- 2024-6-13
- 旅行 プレスニュース
5月21日にオープニングセレモニーを開催。日本の城の有効活用を促進し、歴史的建造物による地方創生を目指す
バリューマネジメント株式会社(本社:東京都千代田区、代表:他力野 淳、以下当社とする。)は、丸亀市および一般財団法人丸亀市観光協会(DMO)(本社:香川県丸亀市、理事長: 髙濵 和則)と連携し、丸亀城城泊「丸亀城キャッスルエクスペリエンス」を実施いたします。7月の受け入れ開始に先がけ、5月21日(火)にオープニングセレモニーを開催いたしました。
■公式ホームページ
丸亀城での城泊実施の背景
目次
丸亀市では、2020年より史跡丸亀城跡保存活用計画を推進し、延寿閣別館をはじめ城泊での活用の検討に着手しました。丸亀市観光協会および香川県観光協会が主導し、実施について検討を重ねてきました。
当社はこれまでの愛媛県大洲市での「大洲城キャッスルステイ」をはじめとする城泊実施の実績や、代表の他力野が観光庁「城泊・寺泊専門家派遣事業」の城泊専門家を務めることなどから、城泊事業の専門家として招致され、事業開始に向けた調査設計、観光コンテンツの企画・造成、セミナー開催等を支援してまいりました。その後、2024年2月に実証実験を実施し、今回の城泊事業の開始に至ります。
丸亀市は、宿泊施設となる延寿閣別館を拠点に、丸亀城を中心に市内に点在する歴史的資源をつなぎ活用した観光まちづくりを展開するとともに、城泊を丸亀観光の新たな目玉として認知・定着を目指してまいります。
オープニングセレモニーの様子
当日は、丸亀市の松永恭二市長より「城泊を1つの起爆剤として城下町丸亀の観光まちづくりを推し進めたい」と祝辞がありました。当社代表取締役の他力野淳の挨拶では「長い年月をかけて今日の日が迎えられたのは、多くの方の想いがあったからこそ」と感謝を述べ、「今なおまちの方の生活の一部になっており、大切にされてきた丸亀城を起点に、丸亀を盛り上げていきたい」と今後の意気込みをお話ししました。最後には、関係者によるテープカットをし、城泊のスタートを祝いました。
丸亀城キャッスルエクスペリエンスの特長
特長1、四国最古の木造天守を持つ丸亀城を独占できる贅沢宿泊プラン
丸亀城は、国の重要文化財に指定されており、現存12天守の1つで四国最古の木造天守や大手門、城郭石垣の最高技術である高石垣を有します。丸亀城キャッスルエクスペリエンスでは、かつての城主たちの歴史に思いを馳せながら城下を見廻るお殿様気分で丸亀街中を巡ります。
特長2、日本伝統工芸が盛んな丸亀の文化体験を愉しめる
竹うちわの生産シェア日本一の伝統を持つ「丸亀うちわ」作りや、現存する日本最古の煎茶席である通常非公開の「観潮楼」での煎茶道体験など丸亀ならではの文化体験をお愉しみいただけます。
特長3、文化と地域に貢献するサステナブルな旅を提供
丸亀市は国際認証機関グリーン・デスティネーションズにより、文化と伝統部門において「世界の持続可能な観光地TOP100」に選出されています。丸亀城キャッスルエクスペリエンスを通して、文化・地域のサステナビリティへ貢献し、丸亀市の賑わいを取り戻すエンジンとなることを目的としています。
丸亀城キャッスルエクスペリエンスの詳細
<提供期間>
2024年7月1日(月)〜
※予約受付開始:2024年5月1日(水)
<料金>
お二人1泊2食付き:1,265,000円(税込)
<プログラムの流れ>
■1日目
①お出迎え〜チェックイン
・丸亀駅より、人力車で丸亀城にご移動いただきます。
・丸亀城大手二の門から一の門にて、時太鼓でお迎えいたします。
・大手一の門にてチェックインいただきます。
・丸亀で活動する和太鼓演者による演奏でお客様を歓迎いたします。
②現存天守貸切ガイド
・見返り坂を登り、天守へご移動いただきます。
・札止め後の天守を貸切でご観覧いただき、丸亀の歴史や丸亀藩主京極家についてなど、ガイドよりご案内いたします。
③延寿閣別館でのお食事
・宿泊施設として改修した丸亀藩京極家の江戸屋敷の一部を移築した延寿閣別館で、京極家の四つ目結紋を再現した本物の御膳でおもてなしの食事をお愉しみいただきます。
④丸亀城天守ナイトラウンジ
・お食事後は再び天守へご案内し、天守貸切でのナイトラウンジをご体験いただきます。
・横笛の演奏が、現存天守での幽玄な世界感を演出。
■2日目
⑤中津万象園での朝食
・起床後は、京極家の大名庭園 中津万象園へご移動いただきます。
・通常一般には開放していない御成門から特別に入場し、庭園を巡り、母家で大傘松を眺めながら朝食をお召し上がりいただきます。
