/【星のや京都】雅な舞と雅楽(ががく)の幽玄な音色で源氏物語に描かれる風流な一幕へと誘う「星のや紅葉賀(もみじのが)」今年も開催|開催日:2024年11月29日、30日、12月1日

今年は源氏物語「紅葉賀」の語りを聞き、より平安貴族の世界観に没入します
各施設が独創的なテーマで、圧倒的非日常を提供する「星のや」。京都府・嵐山にある全室リバービューの旅館「星のや京都」は、2024年11月29日、30日、12月1日の3日間、雅な舞と雅楽の幽玄な音色で源氏物語に描かれる風流な一幕へと誘う「星のや紅葉賀」を今年も開催します。本アクティビティでは、樹齢400年のオオモミジが美しく色づく星のや京都の「奥の庭」で、源氏物語「紅葉賀」内で光源氏が舞ったとされる「青海波(せいがいは)」を披露します。今年は公演前に源氏物語「紅葉賀」の語りに触れる機会を設け、より世界観に没入できるようになりました。錦秋の景色の中で舞楽を鑑賞し、ゆったりと過ごすことで平安貴族さながらの優雅な気分になることができます。

背景
源氏物語の第7帖「紅葉賀」には、色づく紅葉の下、光源氏が雅楽の音色に合わせて雅な舞を舞う場面が描かれています。平安貴族が愛でた風光明媚(ふうこうめいび)な嵐山の渓谷に建つ星のや京都では、2021年より「星のや紅葉賀」を開催してきました。奥の庭に立つ樹齢400年のオオモミジの下で、平安貴族の世界観の追体験ができる本アクティビティはお客様から好評を博し、今年も引き続き開催をすることになりました。源氏物語に描かれた情景を映した奥の庭で、雅な舞と雅楽の幽玄の音色を楽しむことで、忙しない日常を忘れて優雅な気分になってほしいと考えています。

特徴1 源氏物語「紅葉賀」に描かれた情景のごとく色づく、奥の庭の紅葉

嵐山は古くから紅葉の名所として知られ、白河上皇の和歌に「大井川 ふるき流れを たづねきて 嵐の山の もみぢをぞ見る(*1)」とあるように、歌枕として数多くの和歌に詠まれている場所です。また奥の庭では、深紅に色づく樹齢400年のオオモミジや、対岸の小倉山が赤や黄色に染まる様子が楽しめ、光源氏が雅な舞を披露した風流な一幕(*2)とも情景が重なります。
*1 「宇多法皇や醍醐天皇も訪れた、ここ大井川の由緒ある流れを訪ねて来て、嵐山に散り乱れる紅葉を見ることよ」の意味
*2 色々に散り交ふ木の葉のなかより、青海波のかかやき出でたるさま、いと恐ろしきまで見ゆ

特徴2 源氏物語「紅葉賀」の世界観に触れる語り

現代京ことばに訳した源氏物語「紅葉賀」の帖の語りを通して、千年超えてもなお読み継がれる源氏物語の世界観に触れます。平安時代、物語は読むものではなく聴くもので、語りの担い手は高位の女官「女房」でした。山下智子氏が、生き生きとした平安の世の人間模様や宮中での出来事を、一人の女房の視点から語ります。源氏物語のストーリーや人間関係を理解するだけでなく、源氏物語に秘められた「もののあはれ」(*3)の情趣を感じることで、「星のや紅葉賀」ではより源氏物語の世界観に没入することができます。
*3 見る物聞く事なすわざにふれて情の深く感ずる事 『石上私淑言』本居宣長

山下智子氏 プロフィール

京都市生まれ。仲代達矢主宰 無名塾にて学び、舞台、TVにて活動。中井和子師に師事「京ことば訳  源氏物語」を通し、いにしえの京ことばを後世に伝えるべく日本各地で語り会を開催、全五十四帖連続語り会をライフワークとする。雅楽、香道はじめ日本文化との共演も多数、海外からの招聘も受け講演。源氏物語の他に、文楽人形芝居での語り、朗読劇、映像番組のナレーション、電子辞書、国文教科書CD等での朗読。NHKラジオドラマに6年間のレギュラー出演と作品提供。古典の日推進委員会語り部派遣事業講師。2011年京都国民文化祭特命大使。

特徴3 「青海波」の優美華麗な舞姿と装束

源氏物語の「紅葉賀」で光源氏が頭中将とともに舞ったのは、青海波という舞です。青海波は、舞姿と装束ともに雅楽の舞の中で最も優美華麗であるといわれています(*4)。装束は青海波の舞のみで用いられるもので、すみずみまで波と千鳥が刺繍などで描かれ、舞具である太刀の鞘(さや)にまで波と千鳥が施されているのが特徴です。特に上着には波を幾重にも重ねた青海波紋に96羽もの千鳥がすべて異なる姿で刺繍されています。ゆるやかに袖を打ち返す所作で寄せては返す波を表現する舞姿が、一層優美さを演出します。
*4 文化デジタルライブラリー(独立行政法人日本芸術文化振興会)

特徴4 雅楽器が奏でる幽玄の音色

雅楽は平安時代の頃に確立し、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている日本の伝統芸能です。古くより宮中の儀式などで演奏され、皇室とともに伝承されてきました(*5)。本催しでは、笙(しょう)、篳篥(ひちりき)、龍笛(りゅうてき)をはじめとする雅楽器の幽玄の音色が雅な舞を引き立てます。
*5 宮内庁公式ホームページ

「星のや紅葉賀」概要
開催日   :2024年11月29日、30日、12月1日

       ※山下智子氏による女房語りは、各日程の前日に開催
時間    :源氏物語「紅葉賀」の語り 20:00~21:30

       星のや紅葉賀 9:30~10:30
料金    :無料 
含まれるもの:舞楽の鑑賞、源氏物語「紅葉賀」の語り
定員    :最大8名(最少催行人数1名)
予約    :公式サイト(https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/hoshinoyakyoto/)、
       もしくはフロントにて前日20:00まで受付
開催場所  :星のや京都
対象    :宿泊者
備考    :雨天時は開催場所が変更、または中止になる可能性がございます。

紹介動画  :http://bit.ly/3xY9hA6 

■星のや

「その瞬間の特等席へ。」をコンセプトに、各施設が独創的なテーマで、圧倒的非日常を提供する「星のや」。国内外に展開する各施設では、その地の風土、歴史、文化をおもてなしに繊細に織り込み、出合った季節にしか味わえない最高の瞬間を体験していただくことで、訪れた人を日々の時間の流れから解き放つ。
URL :https://hoshinoresorts.com/ja/brands/hoshinoya/

■星のや京都

平安貴族が興じた嵐山にたたずむ水辺の私邸で時を忘れる。渡月橋から船に乗り、大堰川を遡った先では、京都に息づく日本の伝統技法を感じる客室、嵐山の情景を映した滋味豊かな日本料理、四季の美しい景観と静けさの非日常が提供されます。

所在地 :〒616-0007 京都府京都市西京区嵐山元録山町11-2
電話  :050-3134-8091(星のや総合予約)
客室数 :25室・チェックイン:15:00~/チェックアウト:~12:00
料金  :1泊 136,000円~(1室あたり、税・サービス料込、食事別)
アクセス:阪急嵐山駅より徒歩約10分、京都南ICより車で約30分
URL :https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/hoshinoyakyoto/

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