- 2024-5-21
- ホテル プレスニュース
滞在人口を時間帯・発地別で把握できるため、人流を加味した収益分析や経営検討に活用が可能
目次
宿泊施設向けレベニューマネジメントツール『メトロエンジン』を提供し、宿泊業界のDX化や集客支援を行うメトロエンジン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:田中良介、以下メトロエンジン)は、宿泊施設・市場の調査分析ツール『メトロエンジン リサーチプラン』において、全国の滞在人口データを追加いたしました。滞在人口は時間帯や居住地別で把握でき、いつどこからどのくらいの人数が来訪したのかをエリアごとに簡単に分析できるため、本ツールの既存調査機能と掛け合わせることで、人流を加味した収益分析や経営施策の検討にご活用いただけます。
「滞在人口」機能追加の背景
メトロエンジンは、宿泊施設および宿泊市場に関するデータを独自に収集・保有し、宿泊市場の調査ができるツール『メトロエンジン リサーチプラン』を提供しています。このツールでは、指定したホテルの「客室単価情報」「販売プラン情報」や、指定エリアでの「ホテル展開状況」(各ホテルの基本情報、指定エリアの施設数/客室数)、「新規開業予定の施設情報」などのデータを調査できます。
近年、国内旅行の活発化やインバウンド観光客の急増により、過去最高収益を更新するホテルもあるなど宿泊業界は活況を呈しています。人手不足の加速や物価高騰などの影響もあり、宿泊料金の上昇は続いていますが、ホテルの需要は依然として高く、高稼働率を維持しているホテルも少なくありません。
このような背景から、宿泊施設の新規出店が増加しており、今後も新規開発を進める企業や団体が増えると予想されます。
この状況を踏まえ、メトロエンジンは、既存の「客室単価」や「ホテル展開状況」といった市場情報に加え、新機能「滞在人口」データを追加実装し、機能を大幅にアップデートしました。「滞在人口」機能では、「いつ、どこに、どのくらいの人数が滞在するのか」および「いつ、どこに、どこから、どのくらいの人数が来訪するのか」を調査することが可能です。
これにより、従来の市場調査に人流という新たな視点を加えることができ、より高度で精緻な収益分析や経営施策の検討が可能となります。
メトロエンジンは今後も、宿泊トレンドや市場の変化に応じて需要の高いデータの追加取得や実装を進め、変動の激しい宿泊業界の動向に柔軟に対応し、新たな価値創造と事業貢献を支援するサービスを目指してまいります。
新機能概要
指定したエリアの滞在人口を閲覧できる機能です。滞在人口は、『メトロエンジン リサーチプラン』のサイドメニュー内「エリアから検索」から市区町村を選択し、上部の「滞在人口」タブから参照可能です。
隣の「ホテル情報」タブで閲覧できる、宿泊施設の展開状況(宿泊施設数・客室数、各施設の基本情報等)データと組み合わせることで、市場調査や収益予測、事業展開の戦略策定にもご活用いただけます。
■滞在人口メッシュ
指定されたエリアの1年間における1日あたりの平均滞在人口を1km別のメッシュでマップ化したもので、メッシュ色の濃淡で人口の大小を表しています。
上部のコントロールパネルから平休日や時間帯の区分を切り替えることで、平日/休日、昼/夜の人口も確認可能で、メッシュにカーソルを合わせると、条件に合わせた各メッシュ区画内の滞在人口数がポップアップ表示されます。
このデータにより、どの場所に滞在者が集中しているかはもちろん、時間帯や曜日ごとの滞在人口やその違いもわかるようになっているため、宿泊施設の運営戦略や展開戦略にお役立ていただけます。
■来訪者数推移
指定されたエリアにおける1日あたりの平均滞在人口を月別でグラフ表示しています。グラフにカーソルを合わせると居住地別(出発地別)の滞在人口がポップアップ表示されるため、全滞在人口に対する居住地別の比率も調査可能です。
上部のコントロールパネルでは表示させる居住地区分を1つに絞ることができ、下部の凡例をクリックすると表示/非表示するグラフを切り替えることができます。
このデータでは他地方からの来訪数やその割合を月別で確認できるため、高需要時期や閑散・通常期と高需要期との滞在者数の差が把握可能となり、未来の人流や観光需要の予測にご活用いただけます。
※閲覧可能なデータは2019年の滞在人口です。
※エクスポート機能は、後日の実装を予定しております。
滞在人口データの活用例