⑥うちわ作り体験
・朝食後、松帆亭にご移動いただき、伝統工芸のうちわ作りを職人から直接教わることができます。
⑦観潮楼での煎茶道体験
・再び庭園を巡り、現存する日本最古の煎茶室観潮楼で本格的な煎茶席体験を愉しんでいただきます。
ご予約方法
下記のページから詳細をご確認の上ご予約をお願いいたします。
<公式ホームページ>
当社による城泊の実績
当社は「日本の文化を紡ぐ」をビジョンに掲げ、重要伝統的建造物群保存地区に残る建造物や文化財、城、史跡、名勝といった文化の象徴である歴史的価値の高い数々の文化財を「観る対象」から「利用する対象」へと拓くことで、これまでにない歴史、文化体験を提供しています。
<これまでの主な取り組みと今後の予定>
2020年7月:愛媛県大洲城 城泊「大洲城キャッスルステイ」 提供開始
2022年10月:福山城 城泊 実証実験
2023年12月:三重県伊賀上野城 城泊 実証実験
2024年2月:丸亀城城泊 実証実験
2024年5月:丸亀城城泊 予約開始
2024年7月:福山城城泊 提供開始(予定)
2024年7月:丸亀城城泊 提供開始(予定)
<日本初の城泊を実現した大洲市との取り組み>
愛媛県大洲市は、日本で5つしかない完全復元天守と国指定重要文化財に指定された櫓を持つ大洲城を中心とした城下町です。そのまちなみには、江戸~昭和初期にかけて建てられ往時の趣を今に伝える町家や古民家、明治期の貴重な建築で重要文化財である臥龍山荘をはじめとする歴史的価値の高いおよそ100軒もの資源が点在しています。
しかし近年、城下町を形成する古民家などが人口減少に伴って空き家となり、倒壊の危険性や管理ができないことなどを理由に取り壊しや駐車場化が進んでいます。また、国や市が文化財として保全してきた建築物に関しても、今後長期にわたる保全・メンテナンスを考慮すると税金だけでまかなうには限界があります。
そういった状況に危機感を抱いた大洲市が発起人となり、2018年に当社と大洲市、また地元の伊予銀行などを含む4者にて連携協定を締結。大洲のアイコンである大洲城そして旧城下町をまちづくりの柱に据え、まちのアイデンティティと言える建造物やまちなみ、文化を守り、次の時代へと繋ぐことを目指して議論を重ね、2020年7月、日本初となる城を貸し切り宿泊する「大洲城キャッスルステイ」と、旧城下町の町家や歴史的建造物を再生しフロント棟や客室棟などのホテル機能を持たせた分散型ホテル「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」をオープンいたしました。
現在、大洲市は国際認証機関の非営利団体グリーン・デスティネーションズが認定する「世界の持続可能な観光地2023年 TOP100選」に2年連続で選出され、2022年には「文化と伝統」部門世界1位になるなど、国内外から注目される観光地として成長しています。
■NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町の詳細はこちら
■大洲城キャッスルステイの詳細はこちら
https://castlestay.ozucastle.com/
VMG HOTELS & UNIQUE VENUESについて
「日本の文化を紡ぐ」をビジョンに掲げるバリューマネジメントでは、重要伝統的建造物群保存地区に残る建造物や文化財、城、史跡、名勝といった文化の象徴である歴史的価値の高い数々の文化財を「観る対象」から「利用する対象」へと拓くことで、これまでにない歴史、文化体験を提供しています。
歴史的建築物はすべてがユニークベニューであり、それぞれに歴史とストーリーがあります。人々の想いによって紡がれてきた場所に触れ、記憶に残る非日常を体験することで、心が豊かになる時間を過ごしていただきたい。そうした想いからホテルとユニークべニューのブランド「VMG HOTELS & UNIQUE VENUES」を立ち上げ、「まだ見ぬ時と出会う場所」というコンセプトを掲げて、全国で22の会場運営を手掛けています。
ブランドサイト:https://vmg.co.jp/
■当社について
会社名 : バリューマネジメント株式会社
設立 : 2023年8月1日
代表取締役: 他力野 淳
資本金 : 3,000万円
所在地 : 東京都千代田区丸の内二丁目1番1号明治生命館6階
事業内容 : 歴史的資源を活用した観光まちづくり
従業員数 : 425人 ※パート・アルバイト含む
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