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北海道奈井江町では、「まちじゅう音楽」を合言葉に、いつでもどこでも誰でも、気軽に音楽に触れられるような、まちづくりに取り組んでいます。

奈井江町のまちづくり会社「一般社団法人ないえ共奏ネットワーク」が運営する施設として、音楽をテーマにしたゲストハウス「泊まれる音楽室」が、11月１日に誕生します。

ジャズやロックなどの音楽ジャンルをテーマにした客室を４室備えるほか、施設内には防音室を設置しており、楽器や歌の練習などに使用することができます。リビングでは、レコードなどを自由に聴きながら、会話を楽しんでいただけるほか、音楽イベントや交流会などを開催することもあります。

ここを訪れるさまざまな人たちが交流し、奈井江町に親しんでいただけるきっかけの場になることを目指しています。

ゲストハウス「泊まれる音楽室」 ５つのポイント

①まちじゅう音楽の新たな拠点として、音楽を通した交流が生まれる

奈井江町では、「まちじゅう音楽」を合言葉に、いつでもどこでも誰もが音楽を楽しむことができる、まちづくりに取り組んでいます。そのような「まちじゅう音楽」を実現するための新たな拠点として、さまざまなかたちで音楽に触れ、交流が生まれる場になります。そして今後は駅前の奈井江町文化ホール（コンチェルトホール）との連携プランなども検討するなど、可能性をひろげていきます。

②音楽と向き合い、深める

楽器や歌の練習が可能な防音室を設置し、施設名のとおり、旅の途中に、宿泊をしながら、音楽と向き合うことができます。

また、リビングには、オーディオプレーヤーやレコードなどを設置し、自由に聴くことができるほか、小規模ながら音楽イベント等も開催します。音楽ジャンルをテーマに設定した客室を４室備え、泊まりながら音楽に触れられ、新たなセッションや会話が生まれます。

③奈井江のファンをつくる

奈井江町の魅力を知って、継続的なファンになってもらえるよう、町内マップや、まちじゅう音楽の取り組みについての各案内を設置するほか、ないえ共奏ネットワークが窓口となり、町の案内や交流の場づくりなどを積極的に行います。

④しごとコンビニとの連携

「しごとコンビニ」は、年齢や時間などの条件によって働く機会が限られていた人が、短時間の仕事で報酬を得られる、官民連携で行う“業務委託型”の仕事をつなぐ仕組みで、奈井江町（ないえ共奏ネットワーク）でも2023年から導入しています。このゲストハウスの清掃を中心とした業務を、しごとコンビニ事業を通して行うという仕組みも、特長の１つです。

⑤施設運営のDX化にチャレンジ

本ゲストハウスは、施設に管理人が不在の無人運営のかたちをとっていることから、予約時の事前決済や、スマートロック（暗証番号形式の鍵システム）、セルフチェックイン（宿泊者のスマートフォンでチェックイン可能なシステム）を導入し、利用者の利便性を高めるだけでなく、運営側の人手の削減などにつなげるための、DX化にも取り組んでいます。

【施設概要】

施設名	ゲストハウス「泊まれる音楽室」
施設の所在地	〒079-0300 北海道空知郡奈井江町字奈井江１０-３２
住宅宿泊事業者	一般社団法人ないえ共奏ネットワーク （北海道空知郡奈井江町字奈井江12-24 奈井江町役場分庁舎）
住宅宿泊管理業者	同上
営業方法	住宅宿泊事業法（民泊新法）での営業
管理・運営方法	無人運営（家主不在型）
客室数	全４室（洋室×３、和室×１）
宿泊可能人数	最大１０名
その他	・食事の提供は無し（キッチンで宿泊者が料理をすることが可能） ・トイレ、浴室、キッチンが共同

【客室／その他設備】

洋室３室、和室１室の計４室ある客室には、音楽ジャンルにあわせたレコードジャケットを飾り、各ジャンルに関連したワードを部屋名に付けています。何度も訪れたくなる楽しみにもつながります。

<客室>

Room1：Swing（スウィング）

ジャズをテーマにしたお部屋です。

Room2：Nostalgic（ノスタルジック）

昭和歌謡をテーマにしたお部屋です。

Room3：Adagio（アダージョ）

クラシック音楽をテーマにしたお部屋です。

Room4：EightBeat（エイトビート）

ロックをテーマにしたお部屋です。

■一棟（全室）利用プラン

基本料金：1泊35,000円（人数にかかわらず／最大10名まで）

基本料金表

部屋名	1名	2名	3名	4名
Swing	6,500円	12,000円	–	–
Nostalgic	6,500円	12,000円	15,000円	18,000円
Adagio	6,500円	12,000円	–	–
EightBeat	6,000円	11,000円	–	–

＊宿泊料金は、シーズンなどによって変動する場合がありますので、詳細は予約サイトでご確認ください。

<共有スペース>

防音室：Sound Box（サウンドボックス）

本施設の特長の一つである防音室として、ヤマハの「セフィーネNS」2.5畳サイズを設置しています。

楽器や歌などの音楽練習、朗読や演劇などの台詞練習など、幅広くお使いいただけます。

宿泊の方は、事前予約なし・無料でご利用可能です。

防音室のみ（日帰り）利用の方は、平日の宿泊利用のない日にご案内可能です。

詳細は、ないえ共奏ネットワークまで。

リビング　

共有スペースであるリビングには、オーディオプレーヤーを設置しており、レコードなどで音楽を聴きながら、食事やおしゃべりなどを楽しむことが出来ます。

また、ミニライブや、音楽に関連したイベント・交流会などを開催することもあります。

キッチン

簡単な調理道具、食器類をご用意していますので、ご自身で料理をお楽しみいただけます。

【基本情報】

<公式サイト＞

公式WEBサイト

https://tomareru-ongakushitsu.net

公式予約サイト

https://tabichat.jp/engine/hotels/naie

<一般の問合せ先>

一般社団法人ないえ共奏ネットワーク

TEL.0125-35-9103（平日9～17時）

北海道奈井江町とは

北海道空知地方の中心部（札幌と旭川のほぼ中間地点）に位置する、人口約5,000人の町です。国道12号線（総延長156.8㎞の北海道の大動脈と言える道路）が、ずどーんと、町の中央を南北に縦貫し、美唄市から奈井江町を通り滝川市までの29.2㎞が、日本一の直線道路となっています。そのちょうど中間地点に位置するのが奈井江町です。人口減少や少子高齢化が進む中でも、誰もが生きがいや役割をもって、生き生きと活躍できる「生涯活躍のまち」を実現すべく、さまざまな課題解決に取り組んでいます。

町のキャッチフレーズは、「ずどーん」

「ずどーん」は、日本一の直線道路のまち奈井江町に由来しながら、広がる田園風景、雄大な山並み、大らかな奈井江町の気質、この町が有する有形無形のさまざまな資源が共鳴するパワーを表現しています。前ページでご紹介したように、さまざまな使い方が町内外に広がっています。単に役場の職員の名刺や封筒の肩におさまったりするだけのものではなく、町民や事業所、団体それぞれのアイデア次第で、さまざまな場面で使っていくことでコミュニケーションが生まれ、奈井江町が他のまちとは違う独自の見え方になっていくことを目指しています。