- 2024-9-18
- ホテル プレスニュース
森トラスト、環境へ一役: 16.4トンのプラスチック削減に成功
森トラスト・ホテルズ&リゾーツは、環境保護活動の一環として、2019年4月から全国のホテル施設で使い捨てプラスチック製品使用削減を目指すプロジェクトを開始し、2020年3月末までの1年間で16.4トンのプラスチック削減に成功したと発表しました。削減作業は従業員の意識改革とプラスチック製品の代替品導入を中心に進められ、特にアメニティ商品の個別包装の廃止とディスポーザブル商品の削減が大きく寄与しました。
この記事の要約
- 森トラスト・ホテルズ&リゾーツが全国のホテル施設でプラスチック製品使用削減に取り組み、1年間で16.4トンの削減に成功。
- 削減作業は従業員の意識改革と代替品導入、特にアメニティ商品の個別包装廃止、ディスポーザブル商品削減が寄与。
- 環境保護への社会的責任として今後も削減活動を続けると発表。
森トラスト・ホテルズ&リゾーツ株式会社(本社:東京都品川区 代表取締役社長:伊達 美和子)は、当社が運営するホテル18施設において、2023年9月1日から2024年8月31日までの期間で、宿泊施設で使用するアメニティのプラスチック使用量を合計16.4トン削減しました(※)。また、プラスチック使用量削減の取り組みを開始した2023年1月1日から2024年8月31日までに合計17.6トンの削減を達成しました。当社は今後も、脱炭素社会の実現、環境負荷低減のために、プラスチック使用量やCO2排出量の削減に向けた取り組みを通し、豊かな自然環境や観光資源の保全活動を推進してまいります。
2023年1月より段階的にプラスチック使用量を削減
当社は2023年1月より、一部の宿泊施設において、客室に設置していたヘアブラシ・歯ブラシといったアメニティをフロントで必要分のみお渡しする、無料アメニティスペースを設置するといった対応により、段階的にアメニティのプラスチック使用量を削減してまいりました。
2024年9月には、さらに取り組みを加速させる対応として、一部の宿泊施設において無料アメニティスペースを廃止し、木製や竹製、減プラスチック製品など環境に配慮した製品の販売へと切り替えました。
当社は、2024年度(2024年4月~2025年3月)に1年間で15トンのプラスチック削減を目標に掲げており、この目標を前倒しで達成する見込みです。
(※取り組み前のアメニティの重量と現プラスチック不使用もしくは削減したアメニティの重量とを実数比較し算出。)
<各アメニティにおける対応>
歯ブラシ、ヘアブラシ、くし |
プラスチック不使用(木製または竹製)の製品を販売、もしくは必要なお客様にのみ提供 |
カミソリ、シャワーキャップ |
減プラスチック製品を販売、もしくは必要なお客様にのみ提供 |
環境保全への意識変化が後押し
宿泊施設のアメニティのプラスチック削減「取り組むべき」は64.7%に
当社が実施した調査によると、「宿泊施設で使用するアメニティを持参したことがある」と回答した方は86.6%にのぼりました。
また、宿泊施設のアメニティにおけるプラスチック削減について、64.7%の方が「積極的に取り組むべき」「取り組んだ方が良いと思う」と回答しました。プラスチック削減に取り組む宿泊施設に対する評価に関しては62.3%の方が「とても好感が持てる」「好感が持てる」と回答するなど、宿泊施設のプラスチック使用量削減の取り組みに対する期待値が高いことが分かりました。
当社は今後も、お客様にご理解いただきながら、運営する宿泊施設のプラスチック使用量削減に積極的に取り組んでまいります。
(補足)アンケート調査概要
宿泊施設のプラスチック削減への取り組みに関するアンケート
調査時期: 2024年9月10日~9月11日
調査属性: 2023年1月以降に宿泊施設を利用したことがあると回答した日本全国20代~70代の男女
サンプル数: 826名
調査方法: WEBアンケート
本調査内容をご利用の場合は、出典元として「森トラスト・ホテルズ&リゾーツ、宿泊施設のプラスチック削減への取り組みに関する調査(2024年9月)」とご記載いただきますよう、お願いいたします。
Q.1宿泊施設で使用するアメニティを持参したことがありますか。
Q.2宿泊施設のアメニティのプラスチック削減について、ご自身のお考えをお聞かせください。
Q.3プラスチック削減に取り組む宿泊施設に対するご自身のお考えをお聞かせください。
森トラスト・ホテルズ&リゾーツが取り組むサステナビリティ活動について
当社が推進するサステナビリティ重点項目より、「脱炭素社会の実現に向けた取り組み」として、2023 年より、「東京マリオットホテル」、「ウェスティンホテル仙台」、「コートヤード・バイ・マリオット東京ステーション」の 3 ホテルにおいて再生エネルギーの導入を開始いたしました。
また、地域の魅力の保全・発信の一助となるよう「南紀白浜マリオットホテル」では、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録された「熊野古道」の修復・清掃活動、「イラフSUI ラグジュアリーコレクションホテル 沖縄宮古」での宮古諸島の観光資源であるマングローブ林をクルーズしながら、島の自然について学び環境保全につなげる宿泊プランの販売など、お客様と共に環境保全活動をおこなっています。
歴史的建造物を活用したホテルの運営にも注力しており、2023年8月開業の「紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル 奈良」は1922年建設の旧奈良県知事公舎をホテルとして保存・復原・活用、2024年冬に開業予定の「ホテルインディゴ長崎グラバーストリート」は、「旧グラバー住宅」「大浦天主堂」至近の国選定重要伝統的建物群保護地区の伝統的建造物に特定されている建造物を保存・復原・活用するなど、唯一無二の資源を後世に残すべく取り組んでおります。
森トラスト・ホテルズ&リゾーツ株式会社について
https://www.mt-hr.com/
森トラストグループのホテル&リゾート事業を担う中核企業として、1973年に日本初の法人会員制倶楽部「ラフォーレ倶楽部」を創業。2024年現在、「翠SUIホテル」、「マリオットホテル」や「コートヤード・バイ・マリオット」、「ラフォーレホテルズ&リゾーツ」など、23の自社・国際ブランドのホテル&リゾート施設運営を手掛けています。また、本格グリル料理を提供するレストラン「LAVAROCK」をはじめとするレストラン・カフェ運営事業のほか、貸会議室運営事業、観光インフォメーションセンター運営事業など、広範囲にわたるサービス事業を行っています。
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