- 2024-9-26
- ホテル プレスニュース
CAN EATとTAIANがブライダル業界向けの連携開始を発表
目次
CAN EATが展開する「アレルギーヒアリングシステム」が、TAIANが提供するブライダル向けのサービス「Oiwaii」と「Concept Marry」に対応した事を発表。これにより、ブライダル事業者はより安全におもてなしを行うことが可能になる。特に食物アレルギーを持つゲストへの配慮が求められるブライダル業界にとって、CAN EATのシステムは大きな助けとなる。今後はより多くのブライダル事業者が連携を検討し始めている。
この記事の要約
- CAN EATとTAIANがブライダル業界向けのサービス提供で連携を開始。
- 「アレルギーヒアリングシステム」の導入により食物アレルギーを持つゲストに配慮したおもてなしが可能に。
- 多くのブライダル事業者が今後同様の連携を検討し始めている。
株式会社CAN EAT(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:田ヶ原絵里、以下「CAN EAT」)は、婚礼や宴会、修学旅行のゲストにQRコードを配布するだけで正確なアレルギー情報を直接把握できる「アレルギーヒアリングシステム」において、株式会社TAIAN(本社:東京都新宿区、代表取締役:村田 磨理子、以下「TAIAN」)が開発するAll in One婚礼システム「Oiwaii(オイワイー)」およびWeb招待状・席次表「Concept Marry(コンセプトマリー)」と連携しました。
■システム連携の背景
食物アレルギーや妊娠・授乳、ベジタリアン・ヴィーガン、宗教上の理由、持病などの理由で何らかの「食べられないもの」がある人の割合は、世界人口の約3分の1にものぼるといわれています。なかでも食物アレルギーがある人は多く、2022年度に日本国内で行われたアレルギー疾患に関する研究では、食物アレルギーの有病率が16.4%という結果が公表されました*1。食の多様化を背景としてアレルギーの種類も多様化しており、2024年3月には加工品のアレルギー表示が推奨される「特定原材料に準ずるもの」に「マカダミアナッツ」が追加されるなど、食の安全に関する法制度もめまぐるしく変化しています。
結婚式場やホテル、レストランで行われる披露宴においても、ゲストから事前に申告される食物アレルギーの件数は増加傾向にあり、その種類も増加・複雑化しています。ブライダル事業者は、最新の法制度をキャッチアップしたうえで、ゲストが食べられない食材について正確に把握し、代替メニューを検討し、必要に応じて調理器具を分けて調理をし、間違いのないように配膳する必要があります。特に、カップルを介して行う食事制限に関するヒアリングでは、食べられない食材の名前はもちろん「食べられる状態」といった詳細な情報を得るために何往復ものやりとりを行う必要があり、その業務負担の重さに加え、聞き間違いや把握漏れによるアレルギー事故のリスクが大きな課題となっていました。
これらの課題を解決し、披露宴の大切なおもてなしのひとつであるこだわりの料理を「すべての人においしく・楽しく・健康的に」味わっていただくため、CAN EATはゲストにQRコードを配布するだけで正確で詳細なアレルギー情報をスムーズに把握できる「アレルギーヒアリングシステム」を提供しています。この度、ブライダル業界に特化したサービスやソフトウェアを提供するTAIANのAll in One婚礼システム「Oiwaii」およびWeb招待状・席次表「Concept Marry」と連携することにより、Web招待状を介して食事制限に関する情報を取得し、婚礼宴会システムで作成する配席表に自動で転記できるようになりました。
※1『令和4年度 アレルギー疾患の多様性、生活実態を把握するための疫学研究』研究者代表 足立雄一の調査資料によれば、「(全年齢を合わせた既往を含む)有病率16.4%」
https://mhlw-grants.niph.go.jp/project/163448
■システム連携によりできること
1.Concept Marryの管理画面で食事制限情報の回答用URLを自動発行
