- 2024-9-19
- 旅行 プレスニュース
●国内のプラモデル製造出荷額が80%以上の静岡市で初開催 ●高校生向け模型コンテスト「全国プラモデル選手権大会」エントリー受付開始
静岡市が誇る工芸品「駿河漆器」「駿河蒔絵」「駿河塗下駄」「駿河張下駄」の職人たちが直接展示、販売する「しずおか特産品まつり~秋の市~」を、9月28日(土)・29日(日)の2日間限定で、静岡市青葉シンボルロードにて開催します。
また、日本全国のプラモデル製造出荷額の80%以上を誇る静岡市で毎年12月に初開催される「全国プラモデル選手権大会」の応募受付も開始。今川・徳川時代から静岡に受け継がれた伝統工芸品や、最先端のプラモデルも盛り上がる静岡市をご紹介します。
徳川時代から受け継がれた伝統工芸品が購入できる「しずおか特産品まつり〜秋の市〜」
目次
江戸初期に駿府城や浅間神社等の建設のため、全国から名工が集められたことから様々な伝統工芸が花開き、多くの職人が静岡の地に育ったと言われています。
「しずおか特産品まつり~秋の市~」は職人たちが集う静岡市が誇る工芸品、「駿河漆器」「駿河蒔絵」「駿河塗下駄」「駿河張下駄」の職人が直接展示、販売するイベントです。毎年春と秋に2回開催しており、静岡市役所から常磐公園までの約500mを結ぶ憩いのストリート「青葉シンボルロード」(B1ブロック)に職人達が集結します。
生産者である職人と話せる貴重な機会、つくり手の想いや製作過程を聞くことが出来る数少ない体験ができます。
■ 「しずおか特産品まつり〜秋の市〜」詳細
【日時】9月28日(土)・29日(日)10:00 〜 16:00
【場所】静岡市青葉シンボルロード(B1 ブロック)
※小雨決行・荒天中止
◆受け継がれている静岡市の伝統工芸品
■駿河蒔絵(静岡特産品まつり~秋の市~出展品)
駿河蒔絵とは、漆で模様を描いて、漆の乾かないうちに金銀錫粉や色粉を蒔きつけ、文様を表したものです。駿河蒔絵の斬新なデザインと、駿河漆器の変わり塗りの多様さが相まって、静岡は特色ある漆器産地として知られています。
■駿河漆器(静岡特産品まつり~秋の市~出展品)
駿河漆器は、基本的な漆塗技術を応用させ、様々な材料や技法を使った漆器です。静岡は気温や湿度が漆塗りに適しており、高い技術を持った職人が多かったことから、駿河漆器の特徴である「変わり塗り」を可能にしました。デザインや触り心地にも、独特の美しさがあります。
静岡特産品まつり~秋の市~会場では、上記2つの他にも出展があります。
■井川メンパ
井川メンパとは、静岡市葵区の山間地「井川」で古くから作られてきたお弁当箱で、農作業に出かける村民のために開発されました。吸湿性が良いヒノキや、抗菌作用のある漆が材料に使われているため、夏は腐りにくく、冬は保温性が高く、お弁当とは思えないおいしさが味わえます。
■駿河竹千筋細工
静岡の竹千筋細工は、一人の職人がその技を駆使して、竹ひごを一本一本組み上げ作品を完成します。輪の部分のつなぎ方に“継手” という独自の技法を用いているため、輪とひごがハーモニーを奏でた優美な仕上がりとなっています
■駿河和染
江戸時代から受け継がれた技法と人間国宝故芹沢銈介氏の影響を受けた「駿河和染」は、藍色と白のコントラストがはっきりしていることが特徴です。静岡では、麻機、賎機、服織など布に関する地名が多く残っており、古くから織物が盛んな市であったことが伺えます。
この他にも受け継がれている伝統工芸品が多くあります。
プラモデル全国No.1シェアの「ホビーのまち静岡」の歴史
■プラモデルの歴史は徳川家康公の「駿府城築城」に繋がる
「プラモデル」のはじまりはその歴史をさかのぼると、徳川家康公が崇敬された静岡浅間 神社の修繕や、駿府城の築城、久能山東照宮の造営に際し、 日本各地から優秀な職人が集められた事につながります。職人たちは工事が終わった後も温暖で風光明媚で、当時栄えた駿府の地に残り、ひな人形や竹細工などの木工製品の制作に携わりました。
この技術が昭和に入り、木製の教育玩具や学習教材を生み出し、戦後の木製模型、プラスチック模型の発展に繋がりました。
■木製模型の時代から「静岡市プラモデル化計画」へ
