大徳寺 塔頭「真珠庵」の特別公開が、本日2024年9月20日(金)よりスタート

3年ぶりに、大河ドラマで話題の紫式部ゆかりの地が、期間限定で一般公開。また、初めて境内の一部で写真撮影が可能に!

方丈障壁画『楽園』| 漫画家 北見けんいち氏の作品

 「京都の伝統文化と世界を繋げる」を企業理念に、非公開寺院の特別公開やワンランク上の京都の文化体験を企画・運営する株式会社京都春秋(本社:京都市中京区、代表取締役:市川 豊)は、大河ドラマで話題の紫式部ゆかりの地である大徳寺塔頭「真珠庵」の3年ぶりとなる特別公開を、本日2024年9月20日(金)より開催いたします。また、今年から初めて境内の一部で写真撮影が可能になります。

 臨済宗大本山大徳寺の塔頭真珠庵は、とんちで有名な一休さん、一休宗純和尚を開祖として一休和尚が亡くなられた10年後の延徳3年(1491)に堺の豪商、尾和宗臨によって建てられました。大徳寺中興の祖である一休宗純ゆかりの寺院であることから、大徳寺において特別な位置を占めます。2018年、約400年ぶりに新調された方丈襖絵は『釣りバカ日誌』で有名な漫画家 北見けんいち氏、ゲーム「ファイナルファンタジー」のアートディレクターを務めた上国料勇氏をはじめとした現代の日本文化を象徴する分野で活躍する作家が描きました。また今回、17世紀の作品である『源氏物語図屏風』が初公開。真珠庵境内には紫式部の産湯として使用したと伝わる井戸が現存しており、紫式部ゆかりの地としても有名です。

特別公開情報

公開期間:2024年9月20日(金)〜12月8日(日)
休止日 :10月21日(月)、11月24日(日)〜26日(火)
拝観時間:9:30〜15:30(受付終了)
拝観料 :大人2,000円・高校生1,000円・小中学生500円(保護者同伴) 

特別公開 :
【重要文化財】本堂、現代作家が描く方丈襖絵
【重要文化財】書院 通僊院(つうせんいん)
【重要文化財】茶室 庭玉軒(ていぎょくけん) 

【史跡名勝】方丈東庭「七五三の庭」、通僊院庭園 

【特別展示】『源氏物語図屏風』

初公開!特別展示『源氏物語図屏風』

初公開『源氏物語図屏風』(左隻)
初公開『源氏物語図屏風』(右隻)

17世紀の作。樹木などに見られる筆触を生かした描法は狩野派的である一方、人物描写には土佐派的な要素も認められ、両者の画風を折衷したような町絵師特有の様式を見せます。

そのほか、特別公開区域の一例

書院「通僊院」、茶室「庭玉軒」

書院「通僊院」と茶室「庭玉軒」

1638年に正親町天皇の女御の化粧殿(けわいどの)を移築したもので、通僊院と称せられています。戦国時代の医師、御典医の半井瑞策が拝領し、真珠庵に寄進したものです。

方丈東庭

村田珠光「七五三の庭」

国の名勝および史跡に指定されている方丈東庭は、通称「七五三の庭」と呼ばれます。一休宗純に参禅した侘び茶の祖、村田珠光の作庭と伝わります。

6名のクリエイターが手掛けた方丈襖絵

2018年に約400年ぶりに方丈に新調された襖絵は4年ぶりの公開になります。コンセプトは一休さんゆかりの寺院ということから「なんでもあり」。長寿漫画「釣りバカ日誌」で知られる漫画家 北見けんいち氏、アニメ監督の山賀博之氏、ファイナルファンタジーシリーズの数々でアートディレクターとして活躍した上国料勇氏など、全6名のクリエーターらが作品を手がけました。

北見 けんいち 『楽園』
上国料 勇『Purus Terrae 浄土』
山賀 博之『かろうじて生きている』
濱地 創宗『寒山拾得』
山口 和也『空花』
伊野 孝行『オトナの一休さん』

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