- 2024-7-2
- 旅行 プレスニュース
2024年6月29日(土)12月25日(水)|鋸山美術館
香川県・小豆島の「迷路のまち」(土庄本町)にある妖怪美術館(小豆島ヘルシーランド株式会社)の館長をつとめる妖怪画家・柳生忠平は、かねてより親交のある妖怪彫刻家・武本大志とのコラボ企画展「もののけの宴~房総編~」を鋸山美術館(千葉県富津市)で開催します。会期中は、柳生忠平のライプペイント、琵琶語り、コンサートなどのイベントも行います。
【もののけの宴~房総編~】
主催|公益財団法人 鋸山美術館
協力|妖怪美術館、JR東日本千葉支社、筑波大学芸術系宮坂研究室
後援|富津市、富津市教育委員会
会期|2024年6月29日(土)~12/25日(水)
時間|11:00~17:00(入館は16:30まで)
会場|鋸山美術館(千葉県富津市金谷2146-1)
TEL|0439-69-8111 FAX|0439-69-8444
Mail|voice@nokogiriyama.com
入館料|一般800円 / 中高生500円 / 小学生以下無料
障がい者手帳お持ちの方無料 / 団体20名以上1割引
【 会期中のイベント 】
● 柳生忠平ライブペイント 6月29日(土)・6月30日(日)
●琵琶語り「雨月物語~黒髪~」 8月17日(土) 16:30 ~ 18:00
琵琶:平喜世 尺八:吉原鉄心 舞:伎音戯律与
● 妖怪仮装ナイトミュージアム 10月19日(土) 17:00 ~ 19:30
●チェロ & チェンバロコンサート 11月17日(日) 14:0 0 ~ 15:30
演奏:ユニットジュゴンボーイズ( チェロ.山本徹 チェンバロ.根本卓也)
妖怪画家・妖怪美術館館長|柳生忠平
小豆島生まれの妖怪画家。1998年宝塚造形芸術大学卒、叶匠寿庵にて和菓子の販促物パッケージのデザイン等に関わる。2005年絵描鬼宣言。魑魅魍魎を生み出す妖怪製造裝置というものを中心に制作活動中。東京・高松・京都などで個展を開催するほか、台湾でも個展やアートブックフェアにも出展。人と対話しながらその内面を描画する「妖怪似顔絵」も人気。妖怪造形作品のコンテスト「妖怪造形大賞」の審査委員も勤め、2018年2月、小豆島を世界一妖怪の集まる島にすることを目的に誕生した「妖怪美術館」の館長に就任。2017年個展「妖怪絵圖 まつろわぬものたち」(六本木 ストライプハウスギャラリー)個展「妖怪絵図展」(台湾 田園城市ギャラリー)個展「妖怪製造装置」(京都場)など精力的に創作活動及び展覧会を開催。2019年個展「柳生忠平 妖怪絵圖」(六本木 ストライプハウスギャラリー) 2019年夏フランスのノワイエにある国際アートセンターより招聘され、約2か月間滞在制作。30点の作品が収蔵され常設展示。2020年個展「柳生忠平妖怪絵圖」(六本木 ストライプハウスギャラリー)ほか
「絵描鬼」として、妖怪たちとまじわる時間のつみかさねのなかで、わたしの妖怪観はおおきく変容しつつある。かつてのわたしにとって、妖怪というものは、憧れであり表現方法であった。どちらかというと、妖怪たちは、アートにかかわる自分の思いを表現し、かわりに演じてもらう想像力の器だった。けれどもいまは、目にみえない「モノ」たちが呼ばわる声にこたえて、あたまのてっぺんからつま先まで全身これ一本の筆となり、ただひたすら妖怪のすがたを描きつづけることが使命だと感じている。またそれこそが、絵描鬼であるわたしの至福の悦びである。妖怪を描くという営みに、どのような意味があるのかと問われれば、かえすことばはみつからない。妖怪絵というジャンルは、現代の文明社会のなかで、なにか役にたつことがあるだろうか。わたしには、わからない。ただ、直感的に理解しているのは、自分たちがいまを生きるこの列島の文化から、かれら目にみえないモノの存在をなくしてはいけない、ということだ。わたしはただ、いわば絶滅危惧種である妖怪たちに、絵図という視覚的なかたちをあたえることで、日々の暮らしのなかで、人びとがかれらの気配をすこしでも肌で感じられるようにしてみたいと、ねがっている。
妖怪彫刻家|武本大志
経歴
1985年 兵庫県赤穂郡上郡町生まれ
2008年 筑波大学芸術専門学群美術専攻彫塑コース卒業
2010年 筑波大学大学院人間総合科学研究科博士前期課程芸術専攻修了
2015年 筑波大学大学院人間総合科学研究科博士後期課程芸術専攻満期退学
現在 日本彫刻会会員、日本芸術メダル協会会員
主な活動
2012 年 個展 妖のつどい 武本大志彫刻展(ギャラリー青羅/銀座)
2013年 個展 武本大志 妖怪彫刻展(モノノケ堂/香川県小豆島)
2015年 妖宴 武本大志・柳生忠平 二人展(ギャラリー青羅/中央区)
第45回日彫展(日彫賞)
2016年 公募団体ベストセレクション美術2016(東京都美術館/上野)
2017年 企画展 セトウチおばけ芸術祭 おばけ人形師・中田市男と 妖怪造形師・武本大志(瀬戸内市立美術館/岡山県牛窓)
第47回日彫展(優秀賞)
2018年 アートコラボレーションつくば(つくば美術館/つくば市)
2019年 個展 妖怪屋敷 武本大志彫刻展(ROJIBI /足立区)
2020年 武本大志・柳生忠平 二人展(ギャラリー青羅/中央区)
2021年 第50回日彫展(優秀賞)
2023年 個展 怪廊(大部港 / 小豆島)
【妖怪美術館とは】
香川県・小豆島の迷路のまちで900体をこえる妖怪造形作品を展示する美術館。まちの中に点在する4つの古民家をスマホガイドアプリを使いながらめぐる。妖怪の起源から現代の妖怪まで「妖怪造形大賞」に応募された900体を超える作品を展示・保管しています。「妖怪を世界へ」私たちは「妖怪(=Yokai)を「もったいない」と同じような世界語にしたいと考えています。館長は小豆島生まれの妖怪画家・柳生忠平。
妖怪美術館 香川県小豆郡土庄町甲398 0879-62-0221 mail@meipam.net
【小豆島ヘルシーランド株式会社とは】
瀬戸内・小豆島で、オリーブの栽培や研究、化粧品や食品の開発・製造、通信販売などを行うMeiPAM 小豆島・迷路のまちアートプロジェクトの共同運営。地域活性化事業の企画・推進・運営。
社名:小豆島ヘルシーランド株式会社
所在地:香川県小豆郡土庄町甲2721-1
代表取締役社長:柳生敏宏
設立:1985年
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