/【マンダリン オリエンタル ホテル グループ】 2023年度のサステナビリティ・レポートを発表~AIを駆使した食品廃棄物管理システムを導入し、年間1千トンのプラスチック削減を達成

世界各地で最高級のラグジュアリー・クラスのホテル、リゾート、およびレジデンス施設を所有・運営しているマンダリン オリエンタル ホテル グループ(https://www.mandarinoriental.co.jp/)はこのたび、グループ全体で取り組んでいる、持続可能性に関する課題と具体的な目標に関する取り組みの進捗をまとめた、2023年度版のサステナビリティ・レポートを公開いたしました。

マンダリン オリエンタル ホテル グループでは昨年1年間にわたり、環境、社会、ガバナンス(ESG)ポリシーを継続的に強化し、グループ全体で持続可能な慣行に関する取り組みを推進して参りました。今回公開したレポートにおいては、これまでに実施してきた主な取り組みについて、以下のように発表しております。

  • グループ内のホテル11軒がグローバル・サステイナブル・ツーリズム協議会(GSTC)の認証を既に取得しており、2025年までに全ホテルで認証を取得することを目標としています。

  • 1平方メートル当たりのエネルギー消費量を2012年基準値から22%削減しました。

  • 国際的なアシュアランスパートナーであるLRQA社によって検証された、主要な大量生産食品における責任ある調達を実施いたしました。

また、当レポートでは、これまでに実施した主な取り組みと達成された成果を以下のようにまとめて公開しております。

■ AIを活用した食品廃棄物管理

食品廃棄という重大な問題に対処するため、AIを活用した食品廃棄物管理システム「Winnow」を全ホテルの厨房に導入いたしました。これにより、食品廃棄物を大幅に削減するためデータ分析によってゲストに提供するメニューと分量を最適化することが可能となっております。

■ エネルギー削減

ホテル軒数の増加にかかわらず、グループ全体で1平方メートルあたりのエネルギー消費量を著しく削減し、2012年の基準値から22%減少させることに成功いたしました。また、同期間中に再生可能エネルギーの使用量を4%から8%に増加させました。

■ 使い捨てプラスチックを99%削減

当グループでは、事業活動から使い捨てプラスチックの99%を排除することに成功し、残りの1%に対処するための継続的な努力を行っています。この取り組みにより、これまでに年間約1,000トンのプラスチック廃棄物が除去され※1、当グループの責任ある廃棄物管理への取り組みを実証したものです。

■ 二酸化炭素排出量の削減

当グループの2030年までに二酸化炭素排出量を50%削減するという目標のもと、ネットゼロ・メソドロジーの開発を積極的に支援し、サステナビリティ国際団体であるサステナブル・ホスピタリティ・アライアンスへの参加を通じて業界全体の進歩に貢献しております。

■ 責任ある調達

当グループで提供する全てのコーヒー、紅茶、バニラ、ココア、砂糖について、国際的なアシュアランスパートナーであるLRQA社による責任ある調達の検証を受け、責任ある調達活動において大きく前進しています。さらに、当グループはWWF(世界自然保護基金)の最新の絶滅危惧水産物ガイドを遵守し、絶滅危惧種水産物回避リストに掲載されている19種を回避しています。当グループで使用される卵の90%以上はケージフリーの鶏から調達しており、2024年までに100%を達成することを目標としています。

また、大手サプライヤーとの革新的なパートナーシップにより、衛生用品、シャワーキャップ、シェーバーなどにプラスチックを使用しないオプションなど、環境に配慮した客室アメニティを開発いたしました。

■ 地域社会の支援

2023年、当グループは、社員がボランティア活動を行うための有給休暇を付与するグループ全体のイニシアチブを導入いたしました。その結果、ボランティア活動時間は前年比150%増加し、当グループのコミュニティ活動へのコミットメントがより強化されました。

「当レポートは、マンダリン オリエンタル独自のデータを共有するだけでなく、持続可能性における主要なテーマを読みやすい方法で伝えているため、当レポートを読んだ方々の間でポジティブな影響が指数関数的に高まることを期待しています。当レポートの率直な伝え方によって、読者が持続可能性を測定する際に何が重要で、なぜ重要なのかをよりよく理解し、他のホテルや企業、個人が自らの実践を改善し、前進させるきっかけになることを願っています。」(当レポート編集者、作家、「Bouteco」創設者 ジュリエット・キンズマン氏のコメント)

「持続可能性は単なる責任ではなく、ラグジュアリーの卓越性の礎です。世界で最も美しく、人気の高いロケーションの管理者として、当ホテルは、ラグジュアリーなホスピタリティの最高基準を設定しながら、ゲストに提供するユニークな体験から、当グループが事業を展開する地球や地域社会に与える影響に至るまで、革新を続けることを約束します。当グループのサステナビリティへの献身は、エネルギー効率、使い捨てプラスチックの排除、責任ある調達など、さまざまな分野での大きな進歩に表れています。」(マンダリン オリエンタル ホテル グループ グループ最高経営責任者、ローラン・クライトマンのコメント)

サステイナビリティ・レポートの全文は、こちら(https://www.mandarinoriental.com/en/our-company/sustainability 英語版レポート)をご覧ください。

※1当グループ全体で最も一般的に使用されている使い捨てプラスチックについて、Greenview社と実施した数量検査により決定したものです。

マンダリン オリエンタル ホテル グループについて

マンダリン オリエンタル ホテル グループは、世界各地で最高級のラグジュアリー・クラスのホテル、リゾート、およびレジデンス施設を所有・運営しており、これまでに数多くの業界賞も頂戴しております。全ての施設において、アジアの伝統文化と立地する土地の特徴、独特のデザインに焦点を置いた運営哲学を貫いており、情熱に溢れたサービスで、お客様に心躍るような体験と喜びをご提供することを使命として掲げています。60年以上前の創業時からアジアのルーツを保持しつつ、グローバル・ブランドへと成長を遂げた現在、26の国および地域において40軒のホテルと12のレジデンス施設、24軒のレンタル用邸宅を運営しており、現在開発中の新規ホテルやレジデンス施設の案件も数多くございます。今後も長期間にわたるサステイナブルな成長を達成しつつ、ホスピタリティ業界における革新的なリーダーとしてのポジションを強化していく予定です。マンダリン オリエンタル ホテル グループに関する詳しい情報は、当社のSNSチャンネルおよび公式サイト(https://www.mandarinoriental.com/ja 、メディアセンターを含む)でご確認いただけます。

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