現在、静岡市のプラモデル製造出荷額は全国No.1のシェアで、86%を占めています。静岡市は「プラモデル」を核とした「ホビー」とその根底にある「ものづくり」をまちのブランドイメージとして構築する「ホビーのまち静岡推進事業」を展開しています。事業の中で「静岡市プラモデル化計画」を打ち出し、街の中にあるものを「組み立て前」のパーツに分解してプラモデルの特徴であるランナーにはめ込んだ「プラモニュメント」を、
まち中に設置していく取組をはじめ、まち全体が一体となって取り組むプラモデルの魅力を活用したまちづくりを推進しています。
国内最大級の伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠宿」
歴史と未来を結ぶ場所 「駿府の工房 匠宿」は国内最大級の伝統工芸体験施設で体験だけでなく、カフェやギャラリーも併設する複合型施設です。
各工房(竹・染・木工・漆・陶芸・模型)には第一線で活躍する職人が工房長として在籍し、ものづくりの現場、工芸職人を育てる場にもなっています。また、今川・徳川時代から静岡に受け継がれ、今も大切に伝わるさまざまな工芸体験を、在中している匠(インストラクター)から教えてもらうことができます。
2023年には株式会社タミヤ監修の元、模型工房が新たにオープンし『はじめてのものづくり』の場を提供しています。2024年4月には建築家の隈研吾氏監修のスツール「タテヨコナナメ」を組み立てる木工特別体験がはじまり、子供から大人まで楽しめる、「育てる」スツールの制作体験ができます。(体験料金:22,000円、所要時間:2時間)カフェには工芸品を設え、職人の技が集結したケーキセットなどもご用意しておりコンテンツの充実した施設となっています。
■「駿府の工房 匠宿」詳細
【住所】 〒421-0103 静岡県静岡市駿河区丸子3240-1
【営業時間】10:00~19:00 ※月曜休館(月曜祝日は営業、翌平日休館)
国内のプラモデル製造出荷額が80%越えの静岡市で初開催!高校生向け模型コンテスト「全国プラモデル選手権大会」受付開始
高校生を対象とした模型制作作品の展示会およびコンテスト「全国プラモデル選手権大会 次世代模型フェスティバル in ホビーのまち静岡」の第1回大会が、12月7日(土)、8日(日)にツインメッセ静岡にて開催されます。
「全国プラモデル選手権大会」では、「模型」を活用した全国大会を通じて、日本全国のプラモデル製造出荷額の80%を超えるシェアを誇る静岡市がホビーのまちとして定着するとともに、地域産業の発展に努めることを目的としています。
エントリー部門は、制作人数を1~5名とする「課題テーマ部門」「ジオラマ部門」、組立模型キットを1名で制作する「単体部門」の3部門に分かれ、模型を通じて高校生の社会で活躍するための総合的な人間力を高めることも期待できます。
◆プラモデル出荷額全国No.1!「ホビーのまち静岡」とは
日本全国のプラモデル製造出荷額の80%を超えるシェアを誇る静岡市では街の魅力を全国にアピールするために「プラモデル」を柱としたシティプロモーション活動「ホビーのまち静岡推進事業」を行っています。
この活動のために静岡市内模型メーカーや静岡市の伝統工芸品を守り全国へ発信し続ける静岡特産工業協会、静岡商工会議所がタッグを組み「ホビー推進協議会静岡」を結成。様々なホビーを通して「ものづくり」への関心を高めるだけでなく、地域経済の活性化と地場産業の一層の発展に力を注いでいます。
◆「全国プラモデル選手権大会」開催概要
【名称】全国プラモデル選手権大会 次世代模型フェスティバル inホビーのまち静岡
【会期】2024年12月7日(土)10:00~17:00
【会期】2024年12月8日(日)10:00~14:00(予定)
【会場】ツインメッセ静岡 北館(静岡市駿河区曲金三丁目1番10号)
【参加費】無料(ただし、申込・参加のために必要となる費用は参加者負担。)
【部門】
(1)課題テーマ部門(2)ジオラマ部門(3)単体部門
※各部門詳細条件はHPの「開催要項」にてご確認ください。
【応募期間】9月30日(月)まで(応募があったものから順次一次審査)
その他詳細につきましては、下記HPよりご確認ください。
【本イベントに関する問い合わせ先】
全国プラモデル選手権大会実行委員会事務局(静岡市 経済局 商工部 産業振興課内)
TEL/(054)354-2188 E-MAIL/info@mokei-shizuoka
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