション、マーケティング、コミュニケーション活動を行っています。世界各地の現在の観光機会を促進・販売するとともに、観光の潜在的分野を発見・改善・確立していきます。