いちご/温室効果ガス排出削減目標「Science Based Targets」認定のお知らせ

当社は、パリ協定が求める水準と整合した企業が定める温室効果ガス排出削減目標である「Science Based Targets」(以下、「SBT」という。)を設定し、SBTイニシアティブより認定を受けました。当社の目標は、気候変動による世界の平均気温上昇を産業革命前と比べ1.5℃未満に抑える「1.5℃目標」として認定を受けており、「1.5℃目標」は「2℃を十分に下回る水準(WB2℃)」目標を上回るものです。

1. 認定を受けたいちごの温室効果ガス排出削減目標

SBTイニシアティブにおける目標については、当社に加え、当社が運用する上場投資法人(いちごオフィス8975、いちごホテル3463、いちごグリーン9282)による温室効果ガスの排出も含めた目標設定としております。

2. SBTの概要

SBTは、パリ協定が求める水準(※)と整合した5~15年先を目標年として企業が設定する温室効果ガス排出削減目標です。運営機関は、CDP(企業の気候変動、水、森林に関する世界最大の情報開示プログラムを運営する国際的な非営利団体)、UNGC(国連グローバルコンパクト)、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)により2015年に設立され、現在、世界で約4,700社の企業が1.5℃目標でSBT認定を取得しております。

(※)パリ協定が求める水準

世界の気温上昇を産業革命前よりスコープ1、2では、1.5℃以内に抑え、スコープ3では2℃を十分に下回る水準(Well Below 2℃)に抑える

3. 当社の環境課題への取り組み

当社は、人類、社会そして地球の一員として「サステナブル経営」の実現を重要な経営課題としております。あらゆる事業活動を社会貢献と捉えて事業を推進し、世界的な課題かつ企業の社会的責任であるサステナブルな社会の実現に向け、「サステナブルインフラ企業」として大きな成長を目指しております。

当社は、現存不動産を活かし「100年不動産」の実現を目指す、省資源・高効率な「心築(しんちく)」事業や、クリーンエネルギー事業による再生可能エネルギーの創出と温室効果ガスの削減等、本業による環境負荷低減を推進しております。加えて、社会をより良い状態で次世代へ継承するための一員として、長期VISION「いちご2030」において、環境課題解決における経営目標(KPI)を設定しております。このKPIでは、クリーンエネルギーの創出により削減するCO2量が、当社および当社が運用する投資法人(いちごオフィス(8975)、いちごホテル(3463)およびいちごグリーン)が消費するCO2量(Scope1・Scope2)を上回るクライメート・ポジティブの維持、事業活動で消費する電力を2025年までに100%再生可能エネルギーとする「RE100」の取り組みなど、地球温暖化等が深刻化しているなか、環境課題解決に向けた目標を設定しており、役職員一同が一丸となって取り組んでおります。

詳細は「長期VISION『いちご2030』経営目標(KPI)の刷新のお知らせ」をご覧ください。

www.ichigo.gr.jp/news/p_news_file/file/Ichigo_20240415_Updated_Ichigo2030_KPIs_JPN.pdf

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