- 2024-7-22
- 旅行 プレスニュース
株式会社ポニーキャニオンのグループ会社で、アトラクションやイベントなどの企画制作やエリア開発などの事業を展開する株式会社ドリームスタジオの主催イベント『体感するファーブル昆虫展 in 横浜赤レンガ倉庫』が8月25日まで開催中。会場の横浜赤レンガ倉庫に足を運び、本展の担当の方に見どころを紹介してもらいながら、現地の模様をお届けします!
入場してすぐに登場したのは、ファーブルの生涯についてや、彼にとって虫とは何かなどを紹介するエリア。
「ファーブルという名前を知っている人はいても、『昆虫記』を書いた以外に彼がどんな人物だったのか知らない人もいると思います。ここには91歳まで生きた彼の年表があるんですけど、過酷な出来事も乗り越え、生涯をかけて研究したからこそ『昆虫記』が出来上がったんだっていうことがわかります。実は音楽が好きで作曲をしている、という一面も知れたりします」
年表には、ファーブルと家族のさまざまなエピソードが連なっており、“ファーブルってこんな人生を歩んでいたんだ!”と衝撃を受けるはず。ほかには、1879年から1925年発行の『ファーブル昆虫記』10巻や、ファーブルが愛用していたルーペ、ペンチなど貴重な品が展示されていました。
先へ進むと、昆虫標本のエリアに到着。通路一面に飾られた標本ケースの数に圧倒されます。
「イベントに合わせて、標本ひとつ一つにテーマを設けていて、合計で100点が展示されています。例えば、「ファーブルが研究した昆虫」というテーマとか。何より登場する昆虫は珍しい種類も多いので、子供だけでなく大人でもすごくのめり込めると思います。特に「昆虫の表と裏」に注目してほしいです。昆虫の裏側が展示されていることは多くないので、ぜひ見てもらいたいです」
そのほかにも、「翅を広げた昆虫」などなかなか目にすることのない貴重な標本も展示されていました。説明文も添えられているので、よりその生態に興味が惹かれます。
続いては、『昆虫記』を代表するスカラベ、オオクジャクヤママユの研究を解説したエリアが登場。フン転がしの名人・スカラベのフロアで目に入ったのが、「体感!巨大ふん玉」。スカラベが人間サイズの場合、どのくらい大きいふん玉を転がしているのかがわかるようになっています。自分だったら運べるかな?など、ぜひ衝撃を受けてください。
また、オオクジャクヤママユの夜と書かれたモニターが設置してあります。
「ファーブルが直面したある夜のエピソードをモニターで表現しています。山で研究をしているときに、オオクジャクヤママユのメスをかごに入れて、たまたま窓を開けっぱなしにしていたら、夜にオスがいっぱい群がってきたそうで。明るいわけでもないし、かごにいるのになんでわかったんだろうと。そこで、人間にはわからない匂いを発しているのかもと気づきを得たそうなんです」
隣接して「体感!なんのにおい」が設置されており、チューブを握って筒から出てきたにおいを嗅ぐというもの。3パターン用意されており、それぞれどんなにおいなのか……はここではふせておくので、ぜひご自身で嗅いでみてください。
次に見えてきたのは、人気昆虫が集結した「昆虫の生体展示」エリア。ヘラクレスオオカブト、コーカサスオオカブトから、好戦的といわれるインターメディアツヤクワガタなど、力強く美しいフォルムに目を奪われてしまう昆虫たちが集結。
「今回は、20種類の昆虫が展示されています。これまで手がけてきた昆虫展では過去最多の種類です。日本では販売もあんまりされてない昆虫や、そもそもの飼育難易度が高い昆虫までいるので、見応えのあるラインナップになっています」
そして、本展の注目スポット「ヘラクレスオオカブトとのふれあいコーナー」が登場。
「初日から行列ができるほどの人気です。木に留まっているヘラクレスオオカブトの背中などを触ることができます。どんな質感なのかは、こちらも会場で体験してください。一緒に記念撮影もできるので、夏の思い出の一枚にピッタリです」
また、「昆虫ふれあいの森」では、カブトムシやクワガタムシに触れることができます。
「こちらのスペースは過去の昆虫展よりも広いケージを用意したため、今回は80匹ほどいます。あっ、カブトムシたちがエサの取り合いをしていますね。こんな場面も間近で見ることができます。ライトに引き寄せられて天井に張り付いていることもあるので、見上げてビックリしないようにしてください」
昆虫たちとのふれあいを楽しんだあとに到着したのは物販コーナー。昆虫の標本や学用品グッズから昆虫図鑑が並ぶ中、ひときわ目を惹いたのは昆虫のぬいぐるみ。
「このぬいぐるみのシリーズは、新しく開発されたもので、かわいらしさのあるシルエットや質感にこだわりながらも、きちんと専門家の方に監修をいただいて、昆虫として違和感のないものに仕上がっています」
体感した感想は、ファーブルについてはもちろん、昆虫たちをじっくり見ていると時間があっという間に過ぎてしまうので、8月25日までに何度も観に来たくなりました。
「ファーブルの生涯、研究への想いに馳せながら、昆虫展の世界にどっぷり浸かってほしいです。2024年夏の思い出づくりや、夏休みの宿題などにもピッタリだと思うので、ぜひ会場に足を運んでください」
■開催概要
『体感するファーブル昆虫展 in 横浜赤レンガ倉庫』
会場:横浜赤レンガ倉庫1号館 2Fスペース(〒231-0001 神奈川県横浜市中区新港1-1-1)
アクセスはこちら:https://akarenga.yafjp.org/access/
期間:2024年7月13日(土)~8月25日(日)
時間:10:00~16:30 ※最終入場16:00
主催:ドリームスタジオ
共催:横浜赤レンガ倉庫1号館[公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団]
後援:横浜市教育委員会、公益財団法人 公益財団法人 横浜市観光協会
企画制作:ドリームスタジオ
イベントページ:https://akarenga.yafjp.org/event/fabre
入場料(税込)
当日:大人(中学生以上)1,300円、子供(小学生以下)1,000円
当日券販売期間:2024年7月13日(土)0:00~8月25日(日)15:30
※2歳未満の乳幼児は無料
※障害者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名まで無料
当日券は、「アソビュー」「いこーよ」「セブンチケット」「ローソンチケット」、もしくは横浜赤レンガ倉庫1号館 2Fスペースの受付窓口でもチケットを購入できます。
※受付でのチケット購入は現金のみとなります。
※受付でのチケット販売時間は本展覧会の開催時間に準じます。
ご来場に際して
●混雑時のご来場について
•会場内の混雑状況により、待機列を超えた場合の対応として入場整理券を配布するなど、入場までお待ちいただく場合があります。
•入場整理券の配布については、お持ちのチケットが前売券・当日券に関わらず一律での配布となります。
•混雑状況により、事前にチケットをお持ちの方におきましても、ご入館できない場合があります。予めご了承ください。
•当日の混雑状況は、「体感するファーブル昆虫展 in 横浜赤レンガ倉庫」公式X(旧Twitter)をご確認ください。(https://twitter.com/fabre_yokohama)
●他のお客様のご迷惑とならないよう、会場内では大声を出さず極力会話は最低限に留めていただきますようお願いいたします。
●本イベントの入場チケットならびにグッズコーナーのレシートにおきましては、横浜赤レンガ倉庫の「駐車券サービス」は対象外となります。予めご了承下さいませ。
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