- 2024-7-10
- ホテル プレスニュース
この度、別府市の宿泊できる複合文化拠点・HAJIMARI Beppuにて、【HAJIMARI Talk Live No.003 】を開催します。
目次
《ゲストとトーク内容》
ゲストの鈴木ヒラク氏は、独自の視点と表現方法で国際的に評価されている現代アーティストです。昨年9月から12月にかけては、大分県出身の建築家・磯崎新氏設計による群馬県立近代美術館にて大規模な個展を開催して話題を博し、著作『DRAWING ドローイング 点・線・面からチューブへ』(左右社)も出版しました。鈴木氏は「線」を「チューブ」と捉える事でドローイングの概念を拡張し、私たちの生きるこの世界の見方に革命を起こし続けており、美術界のみならず様々な創作・表現領域の人々から注目を集めています。例えば服飾デザイナーのアニエス・ベー氏は鈴木氏の活動の初期から親交があります。また、十和田市地域交流センターでは建築家藤本壮介氏と協働されました。大分市では中央通り地下道にて、別府市ではホテル「GALLERIA MIDOBARU」にて恒久設置作品を制作しています。
今回の催しでは、第一部では、鈴木ヒラク氏のこれまでの制作活動やご著作から「点・線・面からチューブへ」をテーマに「別府」ならではのお話を、鈴木氏の手元を投影しながらお話いただく予定です。第二部では、建築との関わりを絡め「アートと建築をつなぐもの」について深掘りしてまいります。
《主催者コメント》
鈴木ヒラクさんと出会ったのは、ホテル「GALLERIA MIDOBARU」の設計を通じてでした。別府の地にて100年以上も旅館業を営んできた関屋リゾートの林太一郎社長はじめ、コンセプト立案やアートのキュレーション等を実施した山出淳也さん、NPO法人BEPPU PROJECTのみなさんに繋いでいただいたご縁によります。鈴木ヒラクさんはじめアーティストのみなさんとのホテルづくりは大変刺激的でした。ホテルが完成して数年後、別府のとあるバーでばったり鈴木ヒラクさんと再会しました。そのときに大分の宇宙港のこと、アンビエントミュージックのことなどをお話して、その後もストーンサークルの話をお聞きしたりして、鈴木ヒラクさんの作品と著作を深く読むようになりました。
『点と線から面へ』といえばバウハウスで教鞭を取った画家ヴァシリー・カンディンスキーによる著作で、近代以降現代に至るまでアートのみならずデザインや建築にとっても重要な基礎理論となってきましたが、鈴木ヒラクさんの「点・線・面からチューブへ」はそれを変革し乗り越えていく発見が詰まっており、現代性と力をもっていると思います。20世紀初期、第一次大戦とスペイン風邪パンデミックの後に生じたバウハウスの中でカンディンスキーが新たな時代の美学を示したように、鈴木ヒラクさんは21世紀の創作にとって重要なことをその作品と著作で今日に示していると感じます。今回のトークライブは、アート、デザイン、工芸、建築はもちろん、形態を伴わない表現や創作も含め、全ての「クリエイター」の方々と共にお聴きできれば幸いです。(DABURA.m 光浦高史)
《開催概要》
開催日:2024年8月10日(土)15時00分〜17時00分(開場:14時00分)
主催:HAJIMARI Beppu (DABURA.m)
会場:同1階 HAJIMARI LOUNGE
リアル参加チケット料金:
①一般・ワンドリンク(コーヒーor和紅茶)付き 2,400円(税込)
②一般・ドリンクなし 2,000円(税込)
③学生・ドリンクなし 1,500円(税込)
オンライン参加チケット料金:1,500円(税込)
※リアル参加の方は、当日もドリンク等をお求めいただけます。
懇親会:本会後に、同会場にて鈴木ヒラクさんを交えた懇親会を実施します。
お一人様 2,000円(税込・1ドリンク+オードブル)
チケットのお申し込み時に備考欄に懇親会参加希望の旨、ご記入ください。
※懇親会のお支払いは当日となります。
チケット購入サイト:https://hajimari-beppu.stores.jp/
《鈴木ヒラク氏 プロフィール》
鈴木 ヒラク(すずき ひらく)
1978年生まれ。アーティスト。