システム連携を行うと、通常はアレルギーヒアリングシステムの管理画面で発行する食事制限情報の回答用URLをConcept Marryの管理画面で発行できます。操作が一画面で完結するため、システム間を行き来する手間を削減できます。
2.専門家監修のヒアリング項目でアレルギーのレベルを正しく把握
アレルギーヒアリングシステムでは、過去蓄積データや事故事例から独自の回答ガイドをご用意。食材提供の可否だけでなく、アレルギーや妊娠中などの提供不可理由、調理方法による食材提供の可否、アレルゲンとして交差性のある食材提供の可否といった詳細な情報を確認できます。
3.アレルギーヒアリングシステムで取得したアレルギー情報をOiwaiiに自動連携
Oiwaiiからイベント・担当情報を入力すると、Web招待状を介してアレルギーヒアリングシステムに登録されたゲストのアレルギー情報がOiwaiiへ取り込まれます。
4.Oiwaiiで作成する配席表へアレルギー情報を反映
Oiwaiiで作成する配席表(バンケット概要図)にゲストごとのアレルギー情報が自動で反映されるため、別途データをインポートする必要がありません。ゲストデータには、アレルギー情報以外にも役割や料理メニュー、引出物、特記事項などが紐づいているため、すぐに印刷して確認いただけます。
5.関連アレルゲンのサジェスト機能や付帯保険などリスク管理も万全
アレルギーヒアリングシステムでは、万が一の時に備えた保険を附帯しているため、ブライダル事業者のリスク管理にも役立ちます。また申請された食材がメニュー内に含まれているのかを確認できる「アレルギー管理サービス」などの検索システムや、アレルギー対応に関する定期研修などもご用意しています。
※本連携を行うためには、株式会社CAN EAT「アレルギーヒアリングシステム」、株式会社TAIAN「Oiwaii Produce」および「Concept Marry」それぞれのプラン契約が必要です。
※「アレルギー管理サービス」をご利用の場合は、別途オプション契約が必要です。
■各社コメント
株式会社CAN EAT代表取締役CEO・田ヶ原コメント
食物アレルギーがある人は、今や左利きの倍近くいると言われています。結婚式を行うZ世代以降は、クラスに一人以上アレルギーがある子がいる状態で、給食など一緒に食事をする日常を経験してきています。
そのような価値観を持つ世代から見て、ハレの日のお食事の安全配慮は「当たり前」になる一方で、アレルギーやご懐妊などの事情によるお食事制限申請の多さによって式場側の負担が重くなっていることも事実です。
お食事制限対応は、「正確な情報把握・ゲストとの合意・情報を手動で転記しないこと」です。今回のTAIAN様とのシステム連携により、このうち「転記しないこと」についての機能がより強化されていきます。お食事制限に関する情報を転記しないことは、ミスを防止することに加え、現場の業務負荷を大幅に下げることにつながります。増加・複雑化傾向にある食の多様性への対応に向けて、ぜひ弊社の専門性とTAIAN社様の技術力をご活用いただければ幸いです。
株式会社TAIAN 代表取締役 村田 磨理子氏 コメント
この度、株式会社CAN EATの田ヶ原様とご縁をいただき、カップル・ゲスト・ブライダル事業者それぞれの皆さまが素敵な結婚式を迎えるための仕組みをアップデートすることができました。
結婚式場選びのポイントとして“料理”を挙げるカップルも多く、ブライダル事業者様も料理へのこだわりや美味しさをPRされる機会が多いのではないでしょうか。
同時に、さまざまな理由から食事制限を持つ方は年々増加しており、こうしたご事情のある方へ最大限の配慮と安全を提供することは、飲食を伴う事業者としての義務となっています。時に命に関わることもあるからこそ、間違えることは許されない領域として、何重にもわたる確認作業や式場内での連携が必要となります。
その前提がある中で、CAN EAT様は食材に関して専門的な知識・知見をお持ちであり、その英知が結集された素晴らしいプロダクトをお持ちになっています。今回の「アレルギーヒアリングシステム」との連携は、関わる皆さまへのあんしんと安全をお届けする助けとなると考えています。