①集客可能人口が予測できるため、客室数〇〇・ADRxxx円のホテルを建てた時の推定収益予想に。(「客室数 × ADR × 集客可能人口」等)
また、新規ホテル開発においてADRをxxx円と設定したときの客室数や客室収容人数の検討にも活用可能。
②ホテル展開(「ホテル情報」タブ内)データと人流データ(「滞在人口」タブ内)の組み合わせで、同エリアにおける時間帯別の滞在人口に対する宿泊施設数が分かる。
→日中の滞在者は多いが宿泊施設の展開は少ないエリアや、滞在人口の多いエリアで展開されているホテルカテゴリの割合などを知ることができる。
→新たなホテル開発を思案するにあたり、集客価値のあるエリアやホテルカテゴリの見極めに役立つ。
③他地方からの流入数や滞在人口全体に対する居住地別の流入比率が分かるため、ホテル需要や客単価の高い時期を分析できる。
→レベニューマネジメントや収益予測に活用。
▼こういった方におすすめ
・ホテルの新規開発や店舗拡大を検討中、または予定している
・運営ホテルのより精緻な収益予測を立てたい、販売戦略を検討したい
・エリアごとにホテル需要や客単価の高い時期を分析したい
『メトロエンジン リサーチプラン』とは
宿泊施設の市場を調査するには予約サイトを巡回、各種資料から手入力をする、蓄積されたデータをエクセルに落とし込むなど膨大な手作業が発生します。しかしながら、社内や顧客への提案には視覚的な資料が必要不可欠であり、収集している情報も常に更新が必要なため、手作業での市場調査には物理的な限界がありました。
そこでメトロエンジンは、レベニューマネジメントツールのために収集していた様々なビッグデータを、市場調査ツール『メトロエンジン リサーチプラン』として提供し、宿泊業界の調査・分析作業の効率化に貢献しております。
URL:https://metroengines.jp/research/
宿泊施設や市場の調査ができる、宿泊特化型の分析ツールです。全国の宿泊施設の生データを提供しているため、全国単位での一括調査を実現します。各種データはダウンロードいただくことも可能です。
本ツールでは、データは羅列されるのでは無く、地図表示やグラフなどビジュアル化されており、視覚的な資料も作成が容易となります。また、情報はつねに自動更新されることから、情報収集にかかる時間も削減可能です。
▼こういった方におすすめ
・全国の宿泊施設情報を確認し、分析や戦略策定をされたい事業者様
・投資企業やクライアントに提示する視覚的なデータを必要とする事業者様
・先々の宿泊施設・宿泊市場の情報を必要とする事業者様
・宿泊業界への新規参入を検討中の事業者様
▼主な調査可能項目
今回の新機能追加により人口動態も把握可能となりましたので、上記調査機能と組み合わせることで、日々のホテル経営や新規ホテルの開発に向けたさらに高度な分析を実現できます。
『メトロエンジン リサーチプラン』の紹介セミナーを開催
新機能リリースに合わせ、6月に『メトロエンジン リサーチプラン』の紹介セミナーを開催いたします。
2日程での開催を予定しておりますので、店舗拡大や新規出店を見据えている方々は、この機会にぜひ一度ご参加ください。
■セミナー概要
表 題:手間をかけずに宿泊市場分析!『メトロエンジン リサーチプラン』の最新機能紹介
日 時:2024年6月5日(水) 14:00〜14:30
2024年6月6日(木) 14:00〜14:30
参加費:無料
対 象:宿泊施設関係者様
定 員:各会100名(定員を超えるお申し込みがあった場合は抽選とさせていただきます)
配 信:Zoomライブ配信(ご利用方法はお申し込み後にメールでご案内いたします)
【メトロエンジン株式会社の概要】
メトロエンジンは、ビックデータから人工知能・機械学習を活用し、客室単価の設定を行うレベニューマネジメントツール『メトロエンジン』をホテルなど宿泊事業者に提供しており、現在では国内でも有数のホテルチェーン社以上と契約しご利用いただいております。昨今では、様々な分野において需給に合わせたダイナミックプライシングの有用性が評価されはじめておりますが、メトロエンジンはホテル業界の他にもレンタカー業界や、高速バス業界などを対象とした事業も展開しております。
会社名: メトロエンジン株式会社(https://info.metroengines.jp/)
代表者: 代表取締役CEO 田中 良介
所在地: 東京都品川区西五反田七丁目25番5号西五反田七丁目ビル9階
設 立: 2016年10月
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