フィジー政府観光局/人気高まるウェルネス・ツーリズム、グローバル・ウェルネス・デイにあたりフィジー政府観光局、フィジーでのウェルネス・ツーリズムを紹介

クレジット:Brook Sabin

ウェルネス特化のホテルから海ブドウのスパ、泥温泉まで

フィジー政府観光局(所在地:フィジー・ナンディ CEO: ブレント・ヒル)は、2024年4月、77,292人の訪問者を迎え、その内624人(全体の0.8%)の日本人訪問者が訪問したことを発表しました。2024年6月3日、フィジー・エアウェイズが、航空連合「ワンワールド・アライアンス」の正式な加盟航空会社と発表されましたが、今後「ワンワールド」利用者の訪問も期待しています。

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フィジー政府観光局は、「幸せあふれるフィジー」をブランドメッセージに掲げていますが、訪問いただく皆様は、出会いやアクティビティ体験、カルチャー体験、リトリートなどによって、幸せな時間を過ごすことができます。毎年6月第2土曜日は、グローバル・ウェルネス・デイ[1]として知られています。今年のテーマは、「Magenta Nature」という「自然の恵みを食べる」「自然に浸る」「自然を守る」「自然とのつながり」という4つの柱のもと、世界各地でウェルネスイベントが開催されました。

フィジーでも、マロロ島にあるシックス・センシズ・フィジーなどで、特別なウェルネス・アクティビティが行われました。ウェルネス・ツーリズム[2]は、世界で需要が高まっています。フィジーにおいても、様々なウェルネス体験が可能です。スパ、ヨガ、温泉、ネイチャー、ヘルシー食、文化などを通して、心や身体が満たされ、心が豊かなになるウェルビーイング(よりよい状態)へと導きます。

フィジーでのウェルネス体験は、例えば、新たにウェルネス・プログラムを導入したワイドロカ・ベイ・リゾートをはじめ、ファームトゥテーブル(農場から食卓へ)のコンセプトの元、敷地内で野菜を育てているシェラトン・フィジー・ゴルフ&ビーチリゾートなど、多数のリゾートで体験できます。また、海ぶどうを使って肌の活性化や老化を防ぐという化粧品プロダクト「Nama Fiji」や観光名所となっている泥温泉での泥パックなどもあげられます。

フィジーを訪問する皆様は、ホテル、リゾート、スパ宿泊施設、観光施設などでウェルネス・リトリートが可能です。

ウェルネス・プログラムを導入したワイドロカ・ベイ・リゾート

クレジット:ワイドロカ・ベイ・リゾートクレジット:ワイドロカ・ベイ・リゾート

本島のビチレブ島コーラルコーストとパシフィックハーバーの間に位置するワイドロカ・ベイ・リゾートは、ブティック・アドベンチャーリゾートです。同リゾートでは、お客様が心身ともにリフレッシュして帰れるように、ホリスティックな健康とウェルビーイングへのアプローチを提供したいと考え、ウェルネス・プログラムを立ち上げました。

宿泊者は、リゾート内に改装されたヨガスタジオで行っているヨガクラスをはじめ、瞑想と呼吸法の指導などを無料で受けられます。また、ウェルネスの旅をサポートする栄養バランスの取れた健康的な食事を提供しています。宿泊者が自分のレベルにあったクラスを体験できるように、様々なクラスを用意し、カスタマイズできるようになっています。

ワイドロカ・ベイ・リゾート:https://www.waidroka.com/

 

フィジー唯一ファームトゥテーブル(農場から食卓へ)を実践するシェラトン

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ビチレブ島デナラウにあるシェラトンは、5エーカー(東京ドームの約43%のサイズ)に及ぶ農園をゴルフ場「デナラウゴルフ&ラケットクラブ」内にシェラトンDGRCファームを有しています。同リゾートでは、海洋保護、環境保護、コミュニティへの関与をミッションに取り組み、「農場から食卓」へというコンセプトを実践しています。農園では、レモングラス、ミント、バジル、グアバ、ライム、チンゲンサイ、ナス、キュウリ、バナナやパイナップル、サトウキビなどの野菜、ハーブや果物を育てています。