結婚式が人生に彩りを与える大切な想い出となるように、ブライダル事業者様にはぜひ両社のシステムを有効活用いただきたいと思います。
■アレルギーヒアリングシステムについて
婚礼や宴会、修学旅行のゲストにQRコードを配布するだけで、正確なアレルギー情報を直接把握できるWebサービスです。ゲストとスタッフ間のコミュニケーションを円滑化し、アレルギー事故のリスクを低減します。八芳園をはじめとするホテル・レストランの婚礼や宴会、修学旅行などさまざまなシーンでご活用いただき、2024年7月には本システムの利用ユーザー数が延べ60万人を突破しました。
<特長>
・アレルギーがあるご本人の回答を一括でとりまとめ。打ち合わせや事前準備がスムーズに進み、プランナーの負担を軽減できる。
・「ももアレルギーの方に、他のバラ科や大豆などのアレルギーはあるか」といったアレルゲンの交差抗原性に関する確認も可能
・詳しいアレルギー情報を一覧にしてプリントアウト。プランナー・キッチン間のコミュニケーションの効率化とミスの防止に役立つ。
・既存の配席表システムやWeb招待状サービスと連携。アレルギー情報が自動でバンケット指示書(配席表)に連携されることで転記ミスを防ぐ。
・ゲストの出欠情報も同時に登録できる機能や、修学旅行など教育旅行で児童生徒の詳細なアレルギー情報とクラス・番号を紐づける「クラス・番号入力プラン」など、便利な機能を続々搭載。
・サービス利用時においてアレルギー事故が発生した場合に治療費や見舞金を補償する保険が附帯。安心して使える。
・多言語対応済。海外のゲストも簡単にアレルギー情報を登録できる。
サービス紹介ページ:https://biz.caneat.jp/allergyhearing/
導入事例一覧:https://biz.caneat.jp/category/allergyhearing/
お問い合わせフォーム:https://biz.caneat.jp/allergyhearing/contact/
■All in One婚礼システム「Oiwaii」について
「Oiwaii」は、ブライダル業界に特化したクラウド型婚礼宴会システムです。ブライダルフェアへの申込みや広告経由での申込み、ご来場からご成約に至るまでの顧客情報、メニュー・オプションの見積り作成および受発注、挙式披露宴終了後の継続的な関係性構築に至るまでを一元管理することができます。
また、カップルが結婚式のイメージに合わせて招待状や席次表を作成し、ゲスト情報をOiwaiiへ反映することができる「Concept Marry(コンセプトマリー)」も提供しています。
■Web招待状・席次表「Concept Marry」について
「Concept Marry」はWeb招待状とWeb席次表が連動した業界初のサービスです。ゲスト・カップル・ブライダル事業者それぞれの利用しやすさを目指し、式場ごとの特長にあわせたカスタマイズ対応や列席人数の柔軟な変更・反映などの機能を取り揃えております。
現在では約200件の事業者でご利用いただいており、お客様の声を元に随時アップデートしています。今後も、Web招待状の活用によるブライダル事業者の業務負担軽減を実現してまいります。
https://concept-marry.taian-inc.com/
■株式会社CAN EATについて
「すべての人の食事をおいしく・楽しく・健康的にする」をミッションに、食べられないものがある人の外食を救うサービス「CAN EAT」はじめ、食物アレルギー当事者やアレルギー対応に取り組む外食事業者を支援するサービスの開発・運営を行っています。
会社名:株式会社CAN EAT(英語名:CAN EAT Inc.)
代表者:代表取締役社長 田ヶ原絵里
本社所在地:東京都新宿区天神町7番地11 No.14
設立:2019年4月1日
アレルギーヒアリングシステム:https://biz.caneat.jp/allergyhearing/
アレルギー管理サービス:https://biz.caneat.jp/allergenlist/
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