ダイブ/ネパールの観光専門大学(在学生約1,200名*1)と協力覚書を締結特定技能「宿泊」分野における日本語教育と日本の観光施設での就労を当社が支援・促進

全国4,600施設以上の観光施設に特化した人材サービス事業を行う株式会社ダイブ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:庄子潔、証券コード151A、以下ダイブ)は、ネパールのホテル・観光マネジメントに特化した専門大学Silver Mountain School of Hotel Management(以下SMSH)とネパールの人材送り出し機関BLUE SKY INTERNATIONAL PVT.LTD.(以下BSI)との三社間にて特定技能「宿泊」分野における観光専門人材の日本語教育と日本での就労に向けた協力覚書を2024年6月6日(木)に締結いたしました。

(*1)2024年5月時点

調印式の様子

■協力覚書の内容

<SMSH、BSIの取り組み>

・観光専門大学SMSHと人材送り出し機関BSIがSMSHの学生(卒業生含む)に対し日本語教育のプログラムを実施

・日本語レベルの向上により特定技能宿泊分野の試験に合格した学生をBSIがダイブに紹介

<ダイブの取り組み>

・BSIに対して宿泊専門の学習コンテンツ、専門的授業、試験対策講座を提供

・特定技能宿泊分野の試験に合格した学生に日本のホテル・旅館の求人情報を提供

・本取り組みに対する内定者は、ダイブまたは日本の採用企業が面接を行い決定

・本取り組みを通じて就業を開始する者の入国後の就業や生活面に関する支援

世界中から学生を受け入れることで、グローバルな視野を持ったホスピタリティプロフェッショナルを育成しています。(公式ホームページ:https://silvermountain.edu.np/

(スキーム図)

■協力覚書締結の背景と今後の展開について

日本の観光業における人手不足解消と、外国人人材の雇用機会の創出を目的としています。

日本における高齢化は加速しており、2022年10月1日現在、総人口1億2,495万人に占める65歳以上の人口は3,624万人であり、高齢化率は29.0%に達しています。(*1)

 さらに、「旅館・ホテル」業界では、正社員において71.1%の企業が人手不足と感じており、活況なインバウンド需要に対して深刻な人手不足の状況が続いております。(*2)

外国人人材に関しては、2019年に就労ビザの一つとして特定技能ビザ(*3)が新設されました。その中で、特定技能1号の「宿泊」分野において、日本語レベルの要件は「国際交流基金日本語基礎テスト」または「日本語能力試験(N4以上)」に合格すること、または業務上必要な日本語能力を有することとされています。しかしながら、日本語レベルの要件が特定技能ビザ取得のハードルとなっており、より多くの支援や日本語学習の機会の提供が必要です。

本取り組みを通じて、観光業に関する高い知識とスキルを持った外国人人材を特定技能ビザで日本の旅館・ホテルへ紹介することで、日本の観光業での就業を希望する外国人人材への雇用機会を創出し、日本の観光業における人手不足解消の一助となることを目指します。また、SMSHでは英語で授業を行っており、学生たちは英語話者でもあるため、日本の観光施設におけるインバウンド対応の即戦力としても期待されます。

今後の展開として他の国々においても同様の取り組みができるか検討・推進してまいります。そして、先日リリースいたしました「西ジャワ州ボゴール県とのパートナーシップ契約締結(*4)」と同様に、特定技能宿泊分野における外国人人材紹介で業界ナンバー1を目指してまいります。

 (*1)出典元:令和5年版高齢社会白書(概要版)

(*2)出典元:株式会社帝国データバンク「人手不足に対する企業の動向調査(2024年4月)」

(*3)2019年に日本で新設された在留資格の一つで、特定の産業分野で即戦力として働く外国人材を受け入れるためのビザ。

 特定技能1号と特定技能2号の2種類があり、それぞれ異なる要件と権利がある。特定技能「宿泊」分野1号の在留資格では「宿泊分野特定技能1号評価試験」の合格が必須。合格者は、宿泊分野の業務において一定の専門性・技能を用いて即戦力として稼働するために必要な知識や経験を有するものと認められ、業務上必要な日本語能力水準を要するものと評価されます。

(*4)ダイブNEWS RELEASE「インドネシア共和国西ジャワ州ボゴール県と、特定技能「宿泊分野」における 人材の育成・採用に向けたパートナーシップ契約を締結」2024.6.3

https://ssl4.eir-parts.net/doc/151A/tdnet/2454982/00.pdf

■Silver Mountain School of Hotel Management(SMSH)について

ネパールのカトマンズに位置するホテル・観光マネジメント専門の教育機関であるSilver Mountain School of Hotel Management(SMSH)は、ホスピタリティ業界でのキャリアを目指す学生に世界クラスの教育を提供することを目的として2002年に設立されたネパールで最も歴史のある私立の観光専門大学です。英国のQueen Margaret Universityと提携し、国際基準に基づいたカリキュラムを提供していることが大きな特徴です。キャリア支援にも力を入れていて、学生の就職活動をサポートするためのキャリアサービスが充実しています。その結果、多くの卒業生が国内外のトップホテルやリゾートで活躍しています。

また、SMSHは多文化な学習環境を提供し、世界中から学生を受け入れることで、グローバルな視野を持ったホスピタリティプロフェッショナルを育成しています。

(公式ホームページ:https://silvermountain.edu.np/

(SMSH見学の様子)

BLUE SKY INTERNATIONAL PVT.LTD.について

BLUE SKY INTERNATIONAL PVT.LTD. は、2002年の設立以来、人材サービス事業においてネパール国内で最大級の実績を持つ送り出し機関です。これまでに中東などの著名な企業へ10万人以上のネパール人材を送り出してきました。現在では年間平均4,000人以上を送り出しています。

またネパール国内においては、独自の日本語教育機関であるトレーニングセンター「キングス職業訓練センター(KINGS TECHNICAL AND VOCATIONAL TRAINING CENTER PVT.LTD.)」を国内3ヵ所(カトマンズ校・ポカラ校・チトワン校)に有し、日本で就業するためのスキルを身につけた優秀な人材の育成に努めています。 

BLUE SKY INTERNATIONALは設立20周年の2022年に「Look East」というスローガンを掲げ、特定技能制度で年間1,000人のネパール人材の受け入れを目標とし、日本法人BLUE SKY JAPAN株式会社を設立しました。ネパールでの人材育成から送り出し、日本国内の支援までBLUE SKYグループとして一貫してサポートしています。

【株式会社ダイブ/概要】

会社名 :株式会社ダイブ

創業 :2002年3月

代表取締役社長 :庄子 潔

本社所在地 :〒160-0022 東京都新宿区新宿2-8-1 新宿セブンビル10F

サイト :https://dive.design/

ダイブは、日本経済の成長エンジン「観光業」の大課題を解決すべく、事業展開しているベンチャー企業です。基幹事業である観光施設に特化した人材サービス(リゾートバイト)においては、観光施設の大課題である「人手不足」の解決に寄与しており、年間8,306人の観光従事者を創出しています。日本人人材と外国人人材を合わせて、全国47都道府県、4,600カ所以上の観光施設と、人材のお取引実績があります。

また、新規事業の地方創生事業では、全国6カ所の非観光地(過疎地・消滅可能性都市を含む)において、D2Cの観光事業を展開しています。収益の創出・外貨の獲得はもちろん、地域事業者と連携することでサステナブルな地域づくりに貢献しております。さらに、グランピング施設に特化したWEBメディア「 GLAMPICKS(グランピックス)」の運営や、宿泊施設に対しての集客支援など、IT領域での事業展開も積極的に行っております。

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