スーパーホテル、年間30万枚の紙発注書を削減「BtoBプラットフォーム 受発注」を導入

スーパーホテルがBtoBプラットフォームの導入で紙使用量を大幅削減

スーパーホテルがビジネス間取引(BtoB)プラットフォームの導入により、年間30万枚の紙利用を削減したと発表しました。このプラットフォームは、受発注業務をデジタル化することで紙の使用を大幅に抑制します。また、プラットフォームを介した受発注により、業務効率化と情報共有の速度が大幅に向上しました。これは環境保護とコスト削減を両立する重要な戦略であり、他のホテルも参考にすべき施策となりそうです。

この記事の要約

  • スーパーホテルはBtoBプラットフォームを導入し、年間30万枚の紙発注書を削減した。
  • このプラットフォームでは受発注業務がデジタル化され、業務効率化と情報共有の速度が大幅に向上。
  • この戦略は環境保護とコスト削減を両立し、他のホテル業界への示唆となる。

デジタルの力であらゆる業務を効率化する株式会社インフォマート(本社:東京都港区 代表取締役社長:中島 健、以下「当社」)は、当社が提供する「BtoBプラットフォーム 受発注」が、株式会社スーパーホテル(本社:大阪府大阪市西区 代表取締役社長:山本 健策、以下「スーパーホテル」)に導入されたことをお知らせします。

(取材協力)

サービス管理部 係長様

■ スーパーホテルより伺った導入理由・効果等

「BtoBプラットフォーム 受発注」導入前の課題

スーパーホテルでは、「お客様に元気な1日をスタートしていただきたい」という思いから、オーガニック野菜を使ったサラダや、健康を意識したオリジナルドレッシングなど、お客様の健康を考えた朝食を提供しています。

こだわりの朝食食材のうち、メインとなる食材以外の大半は決まった食品卸業者から仕入れており、紙を使って発注していました。また、ホテルで使用する備品なども紙の発注書を使用してFAXで送っていました。食材の発注に関していえば、全国に172ある店舗がほぼ毎日、5社以上の発注先に紙で注文をしていたので、計算すると年間30万枚以上の紙の発注書を使っていたことになります。

スーパーホテルはブランドコンセプトに「Natural, Organic, Smart」を掲げ、地球環境と人の健康に配慮したホテルを目指すエコ・ファースト企業です。そのため、こうした大量の紙を消費する発注業務には長らく課題感を持っていたのですが、抜本的な解決策が見つけられずにいました。

導入の決め手

以前は、委託先企業を通して「BtoBプラットフォーム 受発注」で取引先へ発注を行っていました。ところが2021年の春頃、運営元の事情で急に使えなくなってしまい、朝食食材の発注ができなくなるという、いわば緊急事態に対応しなければなりませんでした。

それならば、この機会に自社で「BtoBプラットフォーム 受発注」を導入して、直接システムから発注できるようにしようと決め、導入に至りました。

また、エコ・ファースト企業として、この機会にさらなる紙の削減に取り組むという考えのもと、備品関係の一部の発注も「BtoBプラットフォーム 受発注」で行うことにしました。加えて経理部でも、毎月700枚にものぼる請求書が届いていたこともあり、それらもまとめて紙の削減につなげたいという考えがありました。

導入効果

① 発注全体の約7割のデジタル化に成功

朝食食材の発注については、システム導入により、紙の発注書を1枚1枚書いてFAXで送るという作業をしなくてもよくなったので業務効率化につながりました。備品の発注についても、すでに取引先が「BtoBプラットフォーム 受発注」を導入しているケースが多く、スムーズに切り替えができました。現在、食材と備品合わせて、発注全体の約7割のデジタル化に成功しています。

さらに、毎月700枚にものぼる紙の請求書が届いていたことが課題の1つとなっていた経理部では、紙の請求書の処理と保管が不要になり、業務の効率化につながりました。

② “見える化”で本部側が各店舗の発注内容を一元管理可能に

本部としては各店舗の発注状況を細かく追えるようになったという点でも大きな効果がありました。以前は食材や備品の発注は店舗ごとにバラバラに行っていたので、本部側が発注内容を知るには店舗に確認をしなければなりませんでした。

「BtoBプラットフォーム 受発注」導入後は食材の種類、量、発注頻度といったデータが一元管理できるので、店舗ごとの発注内容の分析がしやすくなっています。

また、本部側で商品と取引先を紐づけているので、店舗ではその中から選んで簡単に発注できるようになりました。これにより、店舗側では似たような商品でもより安い商品が選べますし、本部側では原価管理がしやすくなり、双方で発注内容を把握する大きなメリットを感じています。

今後の展望

お客様には、スーパーホテルに泊まったからこそ、「Natural, Organic, Smart」というコンセプトを感じていただき、環境や健康に対してより一層意識を高めていただくことがスーパーホテルの使命だと思っています。スーパーホテルが注力する朝食もまさしく、そうしたコンセプトを感じていただくためのサービスですから、より良い朝食を提供していきたいです。

(事例インタビュー全文の資料ダウンロードはこちら:https://www.infomart.co.jp/case/0293.asp

■ サービス概要

「BtoBプラットフォーム 受発注」は、外食・給食・ホテル等と、その取引先である卸・メーカーとの間の受発注・請求業務が行えるクラウドサービスです。

日々の受発注から請求処理までをデジタル化し、計数管理を一元化。双方の業務効率化、時間短縮、コスト削減、生産性向上が実現します。(2024年9月現在で4万社以上が利用しています。)

URL:https://www.infomart.co.jp/asp/index.asp

■ 会社概要

【スーパーホテル】

 会社名:株式会社スーパーホテル

 代表者:代表取締役社長 山本 健策

 本社所在地:大阪府大阪市西区西本町1-7-7

 設立:1989年12月20日 

 資本金:6,750万円

 事業内容:ホテルチェーンの展開、土地有効活用のコンサルティング

 従業員数:199名(2024年3月末現在) 

 URL:https://www.superhotel.co.jp/

【インフォマート】

 会社名:株式会社インフォマート(東証プライム市場:2492)

 代表者:代表取締役社長 中島 健

 本社所在地:東京都港区海岸1-2-3 汐留芝離宮ビルディング13階

 設立:1998年2月13日 

 資本金:32億1,251万円

 事業内容:BtoB(企業間電子商取引)プラットフォームの運営 

 従業員数:812名(2024年6月末現在) 

 URL:https://corp.infomart.co.jp/

関連記事

ページ上部へ戻る