/弥生時代の大集落・高槻市の安満遺跡で2500年前の暮らしを体感しよう

見るだけでなく“着て”“触れて”学べる弥生時代の「衣・食・住」の展示には当時の再現衣装も登場
令和6年8月16日(金曜日)・17日(土曜日)、弥生時代を代表する遺跡として整備された高槻市の安満遺跡公園で、当時の「衣・食・住」を見て、着て、触って学べる企画展「2024夏の歴史企画展 見て 触れて 知ろう!弥生の暮らし」が開催されます。ぜひ2500年前、弥生時代の高槻を体感してください。

安満遺跡は東西約1.5キロメートル、南北約0.6キロメートルに広がる三島地域の弥生時代を代表する大集落遺跡です。日本の弥生文化を知る上で、きわめて重要な遺跡として、平成5年に国の史跡に指定されています。これまでの発掘調査では、当時の安満ムラを囲む環濠や墓などとともに水田も見つかっていることから、2500年前の弥生時代前期、この地に稲作文化が伝わり、近畿地方でいち早くコメ作りが始まったことが分かっています。また、安満ムラは、弥生人たちが稲作だけでなく石器などの様々な道具類も生産していた地域の拠点集落であったことも明らかになっています。今回の企画展では、安満ムラの暮らしや文化について知っていただけるよう、「衣・食・住」の分野ごとに、パネルやレプリカ品などを展示。自由に触ってもらうことで、当時の暮らしを体感していただけます。「衣」のコーナーでは、当時着用していたとされる「貫頭衣」を試着することができます。サイズも子ども用と大人用の両方があり、記念撮影も可能。ほかにも、簪(かんざし)や匂玉といった装身具などのレプリカの展示もあります。「食」のコーナーでは、当時のコメ作りの様子や安満ムラの食生活を紹介するパネル展示、土器・石包丁・石斧・弓矢などのレプリカを展示。「住」のコーナーでは、竪穴住居での家族の暮らしを表現した模型や銅鐸のレプリカなどを展示します。さらに、トピックスコーナーでは、野外で土器を焼く「野焼き」と呼ばれる、当時の土器を焼き上げる方法を再現し、焼き上がった弥生土器約15点とその様子を紹介する写真を展示しています。弥生時代の暮らしを見て触れながら、楽しく知ることのできる企画展です。ぜひ、お越しください。

【イベント情報】

日時:8月16日(金曜日)10時から19時まで、17日(土曜日)10時から18時まで

場所:安満遺跡公園パークセンター(多目的室)

費用:無料

内容:「衣・食・住」の各コーナーに解説パネルやレプリカ品を展示、貫頭衣の試着体験、当時と同じ制作方法で作った土器を紹介するトピックスコーナー など

【安満遺跡公園へのアクセス】

住所:高槻市八丁畷町12番3号

JR「高槻駅」から徒歩13分

阪急「高槻市駅」から徒歩10分

【関連ホームページ】

安満遺跡公園ホームページ

https://www.seibu-la.co.jp/park/ama-sitepark/

【問い合わせ先】

安満遺跡公園パートナーズ

電話:072-648-4725

関連記事

ページ上部へ戻る