東京芸術大学大学院修了後、シドニー、サンパウロ、ロンドン、ニューヨーク、ベルリンなどの各地で滞在制作を行う。「描く」と「書く」の間を主題に、平面・彫刻・映像・インスタレーション・パフォーマンスなど様々な制作活動を展開し、ドローイングの拡張性を探求している。主な個展に『今日の発掘』群馬県立近代美術館(群馬、2023年)がある他、これまでに金沢21世紀美術館 (石川、2009年)、森美術館 (東京、2010年)、銀川現代美術館 (中国、2016年)、MOCO Panacée (フランス、2019年)、東京都現代美術館 (東京、2019-2020年)など国内外の美術館で多数の展覧会に参加。2016年よりプラットフォーム『Drawing Tube』を主宰。音楽家や詩人らとのコラボレーションやパブリックアートも数多く手がける。作品集に『SILVER MARKER―Drawing as Excavating』(HeHe、2020年)など、著書に『ドローイング 点・線・面からチューブへ』(左右社、2023年)がある。現在、東京芸術大学大学院美術研究科グローバルアートプラクティス准教授、ヴロツワフ美術大学(ポーランド)客員教授。
《クロストークについて》
第二部のクロストークでは、鈴木ヒラク氏と共に、DABURA.m 代表の光浦高史(みつうらたかふみ)が聞き手として参加します。鈴木氏と光浦はホテル「GALLERIA MIDOBARU」にて、鈴木氏は1階ロビーの大型アート作品を、光浦は建築設計を担当し協働しました。鈴木氏が別府で何を捉えてこの作品を成したのか、鈴木氏の大分との関わりや興味を感じていることなどを、参加者の皆さまと共に深掘りして参りたいと思います。
《HAJIMARI Talk Liveについて》
「HAJIMARI Talk Live」は、HAJIMARI Beppu が不定期で開催するトークイベントシリーズです。毎回様々な分野で今日のカルチャーをリードするゲストをお招きして、新たな知識や気づきを持ち帰ることができるような豊かな時間をお届けします。
これまでに下記のゲストをお招きしてきました
No.000 甲斐みのり(文筆家)「別府・大分の名建築を巡る」
No.001 稲葉俊郎(医師)「稲葉俊郎先生と考える、 “湯”と”場” のあたらしい関係」
No.002 青木純(株式会社まめくらし代表取締役 他)「PUBLIC LIFE(パブリックライフ)」
《HAJIMARI Beppuについて》
HAJIMARI Beppuは、別府市千代町に位置する、中長期滞在も可能な宿泊機能を持つ複合文化拠点です。築46年の酒卸倉庫ビルを耐震再生し昨年9月にオープンしました。館内には地域のアーティストによるアートを展示し、キッチン等を備えた6つの客室のほか、別府・大分を知るライブラリーを備えたHAJIMARI LOUNGE、喫茶ゆあみ、ショップ・うみとじかん、陶芸工房、焼き菓子工房、建築設計事務所DABURA.mなどがあります。昨年9月のオープン以来、「HAJIMARI Talk Live」、「HAJIMARI Beppu ARTIST BAR」、様々なワークショップ等を開催し、文化拠点として活動してきました。今回の催しも含め、これからも空間をまちに開き、活発に活動していきます。
《DABURA.m株式会社について》
大分県別府市にて、建築設計・空間再生・地域デザインに取り組む建築設計事務所です。GALLERIA MIDOBARU(GOOD DESIGN AWARD 2021 ベスト100 他多数受賞・入選)、大分銀行赤レンガ館(九州建築選2018奨励作品)などの代表作のほか、これまでにカドウ建築の宴 in OPAM(GOOD DESIGN AWARD 2021受賞)などのパブリクスペースの活用実績もあります。2023年9月に築46年の酒卸倉庫ビルを耐震再生し、自社プロデュースによりHAJIMARI Beppuをオープンいたしました。現在もHAJIMARI Beppuを複合文化拠点として運営し、さまざまな文化的な活動や新たな発見の場づくりに取り組んでいます。
チラシPDFダウンロードはこちら:
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【問い合わせ先】
DABURA.m株式会社
担当 : 企画・広報チーム 中垣るる、江口唯
E-mail : pr@hjmr.jp
TEL : 0977-76-8744 / FAX : 0977-76-8761
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