また、土を使わず水と栄養分で植物を育てる水耕栽培でレタスを育て、収穫後はレストランで提供しています。毎週木曜と土曜日に開催されているDGRCファーム・トゥ・フォーク・ディナーでは、農園マネージャーの案内で農園を散策し、その後、フィジー伝統料理「ロボディナー」を楽しむことができます。

写真映えの全身の泥パックで自然治癒体験ができるサンベト泥温泉

クレジット:ティファジェック泥温泉クレジット:ティファジェック泥温泉

ナンディ国際空港より車で15分ほどの場所にあるサンベトには、泥パックができる天然の泥温泉があります。泥温泉には、ミネラル成分が豊富に含まれ、肌の余分な皮脂を取り、肌への潤い、美白効果や髪にツヤを出す効果があると言われています。バケツに入った泥を、頭から足先まで全身に塗り、15分ほど乾燥させてから、泥プールに入浴し、泥を落としていきます。その後、温泉に入浴します。ティファ ジェック泥温泉の場合大人1人FJD$40(約2763円)です。(2024年5月時点)

ティファジェック泥温泉:https://www.tifajekmudpoolandhotspring.com/ 

海ブドウを使ったスキンケアプロダクト「Nama Fiji」

クレジット:Nama Fijiクレジット:Nama Fiji

デブラ・サドラヌ氏が1990年代に初めてフィジーを訪れ、エステシャンの国際資格であるCIDESCOの認定校であるスパアカデミーフィジーを1998年に設立しました。25年以上にわたり、デブラ氏は、ヤサワ諸島に住む女性の生活向上のために無料でトレーニングを提供し、雇用できる機会を創出。ヤサワ諸島の伝統的な村に住む女性たちの収入源を生み出しています。学生の多くは、シングルマザーで、地元の経済支援に貢献しています。

2014年、デブラ氏は、スキンケア製品作りに取り組み、エッセンスグループ・フィジーを設立しました。デブラ氏の海洋ミネラルの肌への効果に関する豊富な知識を活かし、地元の海藻を研究し、オーストラリアのジェームズクック大学とのパートナーシップを通じ、地元フィジーの伝統的な海藻ナマ(海ぶどう)に含まれるミネラルとビタミンによって、肌細胞の代謝を促進し、老化を防ぐ有益な特性を発見しました。海ぶどうは、2-3週間で育つので、収穫サイクルも持続的な農業で環境に配慮しています。

現在は、フィジー全土の5つ星ホテルやスパで販売されている海ぶどうを使ったスキンケア製品を製造しています。フィジー産のNama Fijiの商品は、1969年創業のフィジーで50店舗展開しているお土産ショップ「ジャックスオブフィジー」で購入できます。また、ナンディ国際空港から車で5分の場所には、アウトレットストアがあり、スパ施設も併設。ホテルスパと比べ、安価にスウェーデンマッサージを30分FDJ$30(約2071円)、海ブドウパックなどを受けられます。

 

 Nama Fiji: https://nama-fiji.com/ 

エッセンスグループ・フィジー:https://essencegroupfiji.com/

[1] 「1日を変えれば、これからの人生も変わる」をスローガンとして、毎年6月の第2土曜日を「健康的な生活」を改めて見つめ直すきっかけづくりを提供する1日と定め、2012年にトルコで誕生した非営利のソーシャルイベントを「グローバル・ウェルネス・デイ」と呼ぶ。

[2] 旅先でのスパ、ヨガ、温泉、ネイチャー、ヘルシー食、文化などを通して、心と体の健康に気づく旅であり、その地域の資源に触れ、自己成長、リフレッシュ、新しい発見、輝く人生のための旅のこと。

参考データ

日本人訪問者の推移(2019、2023、2024)

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2024年4月各国からの訪問者数

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上記で紹介した施設などの位置

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