- 2024-8-9
- 旅行 プレスニュース
同時に2024年度上半期決算を発表
キャセイグループ(本社:香港、最高経営責任者:ロナルド・ラム)は、2024年8月8日、キャセイグループの2024年度上半期の決算発表に伴い、今後7年間で1,000億香港ドル以上を投資する事をコミットしました。
顧客体験向上および香港の国際航空ハブとしての地位強化のための戦略の一環として発表したこのコミットメントは、機材、客室プロダクト、空港ラウンジ、デジタル化およびサスティナビリティ推進への大規模な投資を含むもので、当社はキャセイパシフィックをご利用いただく全てのお客様、従業員、そしてキャセイの本拠地である香港に貢献することを目標に掲げています。
この投資により、今後エアバスA330-900型機30機を購入します。新たなリージョナル・ワイドボディ機は2028年から随時納入され、主にアジア各国の都市に就航する予定です。
キャセイは現在、100機以上の次世代航空機の納入を見込んでおり、将来的には全80機以上(30機のエアバスA330-900型機を含む)を追加取得する権利を保有しています。ナローボディ機、リージョナル・ワイドボディ機、長距離ワイドボディ機、大型貨物機を網羅する発注によりキャセイの航空機を近代化および拡大化し、更に高いレベルへと引き上げるだけでなく、燃費効率の向上により、二酸化炭素排出量を削減し、2050年までにCO₂排出ネットゼロを達成するための重要な役割を担います。
キャセイ・グループのプレミアム・エアラインであるキャセイパシフィックは今後3年間に、新たな製品を順次導入します。まず、今年後半にはボーイング777-300ER型機のデザインを刷新し、ビジネスクラスの新シート「アリア・スイート」、プレミアム・エコノミー、そしてエコノミークラスの新シートと続きます。
また、2025年には777-9型機で世界をリードするファーストクラスを導入し、2026年には既存のA330型機に新しい客室とフルフラットベッドのビジネスクラスを導入する予定です。
さらに、ビジネスクラスのお客様およびダイヤモンド会員を対象とした機内Wi-Fiの無料提供も現在段階的に行っています。ダイニングや機内エンターテイメントへの継続的な投資を強化し、顧客体験を一層特別なものにするよう努めています。
地上においては、今後3年間で、香港国際空港と北京首都国際空港のフラッグシップ・ラウンジのデザインを新たにし、そしてジョン・F・ケネディ国際空港には初となる専用ラウンジを開設します。
「香港国際空港の第三滑走路の完成を迎え、今後数年間は香港とキャセイにとって更なる成長の機会に繋がる非常にエキサイティングな時期となるでしょう。香港を拠点とする航空会社として、当社は香港が国際航空ハブとして成功するために重要な役割を果たしています。また今回の投資は、香港の持続的な経済発展を支えるという当社の揺るぎない決意を示しています。世界有数のサービス・ブランドになるというビジョンを掲げる私どもは、1,000億香港ドル以上を機材、客室プロダクト、空港ラウンジなどに幅広く投資することで高品質なサービスを提供し、確固たる決意を持って未来に向けた大胆な戦略を展開しています。この投資は規模拡大と同時に品質向上をも目指すものです」(キャセイグループ会長のパトリック・ヒーリーのコメント)
2024年度上半期決算について
キャセイグループは、2024年上半期に36億香港ドルの帰属利益を計上しました(2023年上半期:43億香港ドルの利益)。
また、キャセイパシフィックと子会社は、例外的項目を除き、2024年度上半期に38億香港ドルの帰属利益を計上しました(2023年上半期:48億香港ドルの利益)前年同期比の減少は、主に航空券価格の正常化によるものです。一方、関連会社の業績は、その大半が3ヵ月遅れで計上され、3億4,200万香港ドルの帰属損失となりました(2023年上半期:26億香港ドルの損失)。
再建の旅が始まってから1年半が経過し、キャセイは195億香港ドルの優先株投資を全額返済し、保有期間中に香港特別行政区(HKSAR)政府に総額24億4,000万香港ドルの配当金を支払いました。
一方でキャセイは普通株主に対して総額約13億香港ドルの第1回中間配当を発表しました。(2023年度:普通株主に対し総額28億香港ドルの配当金)。
これらは全て、当グループが再建への道を順調に歩んでいることを証明しています。長期駐機していた航空機はすべて復帰し、キャセイパシフィックの稼働率は計画通り、2025年第1四半期中にパンデミック前と同レベルに達する予定です。この成長ペースを支えるため当社は今年、グループの従業員数を5,000人増員し、全従業員数を29,000人とする計画を順調に進めています。
キャセイは、香港が世界中のエキサイティングな場所と人々をつなぐ国際航空ハブとしての地位を確立すべく努力し続けています。キャセイパシフィックと香港エクスプレスの2社を合わせて現在、世界中の80以上の都市に就航しており、2025年中には100都市に達する見込みです。2024年中には10都市への新規就航が発表されており、そのうち8都市にはすでに就航開始しています。今年後半にはリヤドとケアンズに就航開始する予定です。
顧客体験の卓越性も当社の強みです。キャセイパシフィックは今年、著名な格付け会社による2024年度ワールド・エアライン・アワードの「ワールド・ベスト・エアライン」でトップ5に選ばれ、「ワールド・ベスト・エコノミークラス」では首位を獲得しました。
キャセイは香港の将来を確信し、国際航空ハブとしての成功に向けて積極的に貢献し続けます。これからも明確なビジョンを掲げて社員、お客様、株主、そして地域社会に誇りをもたらすよう努めてまいります。
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