/2024年12月、ニセコにスマートリゾートが誕生! IoT家電で新たな宿泊体験を

2024年12月、世界的なスキーリゾート地・北海道ニセコエリアに、IoT技術で利便性を追求した新たなホテルが誕生します。手がけるのは、半導体商社トナリズムのグループ会社「トナリゾート」(神奈川県川崎市)。できることはスマート家電やテクノロジーに任せ、宿泊者が大切な人と共に過ごす時間をより豊かにする―。「スマートリゾート」と名付けたコンセプトの下、グループが持つ知見や技術を結集し、新たな宿泊体験を提供します。

提案するのは「スマートリゾート」という新たな形

ホテルに到着すると、スマホで瞬時にチェックイン。部屋に入れば自動で照明がともり、日の出に合わせてカーテンが開く―。そんなスマートなホテルが2024年12月、ニセコ地区に誕生します。

トナリゾートが提案するのは「スマートリゾート」という新しい形。フロントで並ぶことも、照明のスイッチを探すことも必要ありません。スマート家電やIoTの技術を掛け合わせ、一つひとつは小さいけれど、宿泊者を煩わす手間や無駄を徹底的に削ぎ落とす。まさに、利便性と機能性を追求した次世代型のホテルです。

内装イメージ
外観イメージ

2年間で74億円を売り上げた半導体商社の知見

トナリゾートは半導体商社トナリズムのグループ会社。グループ最大の強みは、半導体や電子部品の分野における調達力や技術力です。トナリズムは2018年設立のベンチャーながら、半導体の需給が逼迫したコロナ禍において、半導体を迅速かつ確実に調達。半導体不足に直面したメーカーのニーズにこたえ、2022年3月期に31億円、2023年3月期に43億円の売上高を達成しました。さらに、半導体の開発にも乗り出しています。

半導体で大切な人の隣にいる時間を増やし、豊かに

トナリズムグループのミッション。それは半導体ソリューションを軸に、世の中の人々が大切な人の「トナリ」(隣)にいる時間を増やし、豊かにしていくこと。スマートリゾートは、まさに私たちのミッションを体現する象徴的な事業です。

その第1号の地に選んだのが、世界的なスキーリゾート地である北海道ニセコ地区。「JAPOW」(ジャパウ)とも呼ばれる粉雪は、世界中のスキーヤーを虜にしています。トナリゾートはトライアルとして、ニセコ地区の既存宿泊施設をリノベーションし、スマート家電を一部導入。今冬の新ホテル開業に向けて、確かな手応えを得ています。

北海道全体に視線を移せば、観光地としてはもちろん、半導体製造拠点としてのポテンシャルも持ち合わせています。千歳市では半導体メーカー「ラピダス」の工場が建設中で、世界最先端となる2ナノメートルの半導体量産がいずれ始まる予定です。半導体を核とするトナリズムグループとしても、北海道で事業を展開する意義は大変大きいと考えます。

写真左:トナリゾート事業担当・永野

宿泊客の利便性を徹底的に追求

日本はインバウンドの増加を背景に、多くのスタートアップがリゾート開発に乗り出し、高いデザイン性や高級感を打ち出した富裕層向けのホテルが次々と生まれています。しかし、私たちが目指すのは、ファミリーやカップルといった幅広い層にご利用いただけるホテル。グループの強みであるテクノロジーの知見に基づき、利便性と快適性の追求で差別化を図ります。

私たちは、大きな夢を持っています。例えば、40代の夫婦がチェックインを終えて部屋に入ると、二人にとって大切な90年代の音楽が自動でかかる。時間やシチュエーションに応じて、ムーディな照明に切り替わり、好みのアロマが漂う。その土地の旬の食材を全自動で調理、サーブする。そんなお客様それぞれにカスタマイズされたサービスを、最先端のテクノロジーを駆使して提供したい―。近い将来、この夢を実現させるためにも、ニセコのホテルを皮切りに、私たちのコンセプト「スマートリゾート」を進化させて参ります。

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